海事の書籍紹介
実用海事六法 2025年版
海事法規の解説 改訂版
神戸大学海事科学研究科海事法規研究会 編著
海事法規解説の定番書。
海事の理解と運用に必須の16法令を丁寧に解説。商法の改正など最新の法令改正に対応。初学者から海技士・海事代理士の勉強にも役立つ海事法規の入門書。
【はしがき】
『海事法規の解説』の初版は,『概説海事法規(初版2010(平成22)年)』以来改訂を経て,2022(令和)年に刊行されました。
世界では,紛争により,紅海(レッドシー)を避けた喜望峰経由での運航や,気候変動に起因する水不足によるパナマ運河の喫水制限等,国際海上輸送の安定がおびやかされている状況にあります。国際海上輸送は世界のサプライチェーン……
海技試験六法 2025年版
国土交通省海事局海技課 監修
◆本書の特徴◆
海技試験科目のうち、「海事法令」は、筆記試験が行われるいくつかの基本法令を除いて口述試験中心に行われ、同時に、口述試験場に法令集を持ち込み、これを見ながら回答することが許されています。このため、筆記試験はもとより、口述試験に合格するには、日頃から法令集を使いなじんでおく必要があります。
本書は、筆記試験と口述試験の全出題範囲を網羅したもので、国土交通省海事局海技課の監修を得て、口述試験場に携帯することが認められています。現在、海技試験のために編集されている専用の法令集は他に例がなく、まさに受験者必携の六法と言えます……
英和対訳 2006年ILO海上労働条約(正訳)2025年版
国土交通省海事局 監修
「2025年版」発刊にあたって
船員の「権利章典」とも呼ばれる「2006年の海上の労働に関する条約」は,わが国でも2013年8月5日に批准登録し,2014年8月5日に発効しました。
同条約は,船舶で働く船員のための最低限の要件を定め,雇用条件,労働・休息時間,居住設備,レクリエーション用の設備,食料及び料理の提供,健康保護,医療,厚生,社会保障に関する規定を含んでいます。
本書は,この「2006年の海上の労働に関する条約」の正訳を英和対訳で収録したものですが,前回,2018年の改正まで反映させた『2006年ILO海上労働条約(正……
図解 海上衝突予防法 【12訂版】
藤本昌志 著
カラー図解で一目瞭然、航海の常識を完全理解!!
法令解説を全面改訂
海には船舶の衝突を防ぐため「海上衝突予防法」「海上交通安全法」「港則法」(海上交通三法)が定められています。
「海上衝突予防法」は、船舶交通の国際規則に準拠した国内法で、あらゆる船舶の航法や灯火・形象物、信号などを定めた法律です。
本書の特徴
■海上衝突予防法を分かりやすいカラー図解で条文ごとに解説
■船舶の航法、灯火・形象物、信号などを図示
初学者の方はもちろん、改めて学習し直したい方にもおすすめです。
【まえがき】
海洋は,古くから船……
加除式 危険物船舶運送及び貯蔵規則並びに関係告示【追録第24号加除済み台本】
国土交通省海事局検査測度課 監修
これは書店でのお取り扱いはなく、直接販売のみです。およそ2年に1回のペースで、「追録」が出されます。成山堂書店はバインダー形式を採用、追録を該当箇所に差し込むだけで、ご使用できます。
【追加・改正内容について】
1 危険物規則の条文追加・改正
○13条・18条・392条
2 関係告示の条文追加・改正
危険物の運送基準を定める告示
①条文追加・改正(2条関係・2条の2関係・7条の2関係・7条の3関係
7条の4関係・7条の7関係・10条関係・10条の2関係・10条の3関係
14条関係・16条の2関……
船舶職員及び小型船舶操縦者法関係法令【令和6年9月30日現在】
海事法規研究会 編/国土交通省海事局海技課 協力
最新の船舶職員法令を正確に収録するとともに、利用者の他法令の引用参照の労を省くため、船舶職員法令に関連のある法令のうち、必要な条文をできる限り広範囲に網羅しています。
【はしがき】
昭和二十六年、明治以来施行されてきた旧法に代わって、「船舶職員法」が制定され、以来幾多の改正が行われてきました。
そして、平成十五年、小型船舶操縦士免許の取得者の増加に伴い、小型船舶に係る利用者ニーズの変化に適確に応えるとともに、小型船舶の航行の安全を一層図るため、小型船舶操縦士制度の抜本的な見直しを行い、現在の法律名である「船舶職員及び小型船舶……
船員法及び関係法令(令和6年9月30日現在)
海事法規研究会 編/国土交通省海事局船員政策課 協力
令和6年9月30日現在の内容。実務に便利な事務取扱要領と事務処理基準を完全収録。船内備置図書にも最適。
【はしがき】
船舶の運航の技能と経験を有する船員は、全ての海事産業のヒューマンインフラであり、優良な船員を安定的に確保することは海事産業の発展のために不可欠な要素である。優良な船員を安定的に確保するためには、教育・育成及び雇用対策と並んで、魅力ある職業とするための基礎として安全かつ適正な労働環境の整備を図らなければならない。
このため、労働時間、休日、賃金等の労働条件を適正な水準に維持することはもとより、安全な運航に必要と……
ISMコードの解説と検査の実際(三訂版)【復刊】
国土交通省海事局検査測度課 監修
ISMコード(国際安全管理規則)はヒューマンエラー(人為的ミス)による海難事故を防止するために作成され、船舶・陸上を含めた全社的な「安全管理システム」の構築と、その確実な実施を義務づけたものです。
船上におけるコミュニケーションを「マニュアル化」「システム化」して、国際的な安全管理基準に合わせることにより、誰が担当になっても、一定に安全を維持できるようにすることがISMコードの目的です。
本書は、ISMコードの概念から、安全管理システムの構築方法、受検までの準備、実際の受検の流れ、判定のポイント、ISMコードに関するQ&Aなどを船……
海洋法と船舶の通航(増補2訂版)
兼原敦子 監修/公益財団法人 日本海事センター 編
国連海洋法条約諸規定のうち、船舶の通航に関する規定を海域の区分ごとに解説した唯一の書。海賊、環境、EEZ、便宜置籍船等、近年注目の事項も多く取り入れ、歴史的経緯から最新事情までを網羅。
【はしがき】
日本海事センターは,日本海事財団と財団法人日本海運振興会の両法人を統合して2007年4月に発足。2011年4月に「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」に基づく公益財団法人への移行に伴い,名称が公益財団法人日本海事センターとなった。当センターは,海洋国家たるわが国の発展に貢献するため,海事関係の各種調査研究・政策提言……