宇高連絡船78年の歩み


978-4-425-92331-1
著者名:萩原幹生 編著
ISBN:978-4-425-92331-1
発行年月日:2000/4/28
サイズ/頁数:A5判 374頁
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瀬戸大橋開通により、その歴史に幕を下ろした“海を航く鉄道宇高連絡船の生涯を(元)船長が緻密な調査と豊富な資料・写真の下に編集執筆。

【目次】
第1章 旅客輸送
 1.はじめに
 2.明治以前
 3.明治時代
 4.岡山〜高松間四国連絡航路時代
 5.鉄道の国有化
 6.宇高航路の開設
 7.臨時運行のはじまり
 8.貨車航送はじまる
 9.中型船時代へ(山陽丸から日華事変まで)
 10.戦時航送と輸送統制
 11.終戦後の混乱
 12.大型化する貨車航送船
 13.東海道新幹線の開業
 14.新造船時代の到来
 15.瀬戸大橋時代へ
 16.国鉄の分割・民営化

第2章 貨物輸送
 1.はしけ’ばら積み時代
 2.貨車航送時代
 3.渡艀から自航船へ
 4.大型船時代

第3章 宇高航路の変遷
 1.小型船時代
  (1)常用航路
  (2)変則航路
 2.紫雲丸型船時代
  (1)就航当時の航路
  (2)上下便航路の分離
 3.伊予丸型船時代
 4.高松港の出入航分離
 5.停船勧告制度発足
 6.ホーバークラフト基準航路

第4章 桟橋設備
 1.高松桟橋
  (1)岸壁
  (2)乗船橋
 2.宇野桟橋
  (1)岸壁
  (2)乗船橋
 3.可動橋(高松,宇野)
  (1)沿革
  (2)車両積み卸し作業(伊予丸型船時代)

第5章 港湾
 1.高松港
   自然的状況
   (1)位置と地勢
   (2)海底地質
   (3)潮位
   (4)潮流
   沿革
 2.宇野港
   自然的状況
   (1)位置と地勢
  (2)海底地質
  (3)潮位
  (4)潮流
 3.近年の港湾整備
  (1)三九会の結成
  (2)基準航路の制定
  (3)航路標識の整備
  (4)高松港の拡張
  (5)信号所設置

第6章 連絡船(抜粋)
 1.玉藻丸
 2.水島丸
 3.山陽丸
 4.第一宇高丸
 5.関門丸型船
 6.紫雲丸(のち瀬戸丸)
 7.第三宇高丸
 8.讃岐丸(のち第一讃岐丸)
 9.伊予丸

第7章 ホーバークラフト
 1.ホーバークラフト就航までのいきさつ
 2.運行所用時間について
 3.最適航路について
  (1)基準航路
  (2)中航路
  (3)東航路
 4.操縦性能について
  (1)危急停止
  (2)旋回テスト
 5.その他の計画
  (1)騒音について
  (2)乗下艇所要時間
  (3)スリップウェイ上の性能
  <第一陣訓練生からの便り>
 6.操船方法と事故防止対策(委託研究)
  (1)研究の目的
  (2)研究の内容
  (3)おもな研究の概要
 7.ホーバークラフト運行・整備審議会
  (1)設置の目的
  (2)審議会の名称及び審議事項
  (3)審議会の委員名
  (4)審議会答申事項

第8章 補助汽船
 1.沿革
  (1)引き船時代
  (2)貨車渡艀曳航
  (3)補助作業の開始
  (4)補助汽船‘たまも丸’について
 2.作業
  (1)連絡船離着岸補助作業
  (2)通船
  (3)救難
  (4)連絡船誘導
  (5)航路調査と清掃
 3. 自動艇

第9章 気象・海象
 1.高松・宇野付近の傾向
   気象、気温、気圧、湿度、晴、曇、降水、雨、風、霧、台風、風浪
 2.気象観測
  (1)気象通報の受領及び伝達
 3.気象による連絡船の運行中止条件
  (1)強風
  (2)濃霧

第10章 宇高海域の潮汐
 1.備讃瀬戸潮流の概要
 2.宇高上り航路
  (1)西流
  (2)東流
 3.宇高下り航路
  (1)西流
  (2)東流

第11章 海難(海難審判にかかった主な事件)
 1.南海丸沈没
 2.第二宇高丸乗り揚げ
 3.紫雲丸沈没(1回目)
 4.紫雲丸衝突
 5.第二宇高丸衝突
 6.鷲羽丸衝突
 7.紫雲丸沈没(2回目)
 8.第三宇高丸衝突(1回目)
 9.鷲羽丸、他船衝突の巻き添え
 10.第三宇高丸衝突(2回目)
 11.瀬戸丸(元紫雲丸)衝突
 12.第三宇高丸衝突(3回目)
 13.阿波丸機関損傷
 14.ホーバークラフト係船索接触
 15.ホーバークラフト衝撃

第12章 安全に関する通達類
 1.衝突事故防止関連
 2.霧中事故防止関係
 3.火災事故防止関係
 4.台風関係
 5.ホーバークラフト事故関係
 6.不法奪取防止関係、その他

第13章 連絡船雑話
 1.「鷲羽丸」船名板を永久保存
 2.女木島灯台
 3.ガス検知装置
 4.粉砕式し尿処理装置
 5.桟橋にテレビカメラ
 6.旅客の流動調査
 7.投身者救助
 8.船員の出身地調査
 9.気象に関する俚諺
 10.可変ピッチプロペラ
 11.スターボード,ボート
 12.吹奏楽団
 13.トン数
 14.船舶の専門用語

第14章 瀬戸大橋と宇高連絡船
 瀬戸大橋の計画から完成まで
 宇高連絡船年表(明治36年〜昭和63年4月)

附表
 1 宇高航路旅客及び車両輸送実績(昭和27年度以降)
 2 宇高航路経由の主要品目別輸送トン数(昭和45年度以降、上り、下り)
 3 宇高航路手小荷物,郵便物輸送個数(昭和21年度以降)
 4 ホーバークラフト運航及び輸送実績
 5 海難審判にかかった事件(明治以降)
 6 船舶事故等件数表(明治31年以降)
 7 宇高連絡船運用及び輸送力(昭和31年度以降)
 8 船型別運搬および欠航回数(昭和21年度以降)
 9-1 職名別人員表(陸上機関、明治43〜昭和34年度)
 9-2 職名別人員表(陸上機関、昭和41〜62年度)
 10-1 職名別人員表(連絡船、明治43〜昭和43年度)
 10-2 職名別人員表(連絡船、明治44〜62年度)
 10-3 連絡船の指揮命令系統図(昭和60年現在)
 10-4 海技免状別人員表(昭和60年現在)
 11 宇高航路関係船舶就航期間
 12 連絡船・補助汽船一覧表
 13 伊予丸型客貨船の要目
 14 宇高連絡船最後のメンバー

あとがき


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カテゴリー:鉄道 
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