海事の書籍紹介
図解 海上衝突予防法 【11訂版】
藤本昌志 著
カラー図解で一目瞭然、航海の常識を完全理解!!
法令解説を全面改訂
付録に英和対訳「1972年国際海上衝突予防規則」を新規収録。
海には船舶の衝突を防ぐため「海上衝突予防法」「海上交通安全法」「港則法」(海上交通三法)が定められています。
「海上衝突予防法」は、船舶交通の国際規則に準拠した国内法で、あらゆる船舶の航法や灯火・形象物、信号などを定めた法律です。
本書の特徴
■海上衝突予防法を分かりやすいカラー図解で条文ごとに解説
■船舶の航法、灯火・形象物、信号などを図示
初学者の方はもちろん、改めて学習し直した……
新幹線実現をめざした技術開発
下前哲夫 著
世界初の高速鉄道である東海道新幹線。本書はそれを実現させた技術開発に焦点を当て、旧国鉄時代の記録や研究論文、専門誌の記事などを調査し、重要な役割を担った技術者たちの情熱や努力をたどったものである。コンピュータのない時代に実験装置を自作しながらも、世界に誇る高速鉄道技術を生み出した先人たちの発想や苦労を記した貴重な技術開発史である。
【まえがき】より
東海道新幹線は世界で初めての高速鉄道として、東京オリンピックが行われた1964(昭和39)年に開業しすでに50余年経ちました。
鉄道の新線建設はいつの時代でも大事業ですが、殊に東……
国鉄乗車券図録
池田和政 編
鉄道ファン、しかも国鉄時代のファンという方にオススメの1冊。
切符をつくるのに、元となった原図を収録。
これがないと、切符をつくることはできないんです。
約10年かけて、当時の膨大な資料を年代別に編纂した、類書なき1冊。
[caption id="attachment_7427" align="aligncenter" width="212"] このように本文で紹介しています[/caption]
【はじめに】より
国鉄で使用された乗車券は、明治5年6月12日、品川―横浜間仮営業時から使用され、その乗車券は国内で印刷……
航海訓練所シリーズ 読んでわかる機関基礎(2訂版)
独立行政法人 海技教育機構 編著
三級・四級海技士の習得に必要な力学、工学、電気などの理工系分野の知識を、現役の機関士が実務経験を踏まえて、初学者向けに解説。
【はしがき】
船舶には、主機関、蒸気ボイラ、発電機、空気清浄機、冷凍装置、空調装置、電気設備、ポンプ、各種の弁、甲板機器等様々な種類の機器が搭載されている。船舶機関士は、これらの機器を正しく運転操作することはもちろん、それぞれが持つ特性を最大限に発揮させるため、日々の運転監視や計画的な解放整備・調整の業務を行っている。
これらのためには、船舶機関士は各機器の構造作動、 運転操作の取り扱い並び来歴に関し……
漁船保険の解説
三宅哲夫・浅田賢一・菅原公章 共著
2017年に日本漁船保険組合が設立されました。また、2016年には漁船損害等補償法が改正され、漁船保険制度の大改革が行われました。本書は刷新された漁船保険制度の内容を全般的に解説しています。
【はしがき】
2017年(平29)4月1日、全国45の漁船保険組合と漁船保険中央会が統合一元化され日本漁船保険組合が設立されました。漁船保険は、1937年(昭12)の漁船保険法の制定によって発足し、戦後の1952年(昭27)に漁船損害補償法が制定され、その後、数次にわたって改正が行なわれてきました。日本漁船保険組合の設立は、漁船保険制度……
新版 英和対訳 IMO標準海事通信用語集【2023年版】
国土交通省海事局 監修/堀 晶彦・田中賢司・杉田和巳・水島祐人 共訳
1995年に改正されたSTCW 条約(1978年の船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約)において,甲板部の職員に対し最低必要要件としてこれを理解し使用する能力が強制要件として求められている『IMO 標準海事通信用語集』が成山堂書店より対訳版で出版されたのは1999 年でした。
2002年にそのSMCPがさらに改訂され,その使用が現在の強制要件となっています。本翻訳は,その当時IMOのホームページよりダウンロードされたresolition XXXにより作成されたものです。付録として従来のものに加え,内容を少しでも確認……
水波問題の解法 ー2次元線形理論と数値計算ー
鈴木勝雄 著
重力の作用によって、水面に生ずる重力波―水波。
この水波の中に、静止したり、揺れ動いたり、進行したりする物体があるときに、その物体の周りに波がどのように生じ、変形するのか。物体には、どのような力が働き、どのように揺れるのか。
コンピューターの発展により、純数値計算が容易になった現在、あらためて古典的な計算方法を用いた解法を学び、その意義を問い直す。
計算プログラム・サンプル動画 付
【計算プログラム・サンプル動画】は以下からダウンロードしてください。
【計算プログラム】
■低常造波問題
SemiSubCircle……
クルーズポート読本
一般財団法人 みなと総合研究所クルーズ総合研究財団 監修
現在、クルーズ人口は増加の一途を辿っており、国は「2020年にクルーズ訪日旅客数500万人達成」を目標として掲げている。それを踏まえ2017年10月に実施された「クルーズポート・セミナー」の講演内容(海事関係団体、大学、官公庁や自治体など各界の識者6人が演者)を第1章のベースとして書き起こし、クルーズの歴史に始まり各港の取り組みや国内外の現状や課題までを概説している。それらを補完するものとして、2章以降に国交省港湾局の出したクルーズ船受け入れのための「ガイドライン」、クルーズポートに関する基礎知識を整理した「関係用語集」と「Q&A」、……
危険物運送のABCー判例・法令・保険の実務的解説ー
山口修司・一般財団法人 新日本検定協会 安全環境室・三井住友海上火災保険株式会社 海損部 共著
危険物とは何かから、商法改正が危険物運送にどのように影響するのかまで、法律・実務・保険の専門家がそれぞれの立場からわかりやすく解説。
【はしがき】より
平成30(2018)年5月18日、「商法及び国際海上物品運送法の一部を改正する法律」が国会を通過し、成立しました。商法のうち、運送及び海商に関する部分は、六法で唯一文語体の法律として残っていましたが、今回の改正で、口語体の法律となりました。
商法の運送及び海商の部分は、明治32(1899)年の制定以来改正もなされず100年以上が経過しています。
平成26(2014)年2月……
どうして海のしごとは大事なの?
「海のしごと」編集委員会 編
船を造る造船所、船を動かす船員の仕事、船で運ぶ仕事、その船を検査する仕事、海を守る海上保安や海上自衛官、海底探査、海洋調査など海に関わる仕事は多くありますが、実際にはどんな仕事なのかは、一般にはあまり知られていません。本書は、日本を支える海事産業、すなわち「海しごと」にはどのようなものがあり、なぜ必要なのかを伝えるため、それらのしごとに携わる方々にその内容、役割、意義、やりがいなどを紹介しています。
【はじめに】
日本は四方を海で囲まれた海洋国家です。貿易や漁業など海を利用してさまざまな恩恵を受けています。一方で、日本は資源国……