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南極観測隊のしごとー観測隊員の選考から暮らしまでー極地研ライブラリー
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著者名:
国立極地研究所南極観測センター 編
ISBN:
978-4-425-57071-3
発行年月日:
2014/3/27
サイズ/頁数:
四六判 256頁
在庫状況:
品切れ
価格
¥2,640円
(税込)
品切れ
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南極観測隊員の選考から出発,基地での「衣・食・住」といった暮らしまでをわかりやすく解説!南極観測の計画がどのように企画され,観測隊が組織され,現場での観測実施に至っているのか,その過程を生々しく描く。
【はじめに】
丹沢山塊越しの富士山が美しい立川市の一角に,国立極地研究所がある。主屋の研究棟には,極地の科学に関するさまざまな研究施設が整備され,研究が進められている。また,その敷地内には「南極・北極科学館」があり,南極観測の成果や歴史が紹介されている。科学館の西側には,一五頭のカラフト犬のブロンズ群像と白瀬探検隊の記念碑のある庭園をはさんで「極地観測棟」と,そのさらに西側に南極輸送コンテナ保管場と野外実験フィールドが配置されている。極地観測棟には,「南極観測センター」が置かれ,南極での観測隊への支援と時期観測隊の準備などに取り組んでいる。本書は,半世紀を超えた南極観測事業の運営を担う国立極地研究所の南極観測センターがとりまとめた南極観測のガイドブックである。
極地の科学は,フィールド・サイエンス(野外科学)でもある。もともと,人類が住んでいなかった南極地域で観測活動を続けるためには,生活や観測に必要な物資,機材をすべて持ち込む必要がある。南極での調査活動や観測基地を維持するためには,大きな予算と膨大な人手を要するばかりではなく,計画を立案,実行,運営するためのさまざまなノウハウが必要だ。これを「ロジスティクス(設営)」という。また,南極観測のすべての行動は「オペレーション(作戦)」と呼ばれることもある。
本書の目的は二つある。まず,国民から力強く支持され,注目された初期の南極観測を覚えている読者には,その後の南極観測の変遷の様子や現在の南極観測を実施する体制,そして現場の姿を伝えること。第二に,次代を担う青少年に将来の自分たちの活躍の場の一つとしても考えてもよいくらいに,南極観測は魅力ある事業であり,南極の自然環境は人びとを魅了するすばらしい場であることを知ってもらうことである。そのために,あえて研究観測以外の側面に光を当てることにした。観測事業がどのように立案され,観測隊が組織され実施されるのか,事業を運営する立場から,現場の実情や問題点,そして将来展望を俯瞰的に叙述する。
執筆者たちは,「南極観測」を職業として実際に現在の南極観測事業を支え,牽引している現場の人間である。日々,休むことなく観測事業が安全に計画通り実施されるために努力している人たちであるから,現在の観測事業がどのように実施されているのか,立案から実行までの過程や現場の姿をリアルに伝えることができよう。本書を読んだ若い人たちから,南極に興味を持ち,夢を抱いて,将来は観測隊員として,あるいは科学者や技術者として南極を舞台に活躍したいと思う人が多く出ることを願っている。
【目次】
第1章 日本の南極観測
◆白瀬矗南極探検隊??日本の南極観測のルーツ
◆戦後の日本を熱くした南極観測
◆「宗谷」時代
◆「ふじ」時代
◆「しらせ」(初代)時代
◆新「しらせ」の時代を迎えて
◆南極観測はなぜ必要か
コラム 南極観測船
第2章 南極観測はどのように進められるのか
◆南極観測の実施体制
◆南極での観測の特色
◆観測計画の分類
◆中期観測計画
◆年度計画の策定,実施,報告,改善
コラム 想定外はあたりまえなのだが…
第3章 観測隊員??選考から出発まで
◆隊員募集
◆夏隊と越冬隊
コラム 女性隊員の活躍
◆隊員の役割
◆隊員に求められる資質
◆隊員の選考
コラム 南極での医療の限界に対する理解と承諾(インフォームドコンセント)
◆出発までの準備
コラム どんな人が観測隊員に選ばれるのか
第4章 いざ,南極へ??設営の役割
◆南極における設営とは何か?
◆輸送は設営の基本
◆日本から昭和基地への輸送
コラム カルチャーショックの船の生活
◆海氷は変化する??昭和基地周辺の海氷状況
◆昭和基地内や大陸氷床上での輸送
◆航空機の利用
コラム DROMLAN事始め
第5章 昭和基地??施設と設備
◆昭和基地の建物群
◆内陸の基地
◆南極は夏が勝負
◆基地の燃料
◆基地の電力
コラム 電力がなくなれば
◆造水と排水処理
◆基地の通信設備
◆昭和基地の課題と方策
第6章 基地での生活??衣食住と環境保全
◆南極で「着る」
コラム 南極観測隊のユニフォームをデザインする
◆南極で「食べる」
コラム 南極と宇宙のごちそう
◆南極に「住む」
◆昭和基地の暮らし
◆南極での医療
◆南極の環境保全
コラム 自問自答の隊長業
第7章 観測隊の安全を守る
◆“何が起きてもおかしくない”
◆国内訓練
◆揺れる船上での安全講習と基地での夏作業
◆文明圏から孤立した環境に置かれる越冬隊
◆“白い闇”ブリザード??外出禁止令
コラム ロストポジション
◆越冬隊員全員で結成する自衛消防団
◆野外での安全行動と事故に備えて??野外行動
コラム 安全を守るために重要なこと
◆国内から観測隊をサポートする
◆完璧な安全対策はない
コラム 事故原因の多くが人為的ミス
第8章 世界と強調する観測隊
◆南極を取り巻く国際情勢??南極条約とJARE
◆SCARとCOMNAP
◆アジアとの連携
◆国際共同観測の現場から
第9章 南極観測の新時代
◆進化する南極観測
◆多用化する南極へのアクセス
◆昭和基地を世界最高の環境に配慮した基地に
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カテゴリー:
極地研ライブラリー
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