磯焼け対策シリーズ2 磯焼けを起こすウニ−生態・利用から藻場回復まで−


978-4-425-88411-7
著者名:藤田大介・町口裕二・桑原久実 編著
ISBN:978-4-425-88411-7
発行年月日:2008/4/8
サイズ/頁数:A5判 316頁
在庫状況:品切れ
価格¥4,840円(税込)
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環境要因による藻場の衰退を扱っている内容。さらに、もっと根本的な問題として、藻場の変動特性、日本沿岸の藻場分布、藻場の成立や衰退を左右させる環境要因等、藻場とそれを構成する藻類について包括的にまとめている。
また、従来主流であったハード主体の藻場造成手法や施肥に対して批判的に検討するなど、従来の藻場造成関連本とは一線を画す内容である。

著者からこの本を読まれる方へ(「まえがき」より)
四方を海に囲まれた日本は、世界で最も海藻の利用が盛んで、海藻に対して造詣の深い国である。古来、食料、藻塩、布糊、漆喰、海藻風呂など様々な形で生活の中に海藻を取り入れ、現在もスーパーマーケットには海藻製品が溢れている。近年は、健康食品、人体や環境に優しい工業用資材、化石燃料に代わるバイオ燃料というように新たな期待も大きい。海藻は、ミネラル、食物繊維、機能性成分も豊富で、大量に生育する種、成長が速く増養殖によってバイオマスが確保できる種を中心に、様々な分野で注目されている。
しかし、海藻は、人間だけが利用する生物ではなく、ましてや、単に燃やされるためだけに生きているのではない。最も重要な働きは、沿岸の浅海域で二酸化炭素を固定し、海水中の窒素やリンなどの栄養塩を吸収して、基礎生産者として生物群集を支えることである。海底から海面に向って長く伸びた藻体は強すぎる波や光を弱め、大小様々な枝を海中に展開して、多くの生物に食物と生活環境を提供する。もちろん、これは海藻が集団となって生い茂り、藻場と呼ばれる森林状や草原状の群落となった場合に機能する。藻場が魚介類の揺りかごともいわれる所以である。機能成分として注目される海藻の様々な物質も、本来は海中生活の必需品で、海中で強固に固着したり、しなやかさを保ったり、細菌や付着生物の攻撃を防いだり、植食動物から身を守ったり、相性のいい生物を誘引したりするのに役立っている。
藻場が水産上、そして、私たちの生活環境の保全のためにも極めて大切であることは言うまでもない。しかし、近年、この藻場が様々な原因により劇的に衰退している。藻場の衰退そのものは今に始まったわけではなく、日本では、海藻の採取が盛んな地方を中心に、古くから関心が払われてきた。よく知られているように、伊豆半島東岸では、藻場の衰退を意味する「磯焼け」という方言も生まれた。近年、国内各地で深刻なのは、植食動物が海藻を食い荒らす現象で、磯焼け対策シリーズでも、第1巻で植食性魚類、第2巻でウニを扱い、各地の生態、利用方法、藻場回復に向けた取り組みなどを紹介している。2007年2月に水産庁が策定した「磯焼け対策ガイドライン」においても、「獲りプロ」である漁業者が主体となって取り組めることから、植食動物が関与する食害型の磯焼けとその対策に主眼が置かれている。
しかし、植食性魚類やウニの他にも藻場の衰退を引き起こす動物はいるし、植食動物がほとんど関与せずに藻場が衰退することも多い。海藻が「食われる」のではなく、「枯れる」、または「芽生えなくなる」ことによる衰退も確実に増えている。植食性魚類は「食い逃げ」するが食痕が残るので主犯格を割り出すことができ、ウには「逃げも隠れもしきれない」ので現行犯逮捕が可能である。それでは、海藻を枯らしたり芽生えを妨げたりする犯人は誰か?どのような景観になるか?従来のハード主体の藻場造成手法で藻場を回復できるのか?
また、もっと根本的な問題として、藻場にはどのような変動特性があるのか?日本の沿岸の藻場はどこまで調べられているか?藻場の成立や衰退を左右するのはどのような環境要因か?藻場の面積、生産力、衰退要因などはどのようにして調べるのか?長年藻場を見守り続けると何がわかるのか?厳しさを増す環境で藻場を育てるためにどのような方法があるのか?
これらの疑問を少しでも答えていくために、2008年3月、私たちは本書の書名を冠したシンポジウムを東京海洋大学で開催し、その後も調査研究と議論を続けてきた。シンポジウムの話題提供者をはじめ、趣旨にご賛同下さった多くの方々に、その後の成果も含めてご寄稿いただき、磯焼け対策シリーズの第3巻としてまとめたのが本書である。1人でも多くの方々が本書を手にされ、藻場についての理解を深めていただき、それぞれの立場から藻場の維持や回復を考え、役立てていただければ嬉しい限りである。

平成22年5月
編者 藤田大介・村瀬昇・桑原久美

目次
第1章 藻場にはいろいろな変化がある
1.1 藻場の分布と構造
 1.1.1 藻場の種類
 1.1.2 藻場の垂直分布
 1.1.3 藻場の広がり
  1.1.4 藻場の成立に必要な環境
1.2 藻場の変化
1.3 磯焼けとは
1.4 藻場を見守り育てる知恵と技術

第2章 藻場の分布資料および非食害型の藻場衰退要因
2.1 日本沿岸の海藻相
 2.1.1 日本の海藻の地理的分布
 2.1.2 沖縄・九州南部?日本海・オオ?ツク海
  (1) 沖縄・九州南部
  (2) 九州東シナ海沿岸?本州南端
  (3) 本州日本海沿岸
  (4) 北海道日本海沿岸
  (5) オホーツク沿岸
 2.1.3 九州東岸?道東
  (1) 九州東岸・四国・本州南部太平洋沿岸
  (2) 本州太平洋中部沿岸
  (3) 東北太平洋岸・北海道南東岸
  (4) 北海道東岸
 2.1.4 海藻相から何がわかるか
2.2 日本沿岸の藻場分布資料と藻場面積の変化
 2.2.1 広域を対象とした藻場分布資料
  (1) 東京湾漁場図
  (2) 浅海増殖適地調査(北海道)
  (3) 瀬戸内海における藻場調査(水産庁水産研究所)
  (4) 沿岸海域藻場調査(水産庁)
  (5) 自然環境保全基礎調査(環境省)
  (6) 藻場・干潟の現状(水産庁)
  (7) 藻場・干潟環境保全調査(水産庁)
  (8) 藻場資源の長期変遷調査(水産庁)
  (9) 沿岸都道府県における広域分布調査
 2.2.2 日本沿岸の藻場面積の変化
  (1) 全国における藻場面積の変化
  (2) 海域別にみた藻場面積の変化
2.3 非食害型の藻場衰退要因
 2.3.1 枯死型・発芽阻害型・流失型の藻場衰退要因
 2.3.2 2005年のアンケートから
   (1) 主要食害(ウニ・植食性魚類)以外の藻場衰退要因
  (2) 藻場衰退域の構造物とその影響
  (3) コメント

第3章 藻場の衰退で検討すべき環境要因
3.1 水温¥高水温の影響の現れ方
 3.1.1 海藻と水温環境
 3.1.2 海水温の変動
 3.1.3 水温上昇に伴う藻場の変化
 3.1.4 培養実験による生育上限温度
3.2 光¥”光不足の影響
 3.2.1 海藻にふりそそぐ光
 3.2.2 藻場内での光量測定法
  (1) 藻場形成水深帯での連続測定
  (2) 藻場内を透過する光?光の垂直分布
  (3) 藻場床部の光?光の水平分布
 3.2.3 光合成からみた生育限界光量
3.3 塩分¥”磯焼けの原因か?
 3.3.1 塩分とその変動要因
 3.3.2 海藻の塩分適応
 3.3.3 塩分は局所的な分布決定要因
 3.3.4 塩分低下は磯焼けの原因
 3.3.5 海底湧水
 3.3.6 変わりゆく沿岸の塩分環境
3.4 栄養塩
 3.4.1 栄養塩とは何か?
 3.4.2 栄養塩制限に対する海藻の応答
 3.4.3 栄養塩の主要供給源
 3.4.4 貧栄養塩環境の改善の問題点について
3.5 平均流速からみた藻場
 3.5.1 沿岸域に来襲する流動
 3.5.2 底面波浪流速とホソメコンブ群落の関係
3.6 海藻の流失
 3.6.1 海藻の流失と流動環境
 3.6.2 流動環境に対する海藻の適応
3.7 浮泥の堆積
 3.7.1 浮泥の影響のある藻場の景観?広島湾の事例?
 3.7.2 浮泥堆積による藻場衰退のプロセス
 3.7.3 浮泥による藻場一次生産の損失
 3.7.4 健全な磯の回復を!

第4章 藻場の面積を調べる
4.1 携帯GPS
 4.1.1 何を準備するか
  (1) 携帯GPS本体
  (2) 接続ケーブル
  (3) 防水パック
  (4) データ処理ソフト
 4.1.2 どのように記録するか
 4.1.3 どのようにデータ処理するのか
  (1) データのダウンロード
  (2) ポイント地図の表示
  (3) アイコンの変更
  (4) 地図の切りだし
  (5) 藻場分布図の作成
 4.1.4 藻場の面積の計算
  (1) カシミール機能の利用
  (2) 面積計算ソフト
4.2 風船とデジタルカメラ
4.3 ラジコンヘリコプター
  4.3.1 藻場の空中撮影
 4.3.2 藻場の判読
 4.3.3 モニタリング
4.4 魚群探知機¥”漁業者ができる藻場調査手法
 4.4.1 音響調査手法への期待
 4.4.2 魚群探知機の原理と構造
 4.4.3 藻場計測に適した魚群探知機の選定
 4.4.4 魚群探知機を用いた藻場モニタリングと調査計画
 4.4.5 藻場面積の計測
 4.4.6 今後の展望と課題
4.5 サイドスキャンソナー
 4.5.1 サイドスキャンソナーとは
  4.5.2 サイドスキャンソナーの原理
 4.5.3 藻場への適用
  (1) スピードと低コスト
   (2) 正確な面積の計測
  (3) 生育環境の把握
 4.5.4 藻場の画像
  (1) アマモ場
  (2) ホンダワラ類(アカモク)
 4.5.5 問題点と解決策
4.6 航空写真
 4.6.1 原理
 4.6.2 方法
  (1) 航空写真撮影
  (2) デジタル画像化
  (3) 教師データの設定
  (4) 藻場の判別と面積算出
4.7 高解像度衛星データを用いた藻場解析
 4.7.1 概説
 4.7.2 太陽光、海藻、衛星センサーまでの光の経路
 4.7.3 Ikonos画像を用いた藻場解析事例
  (1) 光学モデルを用いた高度な推定=生物物理学的分光モデル
   (2) 海藻、底質などの光学特性がない場合、水深データの利用

第5章 藻場の生産力を調べる
5.1 藻場の生産力とその測定法
 5.1.1 藻場の生産力
 5.1.2 測定方法
  (1) 現存量法
  (2) 標識法
  (3) 群落光合成理論を用いた方法
5.2 ガラモ場の生産力
 5.2.1 ガラモ場での生産力の測定方法
 5.2.2 ガラモ場の生産力と環境要因
 5.2.3 生産力の季節変化
 5.2.4 部位別切り分けによる生産力の精度向上
5.3 アラメ・カジメ海中林の生産力
 5.3.1 アラメ・カジメの形態
 5.3.2 アラメ・カジメ海中林の生産力
 5.3.3 刈り取り法による海中林の生産力の推定
 5.3.4 光合成法による海中林の生産力の推定
5.4 コンブ場の生産力
 5.4.1 コンブの形態と生長
 5.4.2 コンブ群落の生産力
 5.4.3 標識法(個体生長調査法)による生産力の推定
 5.4.4 現存量法による生産力の推定
 5.4.5 光合成法による生産力の推定
5.5 小型海藻群落の生産力
 5.5.1 様々な小型海藻
  (1) サイズと形態
  (2) 生息場所と寿命
 5.5.2 小型海藻の生活戦略と生産力
 5.5.3 小型海藻の日間または年間の生産力
5.6 混生群落の海藻の生産力推定方法
 5.6.1 対象とする混生群落と調査方法
 5.6.2 生産量の推定方法
  (1) 生産量の推定
  (2) 海藻の現存量の推定
  (3) ウニによる被食量の推定
 5.6.3 混成群落の生産量にウニが及ぼす影響

第6章 長期モニタリングが明らかにする天然・人工藻場の変化
6.1 航空写真がとらえた積丹半島の藻場の変遷
 6.1.1 航空写真と現地調査による藻場のモニタリグ
  6.1.2 積丹半島の藻場とウニ類の分布
 6.1.3 キタムラサキウニの摂食圧
6.2 変わりゆく富山湾の藻場
 6.2.1 過去の文献と海藻相の比較は可能か?
 6.2.2 湾奥部のテングサ群落の衰退
 6.2.3 県東部のダム排砂被害
6.3 西湘海岸大規模人工リーフの20年間
 6.3.1 人工リーフへのカジメ移植と藻場の拡大
 6.3.2 アイゴの摂食による藻場の縮小
 6.3.3 カジメ場の回復と保全のための取り組み
6.4 磯根資源のモニタリングが物語る伊豆の藻場の変遷
 6.4.1 テングサ群落の変化
 6.4.2 カジメ磯焼けの感知
6.5 瀬戸内海に設置した藻礁の10年間
 6.5.1 初仕事がガラモ場造成
 6.5.2 天然海域の海藻植生
 6.5.3 試験藻礁の設置とモニタリング
  6.5.4 ヨレモクは何年生きる?
 6.5.5 すべてはモニタリングから
6.6 果たして温暖化の影響か??長崎市における藻場の長期変動
 6.6.1 1990年代の野母町地先の藻場
 6.6.2 野母町地先の1990年代後半以降の変遷
 6.6.3 変動の激しい隣接域の状況
 6.6.4 水温環境
 6.6.5 植食性魚類の影響
 6.6.6 今後に向けて
6.7 ダイバーが趣味で行う伊豆中木のモニタリング
  6.7.1 モニタリングの方法
 6.7.2 藻場の変化
 6.7.3 自然のダイナミズムを楽しむ

第7章 藻場の衰退要因を探る
7.1 藻場の衰退の兆候と簡単な試験例・観察例
 7.1.1 藻場の衰退の空間的パターン
  7.1.2 藻場の衰退の質的パターン
  7.1.3 藻場の衰退の時間的パターン
  7.1.4 腹足類による食害の確認
 7.1.5 海藻の兆候と環境要因(非生物要因)の推定
7.2 潜水観察による魚の食害の検知
 7.2.1 魚類による食痕が認められた藻場構成種と食痕の特徴
 7.2.2 食害を受けた藻場の海中景観
  (1) 立ち枯れ
   (2) 切り揃い
   (3) ギャップ形成
  (4) 着生基質を覆うサンゴイソギンチャク類
 7.2.3 年齢組成の偏りからの食害の察知
7.3 ガラモ場沖側の衰退要因を探る
  7.3.1 藻場衰退の実態調査
 7.3.2 巻貝は藻場の形成を阻害しているか?
 7.3.3 海藻の胞子は十分供給され着生しているか?
 7.3.4 藻場を回復させる
7.4 サガラメ群落の残存域と消失域での流動環境の比較
 7.4.1 アイゴの生息状況とサガラメの植生
  (1) アイゴの生息状況
  (2) サガラメの植生およびアイゴの採食
 7.4.2 流動環境の測定
7.5 マクサ群落の盛衰と栄養塩環境
 7.5.1 マクサの大群落は湧昇域や内湾域に多い
  7.5.2 八丈島沿岸域の栄養塩環境とマクサの生長
 7.5.3 過去のマクサ着生量と沿岸環境の変化
 7.5.4 陸域からの栄養塩流入との関係
 7.5.5 今後の課題
7.6 流速データが物語る藻場の分布
 7.6.1 ホソメコンブ
  7.6.2 ウガノモク

第8章 藻場を育てる技術
8.1 投石によるマコンブ漁場造成の効果と課題
 8.1.1 投石によるマコンブ漁場造成
 8.1.2 投石によるマコンブ漁場造成の課題
 8.1.3 造成漁場における磯焼け状態からの回復の試み
8.2 進化するコンクリート藻礁
 8.2.1 設置する場所の選定が重要
 8.2.2 ブロックの工夫
  (1) コンブ科の海藻の着生を促進する凹凸加工
  (2) 浮泥が堆積しにくいオーバーハング状の突起
  (3)ポーラスコンクリート利用上の留意点
 8.2.3 余裕のある養生期間で灰汁対策
 8.2.4 施行時期によって効果が加速する
 8.2.5 ブロックは順応的な管理に向いている
8.3 磯掃除でヒジキ場を回復
 8.3.1 ヒジキ群落の回復のポイント
  8.3.2 田辺湾奥部での取り組み事例
8.4 基質設置とスポアバッグのコンビネーション
  8.4.1 スポアバッグ
 8.4.2 基質の設置
 8.4.3 基質設置とスポアバッグのコンビネーション
8.5 藻場に咲かせる高嶺の花
 8.5.1 中層フロートによる移植の仕組み
  8.5.2 中層フロートによるアカモクの移植
 8.5.3 魚類による食害の防除試験
8.6 移植海藻を生かす中層網
 8.6.1 母藻設置の問題点
 8.6.2 中層網の概要
 8.6.3 中層網の利点
 8.6.4 中層網の活用とこれからの藻場づくり
8.7 流れ藻の有効活用
 8.7.1 定置網のロープに絡みつく流れ藻
 8.7.2 流れ藻補足装置の設計
 8.7.3 流れ藻による藻場造成
 8.7.4 流れ藻活用の注意点
8.8 サガラメ移植・保護の新技術
 8.8.1 混合ゾルを用いたサガラメの移植
  (1) 胞子体の作出および付着適期
  (2) 胞子体の付着補助材
  (3) 混合ゾルを用いた水槽内での胞子体付着試験
  (4) 混合ゾルを用いた天然海域での胞子体付着試験
 8.8.2 生分解性繊維を用いたサガラメの保護
  (1) 室内実験による繊維の選定
  (2) 試験海域におけるアイゴの生息状況
  (3) アイゴ生息海域での分裂組織の保護試験
8.9 施肥とその問題点
 8.9.1 栄養塩の重要性
 8.9.2 栄養塩供給の環境は健全か
 8.9.3 海藻に対する施肥
 8.9.4 最近の施肥の話題と留意点
8.10 藻場回復への小さな工夫
 8.10.1 ウニフェンスの瀬切り方式
 8.10.2 母藻移植籠の軽量化
 8.10.3 流れ藻キャッチャー
  8.10.4 試行錯誤を惜しまず従来品も見直せ

第9章 これから何を考えるべきか
9.1 磯焼け対策ガイドラインとその後の動き
9.2 藻場の保全・回復の流れ
9.3 意識改革と人づくり
9.4 環境生態系保全活動推進事業
9.5 広義の磯焼け対策


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