どうして海のしごとは大事なの?


978-4-425-91171-4
著者名:「海のしごと」編集委員会 編
ISBN:978-4-425-91171-4
発行年月日:2018/6/28
サイズ/頁数:B5判 120頁
在庫状況:在庫有り
価格¥2,200円(税込)
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船を造る造船所、船を動かす船員の仕事、船で運ぶ仕事、その船を検査する仕事、海を守る海上保安や海上自衛官、海底探査、海洋調査など海に関わる仕事は多くありますが、実際にはどんな仕事なのかは、一般にはあまり知られていません。本書は、日本を支える海事産業、すなわち「海しごと」にはどのようなものがあり、なぜ必要なのかを伝えるため、それらのしごとに携わる方々にその内容、役割、意義、やりがいなどを紹介しています。

【はじめに】 日本は四方を海で囲まれた海洋国家です。貿易や漁業など海を利用してさまざまな恩恵を受けています。一方で、日本は資源国ではないため、食糧や資源エネルギーのほとんどを海外からの輸入に頼っており、このうち海上貿易は重量ベースで99.7% を占めています。海運は日本の貿易にとって不可欠な輸送手段となっており、こうした海外からの貿易物資の安定輸送に大きな役割を果たしています。海運をはじめとした海事産業は、日本の国民生活や産業活動を支えるうえで重要な役割を担っており、私たちの生活に欠かせないものです。
船を造る造船所、造られた船の検査、船を動かす船員の仕事、海を守る海上保安官や海上自衛官、海を知るための海洋調査や海底地形調査、石油や天然ガスなどのエネルギー開発など海に関わる仕事は多くありますが、どのような仕事をしているのか、現場で働く人たちのことは広く一般の方に知られていないことがほとんどです。
本書は、日本を支える海事産業、すなわち「海しごと」にはどのようなものがあり、なぜ必要なのかを伝えるため、それらの「しごと」に携わる方々にその内容、役割、意義、やりがいなどを紹介していただいています。現場からの声を聴くことで、これからを担う多くの青少年たちが、海に携わる仕事がどのようなものかを知り、「海のしごと」に夢を持っていただくとともに、将来の仕事を選択する際の参考にしていただければ幸いです。

2018年5月
編者







【目次】
第1章 造るしごと
 #01 造船所
 #02 舶用工業

第2章 動かすしごと  #01 船長
 #02 機関長(機関士)
 #03 航海士
 #04 水先人

第3章 運ぶしごと  #01 外航船/内航船
 #02 特殊作業船
 #03 フェリー

第4章 守るしごと  #01 海上保安官
 #02 船舶検査員
 #03 海上自衛官(艦長)

第5章 調べる・採るしごと  #01 海洋調査
 #02 海底地形調査
 #03 海洋掘削・資源採取

「海のしごと」に就くための学校  1.海技大学校
 2.海上技術学校・海上技術短期大学校
 3.水産大学校(水産研究・教育機構)
 4.商船高等専門学校
 5.工業高等学校・工業高等専門学校
 6.水産・海洋高等学校
 7.大学


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カテゴリー:海事一般 
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