漁業資源【2訂版】−なぜ管理できないのか−


978-4-425-82733-6
著者名:川崎 健 著
ISBN:978-4-425-82733-6
発行年月日:2005/7/28
サイズ/頁数:A5判 264頁
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水産資源管理の基盤となる理論として、漁業科学を構築し、国際協力の下での資源の合理的利用を提言、現状を反映させた改訂版。

【目次】
1. 資源の争奪戦
 1-1 タラ通漁からタラ戦争へ-北大西洋の場合-
 1-2 イカ・サバ紛争-日本では-
 1-3 北太平洋のサケマスを巡って-日米ロの闘い

2. 資源変動-環境か漁獲か-
 2-1 力学的資源管理思想の発生とそれを巡る論争
 2-2 マイワシとニシンの変動
 2-3 ペルー・アンチョビーとエルニーニョ
 2-4 レジーム・シフト
 2-5 北大西洋のマダラ資源の「崩壊」
 2-6 北洋のスケトウダラ
 2-7 世界の水産資源の生産量の動向や将来の生産可能量についてのFAOの認識の問題点
 2-8 資源利用の持続可能性と予防的アプローチ
 2-9 力学的資源変動理論
 2-10 生物学的個体数変動理論
 2-11 北西太平洋のマグロ類に見られるレジーム・シフト
 2-12 生物-経済モデル
 2-13 科学の不確実性

3. 海洋分割で資源は管理できるか?
 3-1 海洋自由から海洋分割へ
 3-2 トルーマン宣言と国家管轄権
 3-3 パルド演説と第3次国連海洋法会議
 3-4 海洋法の構造と問題点
 3-5 コモンズとしての海洋生物資源

4. 漁業の環境問題と国際政治
 4-1 クジラ問題
 4-2 マグロを巡って
 4-3 混獲・投棄問題
 4-4 資源の利用と社会・文化問題

5. 海洋生物資源利用の考え方-漁業科学の確立を目指して-
 5-1 生態系の管理
 5-2 個別資源の管理
 5-3 海洋生物資源利用の基本理念
 5-4 資源の合理的な利用は本当にできるのか?−「共有地の悲劇」と公海マグロはえ縄漁業−


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カテゴリー:水産 
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