著者名: | 渡辺逸郎 著 |
ISBN: | 978-4-425-71371-4 |
発行年月日: | 2006/12/18 |
サイズ/頁数: | B5判 172頁 |
在庫状況: | 品切れ |
価格 | ¥3,740円(税込) |
今から40年ほど前、初めて海上コンテナ輸送が開始されたときは、海運に一大変革をもたらすものとして、驚きと期待をもって迎えられたことを記憶している方も少なくないでしょう。今日ではこの輸送システムはすっかり定着し、コンテナ船も初期の数百個積みから今や1万個積みにまで大型化してきています。ここに至るまでにはさまざまな輸送方式の船が登場しましたが、主流はほぼ一貫してセル構造のフルコンテナ船でした。
本書は、このコンテナ専用船に的を絞って、発展の系譜をたどったものです。
コンテナ輸送開始の頃からしばらくの間は関連書籍も数多く出版されましたが、最近では一般書、専門書ともすっかり発行点数が少なくなりました。こうした状況のなかで生まれた本書は、意外なことに内外を通じて「コンテナ船そのもの」を取り上げた初めての書だといいます。
著者は、コンテナ船時代の幕開けから一貫してコンテナ船や関連機器の開発に取り組んできた技術者。40年以上にわたって集めてきたという図版と写真が豊富に掲載されており、見ていくと船型の移り変わりやそれぞれの特徴、各運航会社の興亡、運航航路のことなどがよくわかります。関係者だけでなく、船に関心を持つ人ならぜひ手元に置いておきたい1冊ではないでしょうか。
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