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日本の市内電車−1895-1945−
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著者名:
和久田 康雄 著
ISBN:
978-4-425-96151-1
発行年月日:
2009/3/1
サイズ/頁数:
A5判 256頁
在庫状況:
品切れ
価格
¥3,740円
(税込)
品切れ
京都電気鉄道が国内で初めて営業運転を開始してから敗戦を迎えるまで、半世紀にわたる全国の市電車両の変遷を明らかにし、北は旭川から南は那覇まで、車両の消長をたどった貴重な1冊。
◆「2010年 島秀雄記念優秀著作賞 単行部門」
で受賞しました
「島秀雄祈念優秀著作賞とは?」
島秀雄記念優秀著作賞は、毎年1回、趣味的見地に基づき鉄道分野に関する優れた著作物または著作物に関わる功績を選定し、鉄道および鉄道趣味の発展に寄与することを目的とし、2008年に新設された賞です。
賞の名称は、鉄道友の会初代会長で東海道新幹線の完成に功績のあった島秀雄氏(1901〜1998)が、会の発展に尽くされた功績を永久に記念し、後進にとって励みとなる賞にするため、ご遺族の了解をいただいて、そのお名前を冠することとしたものです。
●選定理由
本書は、日本の路面電車(本書では特に「市内電車」と表現しています)について、公文書を軸として法制度、経営、運輸、各社の概要、車両などを体系的にまとめたものです。近年、環境への負荷が少なく高齢者にも優しい交通機関として、路面電車がふたたび注目を集めつつありますが、これまでの路面電車の歴史的経緯を知るための基礎資料として、1895年から1945年の間開業した全軌道の解明に挑んだのが本書です。本書は、今後の路面電車の研究に不可欠なデータブックとしての性格もあり、第一級の基礎資料として今後の鉄道の研究にも大きく貢献することが期待されます。路面電車の創成記から終戦までの時代をバランス良く体系的にまとめられた著作として高く評価し、賞に選定しました。
島秀雄記念優秀著作賞選考委員会
【まえがき】より
筆者は1977年「鉄道ピクトリアル」誌に「日本の路面電車―震災から戦災まで」を連載して、鉄道統計による車両数と車両の許認可関係件名簿に基づき、192343年度に新造・譲渡・廃車などが行われた車両番号を年度ごとに示した。もっともこの時には件名簿に頼るだけで原本に相当する鉄道省(鉄道員)文書までは調べが及ばなかった。現在ではこの文書は、国立公文書館に移され、研究者が自由に閲覧できるようになった。
また筆者は、毎年度の統計から各私鉄の車両数を書き写す作業を行ってきたが、こうした統計をもれなく調査することも以前は困難であった。それが現在では復刻版が刊行されて、内務省土木局の統計や逓信省の電気事業要覧と共に国会図書館で閲覧できるようになったため、個別の鉄道史研究にもこうした官庁統計や公文書を活用することが一般的になっている。
私も常勤の仕事を辞めてから、やっと公文書の調査に本腰を入れることができるようになり、この本はそうして調べ上げた事実に基づき、市内電車の開業した1895年から第2次大戦の終わる1945年までの車両史を総括しようとするものである。
もちろん統計や許認可は実態を必ずしも正確に示すものではなく、これと実際にその車両が新造された年が違うなどといったことはよく起こっている。しかし、全国的に、また各年代を通して車両の動きをとらえるには、官庁統計が基本となるわけであり、自分ですぐに原史料にあたることが困難な方には、この本にまとめたことが参考になるものと考える。
【目次】
第1部 総 論
1.概 説
1.1 市内電車とは
1.2 国の規制
1.3 その広がり
2.経 営
2.1 公営と民営
2.2 市と事業者との関係
2.3 営業成績
3.運 輸
3.1 輸送実績
3.2 運賃制度
3.3 運転系統など
3.4 運転の安全のために
3.5 事故と災害
4.施 設
4.1 道路との関係
4.2 線路と停留場
4.3 電気設備
5.車 両
5.1 両数と収容力
5.2 車体とその部分
5.3 台車と機器
第2部 各 論
1.大都市の市内電車
1.1 東京府⇒東京都(東京電車鉄道/東京市街鉄道
/東京電気鉄道/王子電気軌道/城東電気軌道
/西武軌道)
1.2 神奈川(横浜電気鉄道)
1.3 愛知(名古屋電気鉄道/熱田電気軌道/
尾張電気軌道/名古屋土地/
下之一色電車軌道/築地電軌)
1.4 京都(京都市営/京都市営)
1.5 大阪(大阪市営/阪堺電鉄)
1.6 兵庫(神戸電気鉄道)
1.7 福岡(福博電気軌道/博多電気軌道)
2.中小都市の市内電車
2.1 北海道(函館水電/札幌電気軌道/
旭川市街軌道)
2.2 宮城(仙台市営)
2.3 秋田(秋田電気軌道)
2.4 新潟(新潟電鉄)
2.5 長野(筑摩電気鉄道)
2.6 東京(武蔵中央電気鉄道)
2.7 神奈川(海岸電気軌道/川崎市営)
2.8 富山(富山電気軌道)
2.9 石川(金沢電気軌道)
2.10 福井(福武電気鉄道)
2.11 愛知(岡崎電気軌道/豊橋電気軌道)
2.12 三重(桑名電軌)
2.13 和歌山(和歌山水力電気)
2.14 鳥取(米子電気軌道)
2.15 岡山(岡山電気軌道)
2.16 広島(呉電気鉄道/芸南電気軌道/
広島電気軌道)
2.17 山口(山陽電気軌道)
2.18 香川(四国水力電気)
2.19 愛媛(松山電気軌道)
2.20 福岡(大牟田電気軌道/若松市営)
2.21 長崎(長崎電気軌道)
2.22 熊本(熊本電気軌道/熊本市営)
2.23 鹿児島(鹿児島電気軌道)
2.24 沖縄(沖縄電気軌道)
3.近郊・都市間電車
3.1 北海道(登別温泉軌道/旭川電気軌道/
大沼電鉄/札幌温泉電気軌道)
3.2 岩手(花巻電気)
3.3 宮城(大崎水電/秋保電気軌道)
3.4 福島(福島電気鉄道/福島飯坂電車軌道)
3.5 長野(上田温泉電軌)
3.6 茨城(水浜電車/常南電気鉄道)
3.7 栃木(日光電気軌道/塩原電車)
3.8 群馬(高崎水力電気・前橋電気軌道/
伊香保電気軌道/利根電気軌道/吾妻軌道)
3.9 埼玉(川越電気鉄道/本庄電気軌道)
3.10 千葉(成宗電気軌道)
3.11 東京府⇒東京都(玉川電気鉄道)
3.12 神奈川(小田原電気鉄道/江ノ島電気軌道)
3.13 山梨(山梨電気鉄道)
3.14 石川(温泉軌道/金石電気鉄道/
松金電車鉄道)
3.15 岐阜(岩村電気軌道/美濃電気軌道)
3.16 愛知(名古屋鉄道)
3.17 静岡(駿豆電気鉄道/駿遠電気/
静岡電気鉄道)
3.18 三重(宮川電気)
3.19 滋賀(大津電車軌道)
3.20 京都滋賀(京津電気軌道)
3.21 京都(嵐山電車軌道)
3.22 大阪(南海鉄道/阪堺電気軌道)
3.23 兵庫(能勢電気軌道)
3.24 山口(岩国電気軌道)
3.25 香川(高松電気軌道/琴平参宮電鉄)
3.26 高知(土佐電気鉄道)
3.27 福岡(九州電気軌道/小倉電気軌道/
三井電気軌道/筑後軌道/門司築港)
3.28 大分(豊州電気鉄道)
3.29 佐賀(佐賀電気軌道)
3.30 熊本(菊池鉄道)
路 線 図
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