著者名: | 東京商船大学船舶用語辞典編集委員会 編 |
ISBN: | 978-4-425-11016-2 |
発行年月日: | 2013/9/6 |
サイズ/頁数: | B6判 608頁 |
在庫状況: | 品切れ |
価格 | ¥5,500円(税込) |
船舶の建造、あるいは運航に携わる人と学ぶ人のため、造船、造機、航海、機関、自動化などの各分野から、約8,500語を精選収録し解説。
【まえがき】より
船舶は造船、造機、電気など種々の専門技術の結集である。しかも船舶の建造に当たっては船舶安全法に定められた法律、規則の適用を受けるばかりでなく、船級協会規則による検査にも合格しなければならない。また、船は変化の激しい海象、気象のもとに航海し、沿岸航行、港の出入港などのためには諸施設があり、航法があるなど建造された船舶が航海して、旅客、各種貨物の運送等の任務を遂行するために関連する事項は多種多様である。
最近、技術の進歩はまことに目覚しく、新造船の近代化は急速に進みつつある。したがって、造船工業ならびに船舶運航に従事する技術者あるいはこれらに関連する事務にたずさわる人々が、これら専門部門の術語を理解することは最も必要なことであると考える。殊に最近、船舶の近代化は、各種機械の自動化、遠隔操縦化が急速に進むと同時に、他方船舶乗組員の確保困難と相まって、乗員削減は必至となってきた。したがって、船舶の建造あるいは運航にたずさわる人々の読書範囲も拡大するのも止むを得ないことと思われる。
また、近年我が国造船建造量は世界一の実績を続けて来たが、技術的な面においては未だ欧米から学びとらねばならぬものがあると思われる。
これらの意味において、内外の技術書を充分に理解し、また、使用した用語を正しく先方に伝えるには、術語の的確な意味を知らねばならないことは申すまでもない。
本書は以上の理由により造船ならびに船舶運航に関する術語を文部省編集学術用語集「船舶工学編」から約8300語を精選抽出し、なお若干の新しい用語を追加して簡単な解釈を付したものである。
造船ならびに船舶運航に従事する人々、あるいは、この方面に志す学生諸君に術語の正しい理解と使用の上に役立つならば執筆者の喜びこれにすぎるものはない。
海事図書
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