交通の書籍紹介
駐車学 交通ブックス125
高田邦道 著
これまで「走行」の側面からばかり取り上げられてきた「自動車」問題。しかし、渋滞の原因はもとより、まちの盛衰をも左右するのが、駐車と駐車場の問題です。本書では「駐車」から日本の交通行政の課題を俯瞰、その考え方と具体的な解決策を豊富な実例をまじえて紹介します。
【まえがき】より
『交通をどう捉え、どう研究するのか。そしてどう活かすのか。』を問いながら半世紀の間、交通と関わってきた。当時から交通工学の多くの研究者は、「走行」をテーマにしていた。したがって、走行の実態を捉える調査法はかなり進んでいた。また、理論的にも水理学の流学の延……
ICカードと自動改札 交通ブックス123
椎橋章夫 著
自動改札機は、誰でも一度は使ったことがあると思います。今ではどこの駅にも設置され、普段何気なく使っていますが、いつ頃開発され、一体どのような仕組みで動いているのでしょう?
自動改札機の種類と構造、自動券売機、多機能化を続けるICカード乗車券のこと、そして未来の姿などを本書で詳しく紹介します。書いたのは、自動改札機を作っている会社の社長さんです。
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【まえがき】より
通勤・通学に、鉄道駅の自動改札機を毎日のように利用する人は多い。1日の中で最も利用する機会が多い機器は、携帯電話、パソコン、テレビ、そして自動改札機か……
弾丸列車計画ー東海道新幹線につなぐ革新の構想と技術ー 交通ブックス122
地田信也
弾丸列車計画とは、戦前の「東京?下関間線路増設計画」のこと。その名の示すとおり、高速列車が走行する鉄道路線で、軌間を広軌としたため「広軌新幹線」とも呼ばれた。この計画は1940年に議会を通過し着工したものの、戦況の悪化により中断。しかしこの計画で高速鉄道の基本とな規格や仕様などが定められていたため、これがベースとなって延長500kmに及ぶ東海道新幹線をわずか5年で完成させることができた。また、弾丸列車計画にかかわった関係者たちが東海道新幹線実現の強力な推進役となり、実際に建設に参加した技師たちも少なくない。
本書は、新幹線誕生50年……
航空の時代を拓いた男たち 交通ブックス309
鈴木五郎 著
航空の未来を信じて可能性に挑戦し、夢の実現に賭けた熱き男たちの物語
ライト兄弟の動力機による初飛行から10年あまりで飛行機は急速に進化を遂げ、群雄たちが航空路開拓と新型機開発にしのぎを削る一方、第1次世界大戦での優位性が認められ、兵器としても一段と改良が進められた。
これは、大航海時代になぞらえて「大飛行時代」とも称すべきこの時代に、航空の未来に賭けた熱き男たちの物語である。
【まえがき】より
わずか110年前に誕生した飛行機だが、赤児のよちよち歩きから第一次対戦の試練を受けて急成長し、次いで船の大航海時代にな……
日本の内燃動車 交通ブックス121
湯口 徹
内燃動車(気動車)は、原動機=ガソリン/ディーゼル機関を搭載する客車です。新しくはハイブリッド車、路面・鉄路とも走行できるDMVも含まれます。
わが国で最初の内燃動車が登場したのは1920年、以来90年余の歴史を通して、ほぼ国産の技術をもって研究・開発されてきました。
本書では、国鉄(JR)・私鉄を問わず、これらほぼすべての内燃動車を取り上げて、できる限り多くの写真を添えて解説しました。
【はじめに】より
わが国で「商品」として最初の内燃動車である自動機客車が開発されたのは1920年で、以来90年余が経過した。にもかか……
進化する東京駅−街づくりからエキナカ開発まで− 交通ブックス120
野崎哲夫 著
東京駅の開業からの歴史に加えて、JR東日本誕生後に本格化したエキナカ開発と、これらと連係した周辺地区開発を総合的に紹介。単に駅・駅内施設の改良の歴史ではなく、いわば一つの都市(=駅都市:ステーションシティ)を形づくるべく進化・発展を図る東京駅の姿を描く。
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【はじめに】より
国鉄の民営分割で生まれたJR東日本は2002(平成14)年頃からお客さまが「通過する」駅から「集う」駅へ,をコンセプトとした「ステーションルネサンス」に取り組み(2月,アトレ上の開業)「エキュート」「ディラ」といった名称に代表される「エキナ……
海を守る 海上保安庁 巡視船(改訂版) 交通ブックス215
邊見 正和 著
海上保安庁OBが語る、「海上保安官の仕事」。最近の情勢に合わせて改訂!
これを読めば、海上保安官・巡視船の活躍振りを知ることができます。
四面環海の日本で日夜、災害・犯罪・海難事故への対応等、海上セキュリティーの第一線で活躍する保安官と巡視船の活動を描く。
【まえがき】より
このところ、海上保安庁の巡視船艇の活動を伝える新聞やテレビの報道が目につくようになり、海上保安業務の一端が少しずつ国民の皆さんに理解されるようになってきました。
しかし、海上保安庁の仕事は海を舞台にして行われているため、人びとの目に触れる機会が少なく……
LRT−次世代型路面電車とまちづくり− 交通ブックス119
宇都宮 浄人・服部 重敬 共著
「人にやさしい」、「環境にやさしい」都市交通、LRT。先進国で次々に取り入れられる次世代型路面電車は、街にどのような恩恵をもたらすのか。本書は、歴史的経緯から特徴、まちづくりと経済効果、市民意識の重要性などを解説します。LRT導入により豊かなまちづくりを実現した海外および日本の事例も豊富に紹介し、LRTの本質に迫ります。
まちづくりと一体化した整備が世界各地で進む次世代型路面電車、LRT(ライトレール・トランジット)。開業はこの30年間に120都市余にものぼります。LRTとまちづくりの潮流は、病院・学校・商店など生活に必要な諸機……
飛行船の歴史と技術 交通ブックス308
牧野光雄 著
飛行船の誕生から現在までの歴史を技術面にスポットあて徹底解説。構造・操縦方法・飛行原理まで知りたいことが何でもわかる充実の1冊。飛行船の歴史を書いた本はこれまでにいくつかあるが、技術面(原理・構造・操縦)まで踏み込んで書かれた本はなく、本書が唯一のものといえる。
・飛行船の歴史を、技術的・工学的視点からまとめたもの。
・飛行船の分類、誕生から現在までの歴史とその中で果たしてきた役割を紹介する。
・空を飛ぶことを目指した先人たちの飛行船開発の努力が生き生きと綴られている。
・操縦方法や飛行原理、構造などを解説するとともに、省エネ……
世界の砕氷船 交通ブックス218
赤井謙一 著
誰もが望んでいた“砕氷船解説書。
「砕氷船とは何か?」に答える類書なき1冊。日本の「しらせ」をはじめ、ロシア、アメリカ、北欧各国の砕氷船運用国のあゆみを豊富な写真とともに解説した。力強く氷を砕いて進む、砕氷船の活躍が凝縮された1冊。
第51次南極観測隊を載せて昨年11月に昭和基地へ向けて出港していた二代目「しらせ」が4月9日に無事帰還しました。「しらせ」のような砕氷船は凍りついた海を、分厚い氷を砕きながら進むことができますが、「氷を砕いて航海する船」と言ってもその設計思想や用途によって実にさまざまなタイプがあるものと感心させら……