交通の書籍紹介
交通論おもしろゼミナール6 物流ビジネスと輸送技術【改訂版】
澤 喜司郎 著
手押し車から大型貨物機まで世界中のモノを運ぶ手段を網羅!
物流とは、生産者から消費者に至るモノの流れをいい、そこには輸送、荷役、保管、包装、流通加工などの諸活動が包括されています。物流は私たちの生活や企業活動、さらには日本経済や国際経済に非常に深く関係しています。たとえば、宅配便では離島など一部の地域を除いて低価格で翌日には荷物が届けられ、海外からは毎日多くのエネルギー資源や食料品、それに石炭や鉄鉱石などの原材料がわが国へ運ばれてきています。
交通経済学では、荷物や貨物の場所的(空間的)移動という輸送は、そのサービスの生産形態によって……
リージョナル・ジェットが日本の航空を変える
橋本安男・屋井鉄雄 共著
地域活性化にくわえ、近隣アジアの交流圏を強化・拡大する可能性をもつRJ(リージョナル・ジェット)を、日本・欧州・北米・極東アジアの事例にて検証。展望に迫る。
【はしがき】より
日本人が大きな飛行機をいつ頃から好むようになったのか定かではないが、小型機の振動騒音が不安や不快を与えたからであろうか。あるいは、ジャンボジェットに憧れたからかもしれない。航空は道路に比べいかにも複雑なシステムである。車線を単位に組み立てられた道路では、車両の幅や高さにおのずから限度があるが、航空機ではセスナからA380まで実に大きな差があり、機材に合わせ様々……
新交通システム建設物語−日暮里・舎人ライナーの計画から開業まで−
「新交通システム建設物語」執筆委員会 編
公園下の車両基地、首都高速を跨ぎ、隅田川・荒川を横断する
橋梁の難工事など、建設のウラ側を徹底紹介!
平成20年3月30日に開業した新交通システム「日暮里・舎人ライナー」の建設の概要をとりまとめたものです。この路線を題材に、「新交通システム」とは何か、そして、導入における土木・建築、建設、軌道設備、技術、法手続きなどを全8部構成で紹介しています。
特徴的な建設手法であるCM(コンストラクション・マネジメント)方式についても詳細に解説。鉄道導入などに比べ経済性も高く、環境にやさしい都市交通機関として注目される「新交通システム」……
交通工学総論
高田邦道 著
著者のこれまでの交通関連の研究(おもに陸上交通)を網羅的にまとめ、わかりやすく解説する。「交通工学」の概要や理念を、さまざまな分野の事例を用いながら、興味深く論じる。項目は多岐にわたり、モータリゼーション、高速道路、流通工学、駐車場・駐車管理などの交通政策、公共交通システム、都市交通、道路の有効利用や交通事故減少政策などを扱っており、交通工学の概要をとらえるのに適した内容となっている。
【序文】より
「交通工学」の勉強あるいは研究を志す人は、就職状況や周りの大人をみてなど、志望動機にはいろいろあるが、専門を取得する意識と……
交通論おもしろゼミナール5 観光旅行と楽しい乗り物
澤 喜司郎 著
『乗り物王国・日本には、楽しい乗り物がいっぱい!』
乗り物は観光旅行を楽しくするツールです!
観光旅行につきものの「見て楽しい」「乗って楽しい」数々の乗り物を、フルカラーの写真で紹介。
……
LRT−次世代型路面電車とまちづくり− 交通ブックス119
宇都宮 浄人・服部 重敬 共著
「人にやさしい」、「環境にやさしい」都市交通、LRT。先進国で次々に取り入れられる次世代型路面電車は、街にどのような恩恵をもたらすのか。本書は、歴史的経緯から特徴、まちづくりと経済効果、市民意識の重要性などを解説します。LRT導入により豊かなまちづくりを実現した海外および日本の事例も豊富に紹介し、LRTの本質に迫ります。
まちづくりと一体化した整備が世界各地で進む次世代型路面電車、LRT(ライトレール・トランジット)。開業はこの30年間に120都市余にものぼります。LRTとまちづくりの潮流は、病院・学校・商店など生活に必要な諸機……
観光立国へのアプローチ
山上 徹 著
日本を観光立国へと導くためには、各都市・地域が観光力を高め観光振興を実現し、国内外から多くの人々を集客することが必要である。観光資源の基礎とはなにか、日本の観光立国に対する観光振興策、観光力(五感に訴えかける感情・感動)の必要性を考察。中国(北京・西安)、アフリカ大陸の観光振興についても論じる。
観光業に携わり、地域の魅力、日本の魅力を再確認したい方に最適な1冊です。
目次
第1章 現代の観光形態と観光地へのアプローチ
1.現代観光の定義
2.観光類似用語における相違性
3.観光形態における異質性
4.観光地……
飛行船の歴史と技術 交通ブックス308
牧野光雄 著
飛行船の誕生から現在までの歴史を技術面にスポットあて徹底解説。構造・操縦方法・飛行原理まで知りたいことが何でもわかる充実の1冊。飛行船の歴史を書いた本はこれまでにいくつかあるが、技術面(原理・構造・操縦)まで踏み込んで書かれた本はなく、本書が唯一のものといえる。
・飛行船の歴史を、技術的・工学的視点からまとめたもの。
・飛行船の分類、誕生から現在までの歴史とその中で果たしてきた役割を紹介する。
・空を飛ぶことを目指した先人たちの飛行船開発の努力が生き生きと綴られている。
・操縦方法や飛行原理、構造などを解説するとともに、省エネ……
鉄道工業ビジネス−拡大する世界市場への挑戦−
溝口正仁 監修/(社)日本鉄道車輌工業会 車両工業ビジネス研究会 編
近年、各国で高速鉄道をはじめとした鉄道網整備プロジェクトが進められている。また、CO2排出の少ない交通機関として世界的に需要が高まり、鉄道関連の世界市況は活況を呈し、注目されている。
こうしたなかで、日本の鉄道工業の現状と今後のあり方について、需要構造、各国の市場や鉄道工業の現状、日本を代表する鉄道車両工業などについて、多数の写真・図・資料とともに解説する。 「技術は一流、売り込みは三流」とも表現される日本の鉄道が、熾烈な国際競争においていかに「鉄道ビジネス」に取り組むべきか、その実態をとらえ、展望と課題を考察する。
【まえが……
世界の砕氷船 交通ブックス218
赤井謙一 著
誰もが望んでいた“砕氷船解説書。
「砕氷船とは何か?」に答える類書なき1冊。日本の「しらせ」をはじめ、ロシア、アメリカ、北欧各国の砕氷船運用国のあゆみを豊富な写真とともに解説した。力強く氷を砕いて進む、砕氷船の活躍が凝縮された1冊。
第51次南極観測隊を載せて昨年11月に昭和基地へ向けて出港していた二代目「しらせ」が4月9日に無事帰還しました。「しらせ」のような砕氷船は凍りついた海を、分厚い氷を砕きながら進むことができますが、「氷を砕いて航海する船」と言ってもその設計思想や用途によって実にさまざまなタイプがあるものと感心させら……