交通の書籍紹介
列車ダイヤと運行管理(2訂版) 交通ブックス116
列車ダイヤ研究会 編著
鉄道会社の輸送のプロの教科書にもなり得るとともに、「鉄道」に興味をお持ちの方々の入門書としても最適です!
部門の連携を図り、鉄道運行を支える列車ダイヤ。ダイヤ作成には、需要予測、列車計画の諸条件や仕組みなどへの理解が必要です。日々の運行のためにダイヤはどのように構築されているのか?ダイヤ作りと運行管理の実際がわかる1冊です。
◆以下の情報を盛り込んだ2訂版!◆
・上野東京ライン、北陸新幹線、北海道新幹線開業のダイヤ改正まで対応した2訂版
・執筆はJR東日本運輸車両部所属の方たち
・列車を自国と位置で表し、安全・正確な輸送……
日本の港の歴史−その現実と課題− 交通ブックス212
小林照夫 著
港の誕生から現在迄を日本経済との関わりを中心に解説、エコポートの創造や成熟社会の下での経済機能面の強化など今後の課題にもふれる
【はじめに】より
日本は四方海に囲まれている。そのため、早くから海運が発達した。しかし、日本の港が本格的な外国貿易に携わるのは、横浜村に波止場が建設され、英・米をはじめとした欧米列強諸国との交易がはじまってからである。その意味では、わが国を代表する港、横浜といえど、ヨーロッパの港に比べると、その歴史は浅く、140年ほどに過ぎない。
開港当初、江戸時代の長い鎖国体制の下に置かれていたわれわれ日本人は、外国との……
自動改札のひみつ 【改訂版】 交通ブックス114
椎橋章夫 著
誰もが一度は使ったことがある自動改札。自動改札機は一体どんな仕組みになっているのでしょうか?そんな疑問を自動改札のプロがわかりやすく解説します。最新のSuica、ICOCAカードなど乗車券と駅の業務のひみつをこっそりお教えします。
【発刊に寄せて】
21世紀の幕開けである2001年11月よりJR東日本で導入したICカードSuica(スイカ)は、瞬く間に普及し、今では自動改札機のカチカチの音も「ピッ」という音に変わってきた。使い勝手も格段に向上している。
日常生活の中で誰もが利用したことがあり、誰もが知っているこの自動改札機……
海難の世界史 交通ブックス213
大内建二 著
海難の悲劇はタイタニック号だけではなかった!歴史の中に埋もれた数々の海難を紹介。
豊富な線画と写真で明らかにされる海難秘話。
【目次】
第一章 海難とは何か
第二章 海難の歴史
第一節 古代の海難
1 実証に見る古代地中海の海難
2 記録に見る古代日本の海難
第ニ節 中世の海難
1 中世ヨーロッパに見る海難
2 中世アジアと日本に見る海難
第三節 近世の海難
1 大航海時代の幕開け
2 カリブ海を中心としたスペイン船の海難
3 北米大陸東岸の海難と蒸気船の苦悩
4 近世の日本の海難
第四節……
空港と鉄道−アクセスの向上を目ざして− 交通ブックス115
佐藤芳彦 著
都市部から離れた位置にある空港とそのアクセスを担う鉄道。従来競争関係にあった両者の協調を内外の多くの事例を紹介し解説する。
【まえがき】より
情報化社会になればなるほど、人と物の移動が活発になる。それは量的拡大のみならず国境を越えた面的拡大を伴っており、新幹線に代表される高速鉄道やジャンボジェット機のような新技術の発達により加速された。しかし、それらは空港と空港の間、都市と都市の間のみの効率的な輸送体系をつくる上では有効であったが、空港と都市との連絡に関しては課題が多い。
一方、航空機と鉄道は長い間競争関係にあった。鉄道が馬……
現代の海賊−ビジネス化する無法社会− 交通ブックス214
土井全二郎 著
海賊というと何となくロマンを感じる向きも少なくないかと思いますが、そもそも、外航船の運航に携わる船員や関係会社の人たちは別にして、今でも世の中に海賊が存在するなどとは、世の多くの人は考えたことすらないのではないでしょうか。しかし、この本を読んでいると、海賊はたしかに今もいて、そして「現代の海賊」はとてもロマンを感じるような存在ではない、ということがわかってきます。
近頃は生活のために船を襲って金品を奪う古典的な海賊ばかりか、組織的に船ごと奪って積荷をそっくり闇から闇に処分してしまうグループや、政治的な目的で活動するテロリスト・グループ……
七つの海を行く −大洋航海のはなし−【増補改訂版】 交通ブックス204
池田宗雄
港へ行けばコンテナ船や貨物船、自動車運搬船などが、貨物を積んで出入りする姿はよく見かけます。積荷の積み卸しや、そのときの船員や作業員の仕事ぶりを見ることもできます。しかし航海中の船内の仕事や船員の生活ぶりを一般の人が知る機会はといえば、ほとんどないに違いありません。たいていの人は、船というのはモノをあちらからこちらへ運ぶ仕事だから、航海中はあまりすることがないだろうと想像するかもしれませんが、この本を読むとそうではないことがよくわかります。出港時と入港時は当然ながらやることが一杯ですが、航海中もすることはたくさんあります。船の仕事は結……
現代の内航海運 交通ブックス216
鈴木 暁・古賀昭弘 共著
内航海運はいま、大気汚染、地球温暖化などに関連して、よりクリーンな大量輸送機関として、鉄道と共に改めて注目を浴びています。しかし、モーダルシフトが話題となってから数年を経過しているにもかかわらず、その進展が遅々としているように見えるのは、長期にわたる景気後退という側面はあったにせよ、内部に抱える懸念材料が多いことも影響しているのでしょう。老朽船のスクラップアンドビルド、船員の高齢化と若年船員不足の解消、船内労働環境の改善、適正運賃の確保などです。
本書は、こうした内航海運業界の現状や、これまで業界が実施してきたさまざまな改善策、行政面……
日本の航空機事故90年 交通ブックス304
大内建二 著
90年に及ぶ日本の航空史の中、事故はどのように変遷していったのか?技術革新と共に様変りする航空機事故を時系列に沿って解説する。
【まえがき】より
世界で最初に航空会社が誕生したのは1909年で、ドイツに飛行船を使って貨客を輸送する会社が生まれ、10年後の1919年には飛行機を使用する本格的な航空会社が欧米で誕生した。しかし、第1次、第2次世界大戦中は、航空機は民間航空輸送よりも軍事用に開発が進められ、民間航空の本格的な発展は第2次世界大戦の終結を待つことになる。
第2次世界大戦の大勢が連合国側に圧倒的に有利になり、終戦はもはや時間の……
ハイジャックとの戦い−安全運航をめざして− 交通ブックス305
稲坂硬一 著
次々に登場するハイジャックの脅威を防ぎ、安全運航をめざす各国の対策とは?その実態を世界・日本の1185事件のデータ検証とともに紹介。
第一章 9.11米中枢部同時多発テロ事件の衝撃
アメリカからの第一報
狙われた航空便
9.11事件の後日談
20番目の容疑者など
死者、不明者2982人。NY市の損失額は1050億ドル
米民間航空業界への深刻な影響
独立調査委員会の報告
NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)
Aもミスを連発
大統領、旅客機撃墜を決断!
第二章 ハイジャック事件の諸相
ハイジャックとは何か。各国……



