羽田・日本を担う拠点空港−航空交通と都道府県−


978-4-425-86141-5
著者名:酒井正子 著
ISBN:978-4-425-86141-5
発行年月日:2005/6/28
サイズ/頁数:A5判 208頁
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国内航空の現状を、旅客利便性向上の観点から多頻度運航・ダウンサイジングをキーワードに独自の分析で展望、今後の課題と解決策を提唱する。

【目次】
第1章 わが国の航空輸送市場と世界の航空の動向
 1.航空は平和と繁栄が大前提
 2.国内航空路線の構造
  2.1 旅客需要と運行距離・便数・航空機
  2.2 航空機と路線構成
  2.3 便数と航空機の関係の経年変化
  2.4 事業者の数
  2.5 事業者規模と航空機、路線の関係
  2.6 運行効率の変遷
 3.世界の航空の動向
  3.1 航空輸送の実績
  3.2 国際機関やメーカーによる需要予測
  3.3 航空機保有の現状と将来予測
 4.日本と世界の保有航空機と空港事情比較
  4.1 大型機中心の運航をする日本
  4.2 中型機と小型機を多様する欧米
  4.3 米国の空港

第2章 規制緩和と空港整備
 1.わが国の航空政策の変遷
  1.1 航空政策45・47体制とその廃止
  1.2 規制緩和と新たな競争促進策
  1.3 都市間コミュータ路線に関する航空政策
 2.国内航空の市場構造の変化
  2.1 路線数
  2.2 市場シェアと複数社運航路線
  2.3 航空運賃と事業採算性
 3.空港整備の計画の歴史
  3.1 国の空港整備5箇年計画と社会資本整備重点計画
  3.2 羽田空港の拡張の歴史
  3.3 伊丹空港の歴史と関空の開港
 4.東京都大阪の空港比較
  4.1 空港利用旅客数の比較
  4.2 座席利用率と運航回数の比較
  4.3 事業者間競争促進策と羽田空港の新規発着枠配分問題

第3章 羽田路線と地方間路線の供給・需要分析
 1.空港容量制約の有無による旅客需要の現れ方
  1.1 輸送実績は需要を全て表してはいない
  1.2 容量制約を考慮した交通選択モデル
  1.3 路線複数社参入基準の緩和前後における羽田路線の時系列変化
  1.4 大阪2空港体制の前後における路線旅客の伸び率比較
 2.羽田空港における潜在需要の試算
  2.1 羽田利用者の航空選択理由
  2.2 羽田空港における潜在需要の試算
 3.航空の旅客利便性
  3.1 旅客数と便数の対照的な具体例
  3.2 待ち時間とタイムセービング
 4.地方間路線の潜在需要予測
  4.1 地方間を結ぶ航空路線の需要予測
  4.2 予測モデルの考え方
  4.3 西瀬戸コミュータの事例
  4.4 西瀬戸コミュータ需要予測の再挑戦

第4章 都市間の社会的距離の変化と航空の役割
 1.地図上の距離とは別の社会的距離
  1.1 県境を接しない地方2県間の旅客流動量
  1.2 旅客流動量の変化にみる社会的距離の変化
  1.3 電話通話量データ
 2.電話通話量と総旅客流動量のデータ比較
  2.1 通信と交通の関係
  2.2 交通データと通信データの相関関係
  2.3 地域間流動と距離の関係
 3.「親近性」の日本地図
  3.1 「親近性」の測定
  3.2 「親近性」の日本地図
 4.都道府県間の「親近性」と航空の役割
  4.1 「親近性」と地理上の距離との比較
  4.2 広島を中心にみた全国との「親近性」
  4.3 北陸を中心にみた全国との「親近性」


第5章 21世紀日本における羽田路線と地方間路線
 1.多頻度運航を実現させる空港容量の必要性
 2.「親近性」の日本地図を飛ぶ航空路線
 3.地方間路線の利便性向上のために多頻度運航を
 4.羽田D滑走路完成後の機材小型化と再びの容量制約
 5.利用者利便追及の先に目指すもの


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カテゴリー:航空 
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