交通の書籍紹介
LCCが拓く航空市場−格安航空会社の成長戦略−
杉山純子 著/松前真二 監修
なぜ海外においてLCCが成長しているのか、日本ではなぜ新規航空会社が成長できずにいたのかについてその要因を考察し、今後我が国で海外のようにLCCが成長する可能性やそのために必要な要件を探る。
【はじめに】より 980円、780円、250円。 2011年後半から2012年にかけて販売された国内航空券の片道運賃である。座席数限定のキャンペーン運賃ではあるものの、低運賃を武器にした国産のLCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)の設立が相次ぎ、いよいよLCC後進国といわれた日本におけるLCC時代の到来を感じる。日本の空が大き……
リージョナル・ジェットが日本の航空を変える
橋本安男・屋井鉄雄 共著
地域活性化にくわえ、近隣アジアの交流圏を強化・拡大する可能性をもつRJ(リージョナル・ジェット)を、日本・欧州・北米・極東アジアの事例にて検証。展望に迫る。
【はしがき】より
日本人が大きな飛行機をいつ頃から好むようになったのか定かではないが、小型機の振動騒音が不安や不快を与えたからであろうか。あるいは、ジャンボジェットに憧れたからかもしれない。航空は道路に比べいかにも複雑なシステムである。車線を単位に組み立てられた道路では、車両の幅や高さにおのずから限度があるが、航空機ではセスナからA380まで実に大きな差があり、機材に合わせ様々……
航空の経営とマーケティング
スティーヴン・ショー 著/山内弘隆・田村明比古 監訳
航空業界のことが知りたいならこの1冊!
「普通の」業界で広く採用されているマーケティング理論をベースとした経営戦略が、航空会社にもかなり適用可能となってきたこを実例を交えて説明し、依然として残る「特殊」な側面についても考察を加えながら、航空関係者として必要なマーケティングの知識を分かりやすく解説しています。
原著は1988年に初版が発行されてからすでに6版を重ね、世界中で学生や航空関係の実務家などに読まれている、航空マーケティングの教科書です。
【訳者まえがき】より
本書の原著である“Airline Marketin……
航空事故の過失理論【改訂版】−如何なるヒューマンエラーに刑事不法があるのか−
池内 宏・海老池 昭夫 共著
【内容】
航空機は本来安全な乗り物ですが,ひとたび事故が起きると多くの人命が奪われる可能性が有り,一般社会に与える影響も多大です。それ故か,近年は過失犯の必罰化の傾向が強まり,機長が訴追されるケースも出てきましたが,これは刑法の原則(謙抑性,最後の手段性)や事故再発防止の観点と必ずしも合致しているとは言い得ません。
本書は,主に民間航空機による航空事故を例に挙げ,一般の交通事故,医療事故,代表的な判例などに照らし合わせ,機長らを中心とした行為者の刑事過失をどこまでに限定するのが妥当といえるのかを考察しています。また,被害者をケアす……
航空機の運航ABC【改訂版】
村山義夫 著
航空機の安全運航に必要な、航法・法規・性能・気象・通信・飛行計画の基礎的な知識を網羅。図表を多用したわかりやすい内容。
【はじめに】より
ライト兄弟の飛行機が、初めて1903年12月17日に飛んだ。この日の記録は、滞空時間12秒、飛行距離36メートル、高度3メートルであった。それから96年経過した。現在航空機の性能は、著しく向上している。
飛行機は、人間や他の動物、そして物資を運ぶ道具から、今や大量輸送の交通手段として輸送産業の一翼を担い、ますます発達しつつある。しかし、同時にひとつの事故が及ぼす影響は、計り知れない時代となっている……
飛行機100年−カラー写真でつづる名機たち−
山田圭一 写真・文
ライト機から第二次大戦中の傑作機、戦後の軍用機、小型機や旅客機まで飛行機の歴史100年を代表する約200機種をカラー写真で紹介。
名機200機種を収録した写真集!
本書に登場する名機たち
1 大空への挑戦
●リリエンタールのグライダー
●ライト・フライヤー
●ブレリオ
●エトリッヒ・タウベ
●アンリ・ファルマン
●モーリス・ファルマン
●アントワネット?
●ドペルデュサン・レーサー
●ニューポール28
●スパッド?
●ソッピーズ・キャメル
●RAF・SE5
●ロイヤルファクトリーRE8
●ハンドレページ0/400
●アルバトロスD……
羽田・日本を担う拠点空港−航空交通と都道府県−
酒井正子 著
国内航空の現状を、旅客利便性向上の観点から多頻度運航・ダウンサイジングをキーワードに独自の分析で展望、今後の課題と解決策を提唱する。
【目次】
第1章 わが国の航空輸送市場と世界の航空の動向
1.航空は平和と繁栄が大前提
2.国内航空路線の構造
2.1 旅客需要と運行距離・便数・航空機
2.2 航空機と路線構成
2.3 便数と航空機の関係の経年変化
2.4 事業者の数
2.5 事業者規模と航空機、路線の関係
2.6 運行効率の変遷
3.世界の航空の動向
3.1 航空輸送の実績
3.2 国際機関や……
航空管制システム−限界と未来の方向−
園山耕司 著
空域問題や対策の遅れが指摘される気象問題など改善点を示し、航空管制の現状とその将来性を解説。完璧なる航空管制に挑む一冊。
【内容】
航空機の事故について、その多くは管制とパイロットがかかわった事故です。人がミスを起こす可能性は常に存在しています。ミスを起こしにくいようにと航行援助施設や管制システムは日々改善されてきています。では、システムはどう改善されてきているのか、現場の管制官は頭の中でどのような物差しを使って航空交通の流れをさばいているのか・・・・。
本書は、第1部で航空管制システム全体がわかるよう例を挙げながら解説し、第2部で……
新訂 航空と気象ABC
加藤喜美夫 著
広い大空を安全に飛ぶためには、気象条件に関する知識は必要不可欠です。本書は、空を飛ぶ全ての人にこれだけは知っておいて欲しい気象の基礎知識をわかりやすく解説しています。新訂版では、日進月歩の気象測器の導入など、最新の航空気象技術に関する記述を追加しました。
弊社発行の「……