海事の書籍紹介
わかりやすい材料学の基礎 改訂増補版
菱田博俊 著
私たちの身の回りの全てのものは、何かの材料から成り立っています。本書は、その材料が何なのかをわかりやすく学ぶためのテキストです。
まず各節の「要点」を読んで概略をつかみ、「基本」ではその内容をじっくり読み込みましょう。「発展」では、理解を深めるための内容になっています。チャレンジして読んでみましょう。確証の冒頭のチェックシートは読み終わった後に、答えられるか試してください。繰り返し読めば、材料学の基礎はバッチリです。
改訂増補版では、全体の内容を見直し、表記表現を修正するとともに、材料強度の評価に関する補足を増補資料として追加しま……
詳説 航海計器 2訂版
若林伸和 著
現在の船舶で使用される航海計器全般を網羅した教科書。双眼鏡や六分儀などの基礎的なものから、AIS、ECDISといった最新機器まで21種の機材を取り上げる。それぞれの計器について、その概要、構成、実際の使用法など、順を追って説明しており、試験対策から実務まで役立つ内容。
【はじめに】
人類が船を利用するようになったのはいつごろのことでしょうか。おそらく川、湖や海岸付近などで短距離を移動するために使われたのがはじまりで、最初は板きれのようなものを水の上に浮かべたものであったと考えられます。それがいつごろのことかは特定することができ……
港湾で活躍する人材の育成
奥田美都子・柴原優治 共著
四方を海に囲まれた日本では、物流の基盤である港湾を守り支えていく若い世代の人材確保と教育が欠かせない。本書では、港湾の仕事をわかりやすくまとめ、港湾運送事業の人材育成について、能力開発施設という教育現場と港湾・物流企業の実務現場の両面から解説する。特に、港湾人材の育成機関である港湾カレッジでの取組みや、卒業生のインタビュー調査による現場の声を紹介し、港湾人材育成の指針を示す。これから社会へはばたく若者、および企業の人事・採用・研修担当者、経営者におすすめの一冊。
【はじめに】
港湾職業能力開発短期大学校横浜校(以下、港湾カレッ……
機関学概論(2訂増補版)
大島商船高専マリンエンジニア育成会 編
船舶や機関の基礎知識を丁寧に解説。章末に練習問題を掲載し、機関士を目指す初学者向きのテキスト。機関全般に共通の知識の習得に最適。
■本書の目的
機関学を専門的に学習する人にとって、高度な知識への橋渡しになる役目になること。すなわち、機関学の良き入門書になること
航海士を目指す人にとって、機関全体の知識を得ることは船舶の安全運航上、重要である。航海士を目指す若者や乗船経験の浅い航海士のために機関学の知識を提供すること。
確証の要所に例題を配置し、基礎学力を身に着けながら読み進むことができ、章末の演習問題でその理解力を……
四・五・六級 運用読本 改訂版
及川 実 著
過去に出題された海技国家試験を徹底分析。出題傾向に沿って重点解説。筆記・口述試験を問わず本書で勉強すれば、4・5・6級海技士運用科目の攻略は万全。
【改訂版によせて】
本書は,「船舶職員及び小型船舶操縦者法」に定める海技士国家試験(海技試験)の試験科目の1 つ,「運用に関する科目」について,主に四級,五級及び六級海技士(航海)を目指す方々を対象として「学科試験科目の細目」に合わせて編集しております。
新版の発行から12 年が経過し,その間,「STCW 条約」,「SOLAS 条約」,「MARPOL 条約」等の国際条約の見直し及……
航海訓練所シリーズ 読んでわかる三級航海 運用編(2訂版)
独立行政法人 海技教育機構 編著
航海訓練所の練習船で使っているテキストです。
三級海技士の習得に必要な知識を体系化した新シリーズ。
最新資料をもとに全面書きおろし。
現役航海士ならではの実務的でわかりやすい解説。
操船、復原性、船体の構造から非常時の対応、機関概要まで、運用の基礎を幅広く収録。
海技士試験にも役立つ。
【はじめに】より
本書は航海士を目指す人のための入門書です。本書は船舶運用学の基礎を勉強したい方に最適となるように執筆しました。すでに出版されている航海編と併せてご利用頂き、船舶に関する幅広い知識習得の一助として頂ければ幸いで……
舶用金属材料の基礎
盛田 元彰 著
船舶乗組員・舶用機器メーカーを目指す学生を対象に、金属材料の利用方法から実際に作成することまで幅広く習得できるようにまとめたテキスト。金属に関連する各種の加工、腐食と防食、表面処理、非破壊検査、JIS・NKなどの諸規則までわかりやすく解説。
【まえがき】
本書は2001 年に出版された「新訂 金属材料の基礎」の改訂新版である。本書は将来上級の海技従事者や船舶乗組員を志す学生や、舶用機器メーカー等に勤めることを希望する学生を念頭に置き、金属材料の利用方法から実際に金属材料を作成することまで考え幅広く修得できるように編集した。
……
新訂 舶用ディーゼル機関教範
岡田博・塚本達郎、佐々木秀次・津田稔・西尾澄人・仁木洋一 共著
船舶用内燃機関の進歩発達は実にめざましく、文字通り日進月歩の発展を見ており、性能の優れた動力源となっていますが、内燃機関は故障を生ずることが比較的多いといわれています。その原因が材料、工作の欠陥によることもありますが、使用上の不適によることも少なくありません。特に中・小型機関を載せる船舶では、故障はその用途上海難につながりますから、機関を取り扱う者としては内燃機関の本質をよく理解して用法に万全を期することが大切です。
本書は、内燃機関の基礎概念,燃料,潤滑油,性能,各部の詳細,軸系,補機,取扱い,故障の原因及び処置等中小型ディーゼル……
航海訓練所シリーズ 読んでわかる三級航海 航海編(2訂版)
独立行政法人 海技教育機構 編著
三級海技士の習得に必要な、航海当直、航法、気象・海象など、航海の全体を網羅し、海技試験対策にも役立つ内容。現役航海士の解説は実務的でわかりやすい一冊。
【はじめに】より
本書は航海学の入門書です。
練習船で学習する内容を基に、航海学の基礎を勉強したい方に最適となるように執筆しました。本書の前身は練習船教科参考資料で、練習船に乗船する実習生のみに販売していたものです。これらの内容が古くなり改訂の必要に迫られているとき、世に出そうという機運になり、内容を全面改訂し出版することにしました。
執筆には航海訓練所練習船の第一線で活……
機関科四・五級執務一般(3訂版)
海技教育研究会 編
4・5級海技士(機関)に要求される船内安全衛生、法規などの執務一般について、海技試験科目細目に従って分類し、要領よく解説。
【3訂版にあたって】
本書は最初,⼄種機関⻑・⼠の受験参考⽤に「⼄種執務⼀般」として出版された。
1983年に,「1978年の船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約(STCW条約)」の批准と,船員制度近代化の推進という二つの目的をもって,船員法と船舶職員法が大幅に改正され,海技従事者国家試験(現「海技士国家試験」)の科目細目も大幅に改正され,新しい海技資格制度が始まった。本書も内容を全面……