著者名: | 岩見宣治・唯野邦男・傍士清志 共著 |
ISBN: | 978-4-425-86311-2 |
発行年月日: | 2018/9/28 |
サイズ/頁数: | B5 860頁 |
在庫状況: | 在庫有り |
価格 | ¥9,900円(税込) |
地球上にあまねく広がる航空ネットワーク。 その拠点たる世界各国の209空港と、 日本の97空港を航空分野のプロフェッショナルが余すところなく解説。
世界中に網の目のように張り巡らされた航空ネットワークの拠点である「空港」について、これでもかと情報を盛り込み、解説した本邦初のオールカラー事典です。解説しているのは、空港計画、建設、維持運営に携わる現場のエキスパート。空港について語らせたらこれ以上いない執筆陣が、空港の成り立ち、特徴、諸問題から今後の拡張計画まであらゆる視点で説き起こしていきます。
本書は主に前後半の2部構成となっており、前半ではヨーロッパ、南北アメリカ、アジア、中東・アフリカ、オセアニアの5つ地域から209の主要空港をピックアップ。アメリカのダラス・フォートワース国際空港のような山手線の内側と同程度の面積をもつ巨大空港、近未来建築を思わせる中東に続々建設中の空港群、中国北京の北京首都空港や周辺に開港間近の国際空港などの大空港だけでなく、大西洋に浮かぶ孤島に2017年に開港したセントヘレナ国際空港、日本が開港に大いに貢献したラオスのワッタイ国際空港など比較的規模の小さい空港まで幅広く取り上げいます。本書注意深く読み進めていけば、空港というものを通してそれぞれの国の在り様を見ることができるでしょう。
さて、後半は我が国日本の97空港について解説しています。島国日本とって航空インフラは交通や物流にとっても生命線であり、なんといっても海外からの玄関口として重要な役割を担っています。年間約8,000万人の人が利用する東京国際空港(羽田空港)。関西国際空港、中部国際空港、神戸空港、北九州空港のような海上空港、また北の利尻空港、礼文空港、南の波照間空港、与那国空港のような離島空港など、実に多様な空港というものの姿を見ることができます。
また空港自体の解説だけでなく、40近くあるコラムや旅客数ランキング、3,000を数える充実した索引など、使い勝手も抜群。自信をもって航空関係者、航空ファンの方におススメできる内容となっています。
著者について
岩見宣治(いわみ よしはる)
空港施設(株)顧問
1948年兵庫県生まれ
東京大学大学院修士課程修了(都市工学専攻)
運輸省航空局建設課長、国土交通省航空保安大学校長、大阪航空局長、独立行政法人航空大学校理事長を歴任。
著書に「空港の管理と運用」(航空振興財団)、「空港のはなし」(成山堂書店)など。
唯野邦男(ただの くにお)
技術士事務所空港研究センター
1950年埼玉県生まれ
北海道大学大学院修士課程修了(建築工学専攻)
国土交通省大阪航空局飛行場部長、関西国際空港計画部長、成田国際空港長、港湾空港総合技術センター審議役
などを経て2015年より現職
傍士清志(ほうじ きよし)
新関西国際空港エンジニアリング(株)代表取締役社長
1955年高知県生まれ
大阪大学大学院修士課程修了(環境工学専攻)
国土交通省航空局国際業務室長、大阪航空局空港部長、国土技術政策総合研究所空港研究部長、
関西国際空港長などを経て2016年より現職
【目次】
ヨーロッパの空港
欧州航空輸送の先駆け。サッチャー政権で早くも1980 年代から空港の民営化を推進
001 ヒースロー空港(イギリス・ロンドン)
狭隘な敷地にあえぎながら、リノベーションを繰り返して発展する欧州随一の国際空港
002 ガトウィック空港(イギリス・ロンドン)
ヒースロー空港に次ぐロンドン第2 位の歴史ある大空港。年間4,000 万人の旅客を扱う
003 ロンドン・ルートン空港(イギリス・ロンドン)
一時は施設の老朽化により空港利用が低迷するも、近代化に舵を切りLCC に活路を見出す
004 ロンドン・スタンステッド空港(イギリス・ロンドン)
英国の建築家ノーマン・フォスターによる矩形モジュールのターミナルデザインが話題に
005 ロンドン・シティ空港(イギリス・ロンドン)
都心に近いリバーフロントの小規模空港。ニューヨークへの直行便がビジネス客に人気
006 ファンボロー空港(イギリス・ロンドン)
ビジネスジェットや自家用機専用の飛行場。隔年で開催される航空ショーが有名
007 マンチェスター空港(イギリス・マンチェスター)
英国北部の基幹空港。ヒースロー、ガドウィックに次ぐ第3 位の旅客数を誇る
008 リバプール・ジョン・レノン空港(イギリス・リバプール)
ビートルズが生まれ育ったリバプール。空港ターミナルはあたかも記念館の様相
009 ダブリン空港(アイルランド・ダブリン)
中規模ながら年間2,500 万人が利用する、アイルランド国内10 空港を代表する首都空港
フランスの空港概観
日本の2 倍の約200 空港が分布する空港先進国。なかでも首都圏は欧州随一の空の玄関口
010 パリ・シャルル・ド・ゴール空港(フランス・パリ)
新空港で繰り広げられる建築デザインの斬新さは、さながらターミナルビルの見本市
011 パリ・オルリー空港(フランス・パリ)
かつてはパリの航空需要を一手に担った首都空港で、今も年間3,000 万人が利用する
012 マルセイユ・プロヴァンス空港(フランス・リヨン)
フランス第3 の都市リヨンの空の玄関口。滑走路はベール湖を埋め立てて延長
013 リヨン・サン・テグジュペリ空港(フランス・リヨン)
新幹線TGV が乗り入れるリヨン・サトラス駅と連絡橋で結ばれた空路と陸路の結節点
014 トゥールーズ・ブラニャック空港(フランス・トゥールーズ)
欧州4 か国連合の巨大航空機メーカー、エアバス社が生産拠点を置く南西部の基幹空港
015 ニース・コート・ダジュール空港(フランス・ニース)
世界的な観光都市への空の玄関。ビジネスジェット、バカンス利用の小型機も多く発着
ドイツの空港概観
道路・鉄道網が発達したドイツの航空は国際輸送が中心ながら、LCC の台頭で国内線も活発に
016 ベルリン・シェーネフェルト空港(ドイツ・ベルリン)
旧東ベルリン所在。隣接地にベルリン2 空港を統合したブランデンブルク空港を建設中
017 ベルリン・テーゲル空港(ドイツ・ベルリン)
旧西ベルリンに所在。東西統合前は四方を東独に囲まれ空路が人・物の唯一の輸送手段
018 フランクフルト空港(ドイツ・フランクフルト)
1936 年に開港した欧州最大のハブ空港。今なお精力的に空港の拡張整備に取り組む
019 フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港(ドイツ・ミュンヘン)
2003 年に新ターミナルが完成し、高い機能を発揮する主要都市ミュンヘンのハブ空港
020 デュッセルドルフ空港(ドイツ・デュッセルドルフ)
ドイツ最大の都市圏デュッセルドルフ地方の航空需要を受け持つドイツ第3 の空港
021 ミラノ・マルペンサ空港(イタリア・ミラノ)
「マルペンサ2000 計画」により滑走路・ターミナルを整備し、ミラノ第1 の空港に!
022 ミラノ・リナーテ空港(イタリア・ミラノ)
3方を市街地に囲まれ拡張が不可能と判断。ミラノ第1 位の座をマルペンサに譲る
023 オーリオ・アル・セーリオ空港(イタリア・ミラノ)
ミラノから45km 離れたベルガモ市に立地し、年間1,000 万人の多くはLCC の利用客
024 レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(イタリア・ローマ)
1960 年ローマ・オリンピックに向けて建設され、改良を繰り返し首都空港の役割を果たす
025 ヴェネツィア・テッセラ空港(イタリア・ヴェネツィア)
別名「マルコ・ポーロ国際空港」。ヴェネツィア本島の外の陸地と干潟の境界域に位置する
026 アドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港(スペイン・マドリード)
イベリア航空が拠点を置く首都空港。滑走路4 本はいずれも3,500m 以上
027 バルセロナ・エル・プラット空港(スペイン・バルセロナ)
1992 年のバルセロナ・オリンピックを機に大規模な拡張・開発が行われ、近代的な空港に
028 リスボン・ウンベルト・デルガード空港(ポルトガル・リスボン)
都心部から10km と利便性が高い反面、市街地上空を飛行する航空機の騒音問題が課題
029 ウィーン国際空港(オーストリア・ウィーン)
2012 年に第3 ターミナルがオープンした、欧州鉄道網と結ばれる空路・陸路の要衝
030 チューリッヒ空港(スイス・チューリッヒ)
エアサイドセンターをコア施設としてターミナルを構成するスイス航空の拠点
031 ジュネーブ空港(スイス・ジュネーブ)
フランスとの国境線に接し、同国利用者専用のCIQ ピアを持つ空港
032 アムステルダム・スキポール空港(オランダ・アムステルダム)
6本の滑走路が縦横に配置され全方位の離着陸に対応する、1916 年開港の歴史ある空港
033 ロッテルダム・ザ・ハーグ空港(オランダ・ロッテルダム)
オランダ第2 の都市に立地するが、スキポール空港から近く需要の取り込みは限定的
034 ブリュッセル空港(ベルギー・ブリュッセル)
近年需要が低迷するも、将来の旅客増を見込んでターミナルの整備を構想中の首都空港
035 コペンハーゲン・カストラップ空港(デンマーク・コペンハーゲン)
かつては最も近代的な空港の1 つながら、欧州各地への直行便化が進み、その地位が低下
036 ヘルシンキ・ヴァンター空港(フィンランド・ヘルシンキ)
大圏ルートの使用でわが国と最も近く、近年、欧州への入口として注目されている
037 ストックホルム・アーランダ空港(スウェーデン・ストックホルム)
厳寒の地にあって、滑走路の除雪のほか航空機翼の除氷にもことのほか注力する国際空港
038 ストックホルム・ブロンマ空港(スウェーデン・ストックホルム)
欧州初の舗装滑走路を有し1936 年に開港。滑走路長が短くジェット機時代に対応できず
039 ストックホルム・スカブスタ空港(スウェーデン・ストックホルム)
ストックホルム中心部から100km 離れた遠隔地空港。LCC の就航に活路を見出す
040 オスロ・ガーデモエン空港(ノルウェー・オスロ)
開港に合わせて高速鉄道新線も建設され、利便性が高い1998 年に完成の新空港
041 ケプラヴィーク国際空港(アイスランド・ケプラヴィーク)
かつて大西洋横断路線の給油地として機能したが、直行便化によりその役割は低下
042 タリン空港(エストニア・タリン)
1929 年に設置された水上飛行場を前身とする、エストニアの歴史ある首都空港
043 リガ国際空港(ラトビア・リガ)
「バルト海の真珠」と讃えられる美しい港町リガにある、バルト3 国最大の国際空港
044 ヴィリニュス空港(リトアニア・ヴィリニュス)
1932 年に開港したリトアニアの首都空港。2007 年に新ターミナルオープン
045 ワルシャワ・ショパン空港(ポーランド・ワルシャワ)
2011 年に近代的なターミナルコンプレックスが完成。「ショパン」を冠したのは2001 年
046 ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港(チェコ・プラハ)
中世の雰囲気を残す首都プラハに位置し、チェコ共和国初代大統領の名を冠して改名
047 ブダペスト・リスト・フェレンツ国際空港(ハンガリー・ブダペスト)
2011 年に同国が世界に誇るピアニストの生誕200 年を記念して空港名を改称
048 サラエボ国際空港(ボスニア・ヘルツェゴビナ・サラエボ)
1992 〜 95 年のボスニア紛争により施設が完全に破壊されたが、数年後には復興
049 エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港(ギリシャ・アテネ)
首都近郊のエレニコン国際空港から、2004 年アテネ・オリンピックを機に新空港に移転
050 イスタンブール・アタトゥルク空港(トルコ・イスタンブール)
欧州とアジアを結ぶ陸海空の交通の要衝に位置し、現在、壮大な新空港を建設中
051 ソフィア空港(ブルガリア・ソフィア)
EU 加盟時に新ターミナルをオープンして、国のゲートウェイを拡充
052 アンリ・コアンダ国際空港(ルーマニア・ブカレスト)
同国出身でジェット・エンジン開発に貢献した技術者の名を冠する空港
053 ボリースピリ国際空港(ウクライナ・キエフ)
1991 年の独立後、続々国際線が充実。2012 年に新ターミナルが完成した首都空港
ロシアの空港概観
ユーラシアに広がる世界最大の国。航路6,430km、9 時間もの世界最長の国内線を有する
054 シェレメテェボ国際空港(ロシア・モスクワ)
一時期利用者が低迷したが、近年はモスクワ第1 に返り咲き、ターミナル拡張が進行中
055 ドモジェドボ国際空港(ロシア・モスクワ)
2018 年のFIFA ワールドカップに向け新ターミナルを建設したのモスクワ第2 の国際空港
056 ヴヌーコボ国際空港(ロシア・モスクワ)
ターミナルはひょうたん型のピアが突き出したデザインで、ユニークながら合理的
057 プルコヴォ空港(ロシア・サンクトペテルブルク)
ロシア第2 の都市サンクトペテルブルクの空の玄関、2013 年に新ターミナルが完成
058 ソチ国際空港(ロシア・ソチ)
ロシア随一の保養地ソチの玄関口。2014 年冬季オリンピックに合わせ新ターミナルが完成
059 ハバロフスク・ノビ空港(ロシア・ハバロフスク)
1973 年から新潟路線が開設。ここからシベリア鉄道で欧州に向かうルートもある
060 ウラジオストク国際空港(ロシア・ウラジオストク)
モスクワ路線は世界最長の国内線。改修されたターミナルは近代的でA380 にも対応可能
南北アメリカの空港
061 トロント・ピアーソン国際空港(カナダ・トロント)
トロントに立地する同国最大の空港。5 本の滑走路で北米第2 の国際線旅客数をさばく
062 バンクーバー国際空港(カナダ・バンクーバー)
カナダ南西端部の国際空港。近くのフレーザー川河口を使用して小型水上機も多数離着陸
063 モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港(カナダ・モントリオール)
カナダ第2 の都市モントリオールを母都市とし、1976 年夏季オリンピックに向けて建設
064 カルガリー国際空港(カナダ・カルガリー)
カナディアン・ロッキー山麓の標高1,084m の高原に位置し、滑走路は4,267m と長い
065 オタワ・マクドナルド・カルティエ国際空港(カナダ・オタワ)
国内線利用が8 割近くを占める首都オタワの国際空港
066 ケベックシティ・ジャン・ルサージ国際空港(カナダ・ケベックシティ)
カナダ東部にあってフランス文化が色濃く残る、世界遺産の城塞都市ケベックシティに位置する
米国の空港概観
世界の半数以上、2 万近い大小空港が全土に分布し、航空のあらゆる分野で世界を牽引
067 ジョン・F・ケネディ国際空港(アメリカ合衆国・ニューヨーク)
全米最大の都市ニューヨークの第一国際空港。6 つの航空会社別大規模ターミナルによる構成が特徴的
068 ラガーディア空港(アメリカ合衆国・ニューヨーク)
マンハッタンにほど近く、国内線中心に活用されるニューヨーク第3 の空港
069 ニューアーク・リバティー国際空港(アメリカ合衆国・ニューアーク)
3つのターミナルが楕円形に並ぶ姿が特徴。9・11 テロの犠牲者を悼み、自由の名を冠す
070 ワシントン・ダレス国際空港(アメリカ合衆国・ワシントン)
建築家エーロ・サーリネン設計のターミナルとモービル・ラウンジは開港当時大きな話題に
071 ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港(アメリカ合衆国・ボストン)
長短6 本の滑走路と5 棟のターミナルの複雑な配置が、施設増設の長い歴史を感じさせる
072 フィラデルフィア国際空港(アメリカ合衆国・フィラデルフィア)
都市圏大学生人口30 万人を抱える「学術都市」フィラデルフィアに位置する国際空港
073 デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(アメリカ合衆国・デトロイト)
左右に伸びるウィングとリモートサテライトの2 本の直線形状が印象的なターミナル
074 シカゴ・オヘア国際空港(アメリカ合衆国・シカゴ)
五大湖のほとりで米国第3 の大都市を支える巨大空港。9 本もの滑走路を有する
075 シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港(アメリカ合衆国・シンシナティ)
3州にまたがる広域大都市圏に位置し、DHL の北米3 大スーパーハブの1 つとして機能
076 インディアナポリス国際空港(アメリカ合衆国・インディアナポリス)
「インディ500」で熱狂する開催都市に位置し、FedEx が第2 拠点とする空港
077 ルイビル国際空港(アメリカ合衆国・ルイビル)
「ワールド・ポート」と名付けられたUPS の巨大貨物荷捌拠点は、米国2 位の貨物取扱量
078 ミネアポリス・セントポール国際空港(アメリカ合衆国・ミネアポリス)
2本の川の合流地点に位置する「双子都市」、ミネアポリスと州都セントポールに近い空港
079 シャーロット・ダグラス国際空港(アメリカ合衆国・シャーロット)
町の名の由来から「クイーン・シティー」の愛称をもつ、屈指の金融センター都市の空港
080 ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(アメリカ合衆国・アトランタ)
並列した複数の線型サテライトを地下で連結するターミナルの先駆者。世界最大1 億人の旅客が利用
081 オーランド国際空港(アメリカ合衆国・オーランド)
世界最大のアミューズメント・リゾート施設WDW とUSF へのゲートウェイ空港
082 タンパ国際空港(アメリカ合衆国・タンパ)
「エアサイド/ ランドサイド・ターミナル」と無人運転のピープルムーバーの導入は世界初
083 マイアミ国際空港(アメリカ合衆国・マイアミ)
フロリダ半島の最南端に位置する世界的観光・保養都市マイアミの空の玄関
084 メンフィス国際空港(アメリカ合衆国・メンフィス)
FedEx のスーパーハブ空港は米国第1 の貨物取扱量。大型貨物機が無数に並ぶ光景は壮観
085 ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(アメリカ合衆国・ヒューストン)
航空宇宙産業の拠点都市ヒューストンにあり、本館とサテライトの配置がユニーク
086 ダラス・フォートワース国際空港(アメリカ合衆国・ダラス・フォートワース)
ダラス、フォートワース両市にまたがり、半円形のリニア方式ターミナルは一時代を画す
087 オースティン・バーグストロム国際空港(アメリカ合衆国・オースティン)
“世界のライブ・ミュージックの首都”とうたわれるテキサス州の州都の空港
088 デンバー国際空港(アメリカ合衆国・デンバー)
米国最長の滑走路をもつ高地の空港。将来は1 万3,000ha を超える用地を活かした大空港に!
089 フェニックス・スカイハーバー国際空港(アメリカ合衆国・フェニックス)
グランド・キャニオンを筆頭に14 の国立公園を有する観光都市フェニックスの空港
090 ロサンゼルス国際空港(アメリカ合衆国・ロサンゼルス)
米国西海岸の主要玄関。9 つの大規模ユニットターミナルがU 字型に並ぶ
091 マッカラン国際空港(アメリカ合衆国・ラスベガス)
世界中から“カジノの街”“眠らない街”へ! ターミナルビル内のスロットマシーンがムードを演出
092 サンフランシスコ国際空港(アメリカ合衆国・サンフランシスコ)
金門橋が出迎える太平洋路線の主要空港。直交する2 組のクロースパラレル滑走路が特徴
093 オークランド国際空港(アメリカ合衆国・オークランド)
大西洋単独横断飛行のチャールズ・リンドバーグによって開設された歴史ある空港
094 シアトル・タコマ国際空港(アメリカ合衆国・シアトル)
限られた用地を巧みに使用したピア+リモートサテライト方式のターミナルコンセプト
095 テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(アメリカ合衆国・アンカレッジ)
かつては日本―欧米路線の中継基地空港。今はFedEx、UPS を中心とする貨物機の中継基地
096 ダニエル・K・イノウエ国際空港(アメリカ合衆国・ホノルル)
国際、本土、島内の航空ネットワークを担う太平洋中央部にある世界的観光地の中心空港
097 メキシコシティ国際空港(メキシコ・メキシコシティ)
都市圏人口2,000 万人を抱える首都空港。2,230m の高地に3,900m 級滑走路2 本を有す
098 ラ・アウロラ国際空港(グアテマラ・グアテマラシティ)
マヤ遺跡で有名なグアテマラの首都空港。より安全な空港を目指して新空港を模索中
099 モンセニョール・オスカル・アルヌルフォ・ロメロ国際空港(エルサルバドル・サンサルバドル)
太平洋に面する小国の首都空港で、日本の協力により開港した同国唯一の国際空港
100 トンコンティン国際空港(ホンジュラス・テグシガルパ)
ホンジュラスの首都空港。短い滑走路と旋回進入を強いる周辺地形はパイロット泣かせ
101 アウグスト・セサル・サンディーノ国際空港(ニカラグア・マナグア)
「南の観光トライアングル」を有し、大運河建設プロジェクトが進行するニカラグアの首都空港
102 ファン・サンタマリーア国際空港(コスタリカ・サンホセ)
かつて中米の楽園とうたわれた、環境保護先進国コスタリカの首都サンホセの空港
103 トクメン国際空港(パナマ・パナマシティ)
太平洋と大西洋を繋ぐパナマ運河を持つ国パナマの首都に位置し、旅客数は中米最大
104 ホセ・マルティ国際空港(キューバ・ハバナ)
カリブ海に面し、米国との国交回復を果たしたキューバの航空需要を支える重要拠点
105 シモン・ボリバル国際空港(ベネズエラ・カラカス)
ギアナ高地、エンジェルフォール、ロスロケス諸島などが世界中の人々を惹きつけるベネズエラの首都空港
106 エルドラド国際空港(コロンビア・ボゴタ)
アンデス山脈の盆地に位置する国際空港。2012 年オープンのターミナル1 は高評価
107 マリスカル・スクレ国際空港(エクアドル・キト)
乗継利便性、サービスレベル、セキュリティの高さが評価される、エクアドルの首都空港
108 ホルヘ・チャベス国際空港(ペルー・リマ)
マチュピチュに代表されるインカ帝国が栄えたペルーの首都にある、南米の国際航空拠点
109 エル・アルト国際空港(ボリビア・ラパス)
標高4,058m と国際空港としては世界で最も高地に立地。4,000m の滑走路でも国際線就航に制約
ブラジルの空港概観
大河アマゾンと熱帯雨林に象徴されるブラジルは大小4,000 の空港を有する世界屈指の航空大国
110 リオ・デ・ジャネイロ・アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港(ブラジル・リオ・デ・ジャネイロ)
2016 年夏季オリンピックが開催された世界的観光都市リオ・デ・ジャネイロの国際空港
111 サントス・ドゥモン空港(ブラジル・リオ・デ・ジャネイロ)
リオ中心部から2km に立地する、年間1,000 万人利用の国内線専用空港
112 グアルーリョス国際空港(ブラジル・サンパウロ)
ブラジル最大の都市サンパウロを母都市とする、ラテンアメリカ最大の国際空港
113 コンゴーニャス空港(ブラジル・サンパウロ)
サンパウロの稠密な市街地に囲まれた国内線専用空港。航空機の騒音対策が課題
114 ヴィラコッポス国際空港(ブラジル・サンパウロ)
サンパウロ市中心から100km と遠隔地にあり、国内第2 の貨物取扱空港とLCC 空港の道を歩む
115 ミニストロ・ピスタリーニ国際空港(アルゼンチン・ブエノスアイレス)
タンゴの国アルゼンチンの首都、「南米のパリ」とうたわれるブエノスアイレスの国際空港
116 アルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港(チリ・サンティアゴ)
南米大陸太平洋岸に細長く伸びる国チリの中央部に位置する首都の国際空港
アジアの空港
韓国の空港概観
国内15 空港を擁し、仁川国際空港ほか3 空港が世界の旅客数ベスト100 にランクイン
117 仁川国際空港(韓国・ソウル)
仁川沖の人工島に開港。冬季五輪に合わせターミナル2 を建設し世界的なハブ空港に
118 金浦国際空港(韓国・ソウル)
近年は、ソウル市街とのアクセスの良さを生かした近距離国際便の就航で旅客数が急増
119 金海国際空港(韓国・釜山)
韓国第2 の都市にして、国際港湾拠点・釜山のゲートウェイ
120 済州国際空港(韓国・済州)
観光客を中心に年間3,000 万人近い利用は韓国第2 位。容量限界で新空港の建設が決定
中国の空港概観
巨大空港の建設が全土で相次ぎ、世界の旅客数ベスト50 に7 空港がランクイン
121 北京首都国際空港(中国・北京)
北京オリンピックを契機に大規模拡張がなされるも、容量限界を見据え新空港も建設中
122 上海浦東国際空港(中国・上海)
北京首都空港と並ぶ中国の2 大ハブに成長。需要拡大が続き新ターミナルの建設が進む
123 上海虹橋国際空港(中国・上海)
2010 年完成のターミナル2 は利便性に優れ、ターミナル1 の4 倍の規模を誇る
124 広州白雲国際空港(中国・広州)
FedEx のアジアハブが置かれ、取り扱い貨物量も屈指。中国3 大空港の一角を占める
125 深?宝安国際空港(中国・深?)
まるで宇宙船のようなユニークな構造の近代的な新ターミナルが2013 年にお目見え
126 大連周水子国際空港(中国・大連)
利便性と裏腹に拡張性がなく、もはや容量限界。世界最大の海上埋め立て空港の建設が進む
127 西安咸陽国際空港(中国・西安)
悠久の古代都市は兵馬俑など歴史的資源の宝庫。ターミナル整備にわが国の円借款も供与
128 重慶江北国際空港(中国・重慶)
長江の水運で栄える港湾都市は航空需要も飛躍的に拡大中。施設整備が矢継ぎ早に進む
129 成都双流国際空港(中国・成都)
日中戦争時に築かれた空港が拡張され今日に至る。現代ではコンセプトの古さは否めず
130 昆明長水国際空港(中国・昆明)
シンメトリー構成の巨大単一ターミナルは、中華の様式美と近代建築の二面性を持つ
131 香港国際空港(中国・香港)
世界一の貨物取扱量を誇るアジアの巨大ハブ。第3 滑走路の建設に向け動き始める
132 マカオ国際空港(中国・マカオ)
海上の滑走路と、陸に建設されたターミナルが2 本の誘導路で結合されるユニークな構造
台湾の空港概観
新幹線が開通し国内航空網は様変わり。国際線の成長は中国本土との関係が鍵を握る
133 台湾桃園国際空港(台湾・台北)
開港から40 年、需要増に合わせ第3 ターミナルを建設中。待望の鉄道アクセスも開通
134 台北松山空港(台湾・台北)
一時は国内線専用空港も、羽田便で復活。四国松山とのチャーター便が就航したことも
135 高雄国際空港(台湾・高雄)
かつての高需要路線であった台北線は新幹線の開業で休止中ながら、国際線が急増中
136 台中空港(台湾・台中)
滑走路の東側に軍施設、西側に遠く離れて民航ターミナルがあり、長い誘導路で結ばれる
137 チンギスハーン国際空港(モンゴル・ウランバートル)
ウランバートル市から50km の草原地帯に国家的な大プロジェクトの新空港が完成間近
フィリピンの空港概観
大小7,000 余の島嶼国では航空輸送が生命線。13 の国際空港と270 余の国内用空港、飛行場が担う
138 ニノイ・アキノ国際空港(フィリピン・マニラ)
都心部から10km の首都空港。同国の航空輸送の6 割の発着回数、旅客数を占める
139 クラーク国際空港(フィリピン・マニラ)
首都空港の補完的役割を期待されつつも、都心部から80km という距離が壁で苦戦中
140 イロイロ国際空港(フィリピン・イロイロ)
中部の中心的交易都市に所在。2007 年完成の新空港で、わが国も有償資金協力で貢献
141 マクタン・セブ国際空港(フィリピン・セブ)
世界有数の観光地。航海士マゼランが初めて上陸し、非業の死を遂げた地の国際空港
142 タグビララン空港/ 新ボホール空港(フィリピン・ボホール)
現空港からほど近いバングラオ島に、ジェット機の就航可能な新空港がまもなく完成
インドネシアの空港概観
南北2,000km、東西5,000km の広大な海域の島嶼国にとって航空は不可欠な交通手段
143 スカルノ・ハッタ国際空港(インドネシア・ジャカルタ)
経済の急成長を受け、第2、第3 のターミナルが次々オープンするもなお不足気味
144 ハリム・プルダナクスマ国際空港(インドネシア・ジャカルタ)
首都空港の補完的役割を担う軍民共用空港。同国トップのLCC ライオン・エアが就航
145 イ・グスティ・グラー・ライ国際空港(インドネシア・デンパサール) .
世界的な観光地の玄関口。2013 年バリ・APEC の開催に合わせ、国際線ターミナルを開業
146 ジュアンダ国際空港(インドネシア・スラバヤ)
同国最大の港湾都市に位置する空の玄関口。わが国も円借款事業で空港建設に貢献
147 クアラナム国際空港(インドネシア・メダン)
スマトラ島最大の都市に近年開港。中東、アジア各地への地の利を生かし国際ハブ空港へ
148 アジストジプト国際空港(インドネシア・ジョグジャカルタ)
ジャワ島中部の古都ジョグジャカルタに立地。世界的な仏教遺跡ボロブドゥール観光の玄関
149 スルターン・アジ・ムハンマド・スレイマン国際空港(インドネシア・バリクパパン)
同国最大の島カリマンタン島に位置。新設のターミナルは近代的デザインで最先端設備
150 ロンボク国際空港(インドネシア・マタラム)
バリ島の東、ロンボク島に完成した新空港。観光拠点の位置付けで、さらなる拡張も
151 スルタン・ハサヌッディン国際空港(インドネシア・マカッサル)
インドネシア東部地域と首都ジャカルタを結ぶ航空ネットワークの拠点を担う
152 プレジデンテ・ニコラウ・ロバト国際空港(東ティモール・ディリ)
21 世紀最初の独立国東ティモールの首都ディリの国際空港。しかし滑走路は1,800m 級
153 チャンギ国際空港(シンガポール・シンガポール)
開港以来、ターミナル建築、サービスレベルで先駆的な役割を果たし続ける
154 クアラルンプール国際空港(マレーシア・クアラルンプール)
10km 四方の広大な敷地に4,000m 級滑走路5 本と4 つの大規模ターミナル建設を構想中
155 ノイバイ国際空港(ベトナム・ハノイ)
首都ハノイ近郊45km に位置する北の玄関口。ターミナル2 は円借款事業で近年完成
156 タンソンニャット国際空港(ベトナム・ホーチミン)
需要の伸びは著しく、旅客数はベトナム最大。さらにロンタインに新空港を計画中
157 スワンナプーム国際空港(タイ・バンコク)
4,000m 級の2 本の滑走路と近代的なターミナルをあわせ持つアジア最大級の新空港
158 ドンムアン国際空港(タイ・バンコク)
バンコク中心部に近く、100 年に渡ってタイの経済成長を牽引してきた首都空港
159 チェンマイ国際空港(タイ・チェンマイ)
タイ有数の避暑地、古都チェンマイへ向かう年間1,000 万人の旅客が国内外から利用
160 プーケット国際空港(タイ・プーケット)
2004 年のスマトラ島沖地震を克服し、真新しい新国際ターミナルで観光客をお出迎え
161 ワッタイ国際空港(ラオス・ビエンチャン)
ASEAN 唯一の内陸国ラオスでは航空交通が生命線。わが国の無償資金協力も大いに貢献
162 プノンペン国際空港(カンボジア・プノンペン)
経済成長が著しく、増加の一途をたどる航空需要を担うカンボジアの首都空港
163 シェムリアップ国際空港(カンボジア・シェムリアップ)
世界的な仏教遺跡アンコール・ワット観光はここからスタート。中国各地への直行便も
164 ヤンゴン国際空港(ミャンマー・ヤンゴン)
利用客数はミャンマー最大。さらなる需要拡大に備え北方80km に新空港を建設予定
165 ネピドー国際空港(ミャンマー・ネピドー)
2006 年遷都の新首都の空港。国際線就航可能な滑走路と近代的ターミナルで構成
166 ハズラット・シャージャラル国際空港(バングラデシュ・ダッカ)
バングラデシュの3 つの国際空港のうち、国際線旅客の90%を担う首都空港
167 インディラ・ガンジー国際空港(インド・デリー)
新ターミナルがオープンし、年間6,000 万人の旅客を扱える名実ともにインド最大の空港
168 チャトラパティ・シヴァージー国際空港(インド・ムンバイ)
インド随一の商都の空港。白く輝く3 万?もの大天井をもつ、先進的なターミナルデザイン
169 バンダラナイケ国際空港(スリランカ・コロンボ)
スリランカ最大の空港。需要の増加が著しく、わが国の援助を活用して断続的な拡張整備が進む
170 イブラヒム・ナシル国際空港(モルディブ・マレ)
首都から1km の島にあり、3,000m 級滑走路のほか複数の水上飛行機用離着陸水域も
171 トリブバン国際空港(ネパール・カトマンズ)
ネパール首都近郊の山岳地に立地。高山に囲まれ運航条件が厳しく、安全性の向上が課題
172 ジンナー国際空港(パキスタン・カラチ)
パキスタン最大の都市にあり、90 年近い歴史をもつ。メインターミナルは1992 年に開業
173 ハミッド・カルザイ国際空港(アフガニスタン・カブール)
種々の戦争に巻き込まれた首都空港。ようやく治安が安定し、空港発展へスタート
174 イスラム・カリモフ・タシュケント国際空港(ウズベキスタン・タシュケント)
古くから東西交易の中心地に位置し、航空の果たす役割も大きい。成田にも直行便が就航
175 アルマトイ国際空港(カザフスタン・アルマトイ)
東南アジアとヨーロッパを結ぶ中継地という地の利を生かし、さらなる発展を目指す
中東・アフリカの空港
176 エマーム・ホメイニー国際空港(イラン・テヘラン)
2004 年に開港した首都テヘランの新国際空港
177 バクダード国際空港(イラク・バクダード)
イラク戦争後は米軍管理下に置かれ、民航再開後も治安情勢を反映し軍民共用が続く
178 クウェート国際空港(クウェート・クウェート)
世界7 位の原油埋蔵量に依存する砂漠の国。ペルシャ湾に面する首都クウェートの空港
179 キング・ハーリド国際空港(サウジアラビア・リヤド)
急増する航空需要に対応するため、国内線専用のターミナル5 が2016 年にオープン
180 キング・ファハド国際空港(サウジアラビア・ダンマーム)
ペルシャ湾に面する都市ダンマームの空港。湾岸戦争に参加した連合軍基地を起源にもつ
181 ハマド国際空港(カタール・ドーハ)
経済を石油、天然ガスに依存する砂漠国。市街地隣接海岸を埋め立てて広大な空港を建設
182 アブダビ国際空港(アラブ首長国連邦・アブダビ)
石油・天然ガスで発展著しいアラブ首長国連邦の首都アブダビの国際空港
183 ドバイ国際空港(アラブ首長国連邦・ドバイ)
超高層ビルが林立する世界的観光都市に所在し、9,000 万人の取扱能力を目標に拡張中
184 ベン・グリオン国際空港(イスラエル・テルアビブ)
「3 大一神教の聖地」エルサレムにあり、世界一厳重な警備が行われる空港
185 カイロ国際空港(エジプト・カイロ)
巨大ピラミッドと広大な砂漠が魅了する国に広がる、羽田空港の2.4 倍の用地の国際空港
186 ムハンマド5 世国際空港(モロッコ・カサブランカ)
もとは米国が第2 次大戦中に建設した空軍基地。現在は国王の名を冠したモロッコ最大の空港
187 ジョモ・ケニヤッタ国際空港(ケニア・ナイロビ)
1,600m の高地に立地する空港。そのため滑走路長4,117m では不十分
188 ムルタラ・モハンマド国際空港(ナイジェリア・ラゴス)
アフリカ経済の4 分の1 を占める経済大国にあり、西アフリカのハブ空港
189 O.R. タンボ国際空港(南アフリカ・ヨハネスブルグ)
4,418m もの長い滑走路を有するが、高地に位置するため長距離国際線は途中給油が必要
190 セントヘレナ国際空港(セントヘレナ・ジェームズタウン)
3 週間に1 度の船便しか交通手段のなかった絶海の孤島に、待ちに待った新空港が完成
オセアニアの空港
オーストラリアの空港概観
都市が東海岸に偏在する、日本の20 倍の広さの大陸国。国内・国際ともに航空交通が重要
191 キングスフォード・スミス空港(オーストラリア・シドニー)
オペラハウスとハーバーブリッジが出迎えるオーストラリア最大の都市シドニーの国際空港
192 メルボルン空港(オーストラリア・メルボルン)
「世界で最も暮らしやすい都市」と評されたオーストラリア第2 の都市メルボルンの国際空港
193 キャンベラ空港(オーストラリア・キャンベラ)
オーストラリアの首都キャンベラを母都市とする国際空港。だが国際線定期便は未就航
194 ブリスベン空港(オーストラリア・ブリスベン )
ゴールド・コースとの北70kmに位置するオーストラリア第3の都市ブリスベンの国際空港
195 ゴールド・コースト空港(オーストラリア・ゴールド・コースト)
高層ホテルが林立するオーストラリア最大の観光保養地ゴールド・コーストの玄関空港
196 ケアンズ空港(オーストラリア・ケアンズ)
人口わずか15 万ながら、世界最大の珊瑚礁グレート・バリア・リーフの観光拠点を抱える
197 アデレード空港(オーストラリア・アデレード)
英国王妃の名にちなんだ「貴婦人」の意味をもつ自由移民都市アデレードの空港
198 パース空港(オーストラリア・パース)
オーストラリア西部の孤立都市パースの玄関。空港へのアクセス鉄道を建設中
ニュージーランドの空港概観
2 つの主島からなる国土に人間の10 倍以上の家畜がいるという酪農・観光立国。人と物の移動に空港が重要な役割
199 オークランド国際空港(ニュージーランド・オークランド)
「帆の街」とうたわれるニュージーランド最大の都市の空港
200 クライストチャーチ国際空港(ニュージーランド・クライストチャーチ)
英国の空気漂うクライストチャーチを母都市とする空港。南極観測拠点空港としても機能
201 ウェリントン国際空港(ニュージーランド・ウェリントン)
ニュージーランドの首都を母都市とする国際空港
202 クイーンズタウン空港(ニュージーランド・クイーンズタウン)
ヴィクトリア女王の気品が漂う観光地。人口3 万人ほどだが、空港利用者は年間170 万人
203 サイパン国際空港(北マリアナ諸島・サイパン)
透明な海に囲まれた観光島サイパンの玄関口。深夜・早朝便が多く、24 時間運用
204 アントニオ・B・ウオン・パット国際空港(米領グアム・グアム)
米軍用地が3 分の1 を占めるグアムの空港。同地から初めて米国下院議員になった人物名を冠する
205 ロマン・トメトゥチェル国際空港(パラオ・コロール)
世界的なダイビングスポットが魅了するリゾート地パラオの玄関口
206 ジャクソン国際空港(パプアニューギニア・ポートモレスビー)
3,000m 級の高地と1 万の島々からなる島嶼国。そこに点在する町々を結ぶ航空網の拠点
207 ヌメア・ラ・トントゥータ国際空港(ニューカレドニア・ヌメア)
太平洋上に浮かぶ「天国に一番近い島」。フランス本土のみならず日本からも多数の観光客
208 ファレオロ国際空港(サモア・アピア)
東経171 度を境として西側に位置する独立国サモアにある首都空港。東側には米領サモア
209 ファアア国際空港(タヒチ・パペーテ)
画家ゴーギャンが愛した南太平洋有数のリゾート島に位置する、ポリネシアの中心空港
南極大陸の空港
氷上に着陸帯と思しき空間が広がる簡素な施設。各国基地に付随し大小40 ほどの空港が存在
日本の空港
日本の空港概観
細長い国土に急速に発展した航空交通、外国人客の増加でサービス向上や容量拡大も課題
210 新千歳空港/#211 千歳飛行場
北の守りの防衛基地と北海道の空の玄関が同居する、東京線は世界でも最大級の旅客数
212 札幌飛行場(丘珠空港)
旧陸軍が丘珠の地の玉葱畑に作った滑走路が原型で、現在も防衛庁との共用飛行場
213 稚内空港
北国の観光資源を生かし夏季は羽田に中型ジェット機が就航する、わが国最北端の空港
214 利尻空港
1,800m 滑走路を有し千歳線にジェットが就航。近年の離島ブームでの観光需要増に期待
215 礼文空港
高山植物の見事な“花の浮島”を訪れる人は多いが、フェリーの便もよく、空路は休止中
216 旭川空港
旭川市が管理する道央の拠点空港で年間100 万人超が利用。冬期間も高い就航率を維持
217 紋別空港
オホーツク海に面した長大な海岸線沿いの空港。観光オフシーズンの需要喚起が課題
218 女満別空港
道東北部の農耕地域にあり、着陸時は季節により一面の緑や雪景色に目を見張る
219 中標津空港
わが国最東端の空港で道内航空輸送の草分け。小規模ながら木造のターミナルも特徴
220 釧路空港
この地特有の海霧による欠航を防ぐため、精密な着陸進入装置を備えた道東の拠点
221 帯広空港
十勝平野の農業地帯に1981 年に建設された新空港。航空大学校のパイロット訓練も
222 函館空港
湯の川温泉近くにあり、アクセス至便で道内第2 の旅客数。新幹線開通の影響は軽微の模様
223 奥尻空港
1993 年の北海道南西沖地震は記憶に残る大災害。空港はここでも復旧復興に活躍
224 青森空港
年間積雪量が10m を超えるわが国で最も雪の多い空港で、迅速除雪に大きな努力を傾注
225 三沢飛行場
米軍管理の飛行場の共用は三沢と岩国の2 つのみ。基地と民航エリアはゲートで仕切る
226 花巻空港
岩手県広域を後背圏とする地方空港。東北新幹線の開業で東京便は休止、大阪便が中心に
227 仙台空港
東日本大震災の甚大な被害を乗り越えて、民間企業の運営でさらなる発展を目指す
228 大館能代空港
1998 年に完成した秋田県で2 つ目の新空港。長さ2,000m の滑走路でジェット機が就航
229 秋田空港
周囲を取り囲む公園を空港と一体的に造成するなど、環境保全への努力も高く評価される
230 庄内空港
山形県が管理する2 番目の空港で、県北部日本海側の酒田、鶴岡などを後背圏に含む
231 山形空港
新幹線開通により羽田線が急減。小型化の羽田路線と新千歳、名古屋、伊丹路線が中心
232 福島空港
須賀川市に立地する福島県管理の空港。当初から東京便はなく、大阪、札幌便が中心
233 東京国際空港
わが国の航空史を体現する首都圏の大空港。発着枠の拡大ニーズは途切れることがない
234 成田国際空港
開港まで苦難を重ねたわが国最大の国際空港、さらなる空港拡張へと舵を切る
235 百里飛行場(茨城空港)
首都圏北部の航空需要を取り込みつつ、LCC を中心に羽田、成田の補完機能を担う
236 調布飛行場
東京離島を結ぶ定期便のほか、空撮、飛行訓練などジェネラルアビエーションを受け持つ
237 大島空港
ジェット化を目指して滑走路を延長も、高速フェリーが便利で現在はプロペラ機が就航中
238 新島空港
調布との間に定期便が就航し、生活路線や海のレジャーを含む観光路線の役割を担う
239 神津島空
滑走路800m の小型機用空港。1992 年開港と比較的新しく、東京都離島では最後に完成
240 三宅島空港
2000 年の雄山噴火により空港閉鎖。島民の全島避難を経て、現在は調布から1 日3 往復
241 八丈島空港
伊豆諸島で最も遠い空港。航空輸送への依存度は高く35 年前からジェット機が就航
242 新潟空港
古くからロシア・ハバロフスクへの国際線が就航し、環日本海交流の基幹空港として活躍
243 佐渡空港
空港の歴史は古いが、高速フェリーの利便性が高く2014 年以降、定期便は休止中
244 富山空港
世界的にも珍しい河川敷に設置されたジェット機就航空港。ターミナルは堤防の外に立地
245 小松飛行場
北陸の中心地金沢への玄関口だが、北陸新幹線開業で東京への主な交通機関はこちらへ
246 能登空港
首都圏からのアクセスが大きく改善。独自の施策「搭乗率保証制度」も高い評価を得る
247 福井空港
開港以来プロペラ機による東京便が活躍も、今は定期便廃止のうえ小型機専用として機能
248 中部国際空港
愛称は“セントレア”、ものづくり中部圏の需要を引き受け旅客のみならず貨物にも強み
249 名古屋飛行場(県営名古屋空港)
中部圏の基幹空港として活躍後、現在は一部の地方路線が残り、MRJ の試験飛行も実施
250 松本空港
標高657m はわが国で最も高地の空港。空気が薄く、低地より長い離陸滑走路長が必要
251 静岡空港
“富士山静岡空港”の愛称のもとに、東京至近の立地もあり国際線も増加
252 関西国際空港
大水深の埋立てによる空港建設は世界でも類を見ず、経営権の売却で伊丹空港とともに民営化
253 大阪国際空港
深刻な騒音問題の歴史を持つが、利便性高く関西の国内航空に果たす役割大きい
254 神戸空港
神戸沖の海上で、市により整備・運営されてきた空港は関西、伊丹と統合経営へ
255 八尾空港
伊丹空港でさばききれない小型航空機の発着を受け持つ、国交省管理の小型機専用飛行場
256 南紀白浜空港
一大観光地南紀白浜へは関西からは陸路を利用、東京からは1 日3 便の航空路が至便
257 但馬飛行場
兵庫県北部の但馬地域は長年、高速交通の空白地帯。1994 年、念願叶って空港完成
258 鳥取空港
市営飛行場に歴史を遡る古い空港。関西圏の高速バス、鉄道等の発展で、今は東京便のみ
259 美保飛行場(米子空港)
防衛省管理の美保飛行場を共用するが、民間航空の需要増に対応し滑走路を2,500m に延長
260 出雲空港
出雲市の東13km、宍道湖に面した県営空港。湖を一部埋め立てて滑走路延長を行う
261 石見空港
既存空港へ便の悪い島根県西部の利便性向上が目的。山口県萩市近辺の観光需要も見込む
262 隠岐空港
島根半島北東沖の離島空港。歴史は古く昭和中期には定期便、現在は出雲と大阪の2 路線
263 岡山空港
ジェット化を契機に海沿いから内陸側丘陵地に移転。東京便は新幹線と競合するも健闘中
264 岡南飛行場
旧岡山空港だが、今は小型機専用で空撮などの使用事業や消防、警察など公共機関も活用
265 広島空港
内陸丘陵地に整備された新空港。3,000m 滑走路で国際線も就航。アクセス時間短縮が課題
266 岩国飛行場
2012 年に民航ターミナルが完成し、約50 年もの長い休止期間を経て東京便が再開
267 山口宇部空港
県西部は北九州、東部は岩国と勢力圏を争い、新幹線網とも競合しつつも旅客数増を図る
268 高松空港
コンセッション方式による民間運営が開始。国管理空港では仙台空港に続き2 例目
269 松山空港
瀬戸内、道後温泉などの根強い観光需要が下支えし、順調に旅客・便数増が進む
270 徳島飛行場
滑走路は1 本で、南側に自衛隊、北側に民航ターミナルが展開。大阪便は高速バスに転換
271 高知空港
四国南部の高知県は、東京、大阪から海越え、山越えとなる航空優位の地。愛称は“高知龍馬空港”
272 福岡空港
アクセス至便の市街地空港、需要逼迫にターミナル整備や滑走路増設、民営化も進行中
273 北九州空港
関門航路の浚渫土砂で埋め立てた海上空港は騒音影響も軽微で24 時間運用可能
274 佐賀空港
三方を水域に接し騒音問題も少なく深夜貨物便が就航。高速道路網への接続も便利
275 長崎空港
わが国初の海上空港は、離島路線のハブ機能を持ち、歴史的経緯から上海などの国際線も
276 壱岐空港
長崎県の離島空港の1 つで長崎空港と結ぶ。福岡線もあったが、高速船に押されて休止中
277 対馬空港
開港以来、堅調に需要が増加し数年後には滑走路を延長、離島空港ジェット化の先駆けに
278 福江空港
五島列島で最大の島に長崎県で最初の離島空港として開港。愛称は“五島つばき空港”
279 上五島空港
山岳地形の島の頂上部を造成して、滑走路800m の小型用の空港を建設。定期便は休止中
280 小値賀空港
五島列島の北端に開港。小型プロペラ機による福岡、長崎便は、いずれも休止中
281 熊本空港
熊本地震では3 日目に運航を再開、被災したターミナルビルは建て替え事業を準備中
282 天草飛行場
熊本県天草地域の玄関口。1,000m の滑走路で小型プロペラ機が熊本、福岡線に就航
283 大分空港
手荷物用ターンテーブルを巨大な回転寿司に見立てた地元産品の宣伝などで話題
284 大分県央飛行場
朝どれ野菜などを空輸する「農道空港」として誕生。現在は防災・救助活動、遊覧飛行に使用
285 宮崎空港
南九州の観光・ビジネスの拠点空港でアクセス至便。ビルのオアシス広場はイベント満載
286 鹿児島空港
主要都市を結び、鹿児島離島へのハブ空港としても機能。桜島の火山灰被害が悩ましい
287 種子島空港
種子島宇宙センターへの重要なアクセスを担う。愛称は「種子島コスモポート」
288 屋久島空港
島は樹齢数千年の屋久杉で有名な世界遺産。伊丹、鹿児島への空路アクセスを担う
289 奄美空港
古くから航空交通が発達し、1988 年にはジェット機が就航できる新空港が開港
290 喜界空港
奄美の東25km に位置する小さな離島の小ぢんまりした空港には空路、鹿児島と奄美から
291 徳之島空港
サトウキビを中心とする農業の島。ジェット化は鹿児島離島で最も早く1980 年のこと
292 沖永良部空港
主要作物は花卉類で「花の島」の愛称。鹿児島、奄美、与論の3 路線にプロペラ機が就航
293 与論空港
紺碧の海に囲まれたリゾートアイランドは沖縄に最も近い鹿児島離島
294 那覇空港
本土各地や沖縄離島を結ぶハブ空港は国際線も12 路線、滑走路増設工事が進行中
295 久米島空港
那覇市西方100km の離島で那覇と結ぶ、7 月中旬〜 8 月の夏季限定ながら羽田路線も
296 伊江島空港
1975 年の沖縄国際海洋博覧会にあわせて建設されたが、1977 年から現在まで定期便はない
297 慶良間空港
民間が運営する非公共用飛行場を、県の管理に変更した珍しい経緯をもつ空港
298 粟国空港
那覇の北西60km の孤島に800m の滑走路を持つ空港あり。かつては小型機の定期便就航
299 北大東空港
近くの南大東島の弟分。人口600 人あまりの小島ながら1,500m 滑走路
300 南大東空港
那覇の東方340km にある絶海の孤島。船便は那覇から15 時間あまりと、航空便が不可欠
301 宮古空港
石垣島と並ぶ沖縄離島の要衝。今後もスポーツ、観光による需要喚起に期待が集まる
302 下地島空港
わが国唯一のパイロット訓練用飛行場として開港も各社が撤退。今新たな開発の動きも
303 多良間空港
本土復帰当時から小型機が就航していたが、現在は1,500m 滑走路にDHC-8 が就航中
304 石垣空港
八重山群島中心地は古くから需要が旺盛。自然環境問題をクリアして新空港が誕生
305 波照間空港
人口500 人の日本最南端の有人島。かつて石垣路線が就航も高速フェリーの登場で休止中
306 与那国空港
わが国最西端の島からは彼方に台湾の山々も。現在は石垣島との間にDHC-8 が就航
【コラム】
01 Beatles と空港
02 バルチック鉄道Rail Baltic
03 ドナウ川
04 アスファルト舗装とコンクリート舗装
05 航空灯火のLED 化
06 国際旅客数ランキング50
07 中米のマヤ文明三大遺産
08 ガラパゴス諸島の観光
09 天空の都市ラパスとイリマニ山
10 空港の名称
11 受託手荷物検査装置のインライン化
12 いろいろな進入角指示装置
13 Runway number nine
14 大規模空港における航空機燃料供給
15 世界の空港数
16 制限表面
17 CIQ
18 国内旅客数ランキング50
19 世界最長滑走路の空港
20 航空会社、飛行機会社、空港会
21 空港と旅客ターミナル
22 貨物量ランキング50
23 世界最高標高・最低標高の空港
24 天正遣欧少年使節とセントヘレナ
25 ミクロネシアの空港と旧日本軍飛行場
26 旅客数ランキング(国際線+国内線)100
27 仙台空港の津波被災からの復旧オペレーション
28 世界の混雑空港
29 鳥居と極東米軍シンボルマーク
30 小笠原空港の構想
31 横浜根岸飛行場
32 空港の航空管制レーダー
33 佐賀の熱気球
34 寒冷地空港 〜雪との闘い〜
35 国内空港乗降客数ランキング(旅客数順)
36 国内路線別旅客数ランキング50
37 空港で使われる特殊車両(GSE 車両)
38 発着回数ランキング50
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