交通の書籍紹介

海難の世界史 交通ブックス213

大内建二 著

海難の悲劇はタイタニック号だけではなかった!歴史の中に埋もれた数々の海難を紹介。 豊富な線画と写真で明らかにされる海難秘話。 【目次】 第一章 海難とは何か 第二章 海難の歴史  第一節 古代の海難   1 実証に見る古代地中海の海難   2 記録に見る古代日本の海難  第ニ節 中世の海難   1 中世ヨーロッパに見る海難   2 中世アジアと日本に見る海難  第三節 近世の海難   1 大航海時代の幕開け   2 カリブ海を中心としたスペイン船の海難   3 北米大陸東岸の海難と蒸気船の苦悩   4 近世の日本の海難  第四節……

空港と鉄道−アクセスの向上を目ざして− 交通ブックス115

佐藤芳彦 著

都市部から離れた位置にある空港とそのアクセスを担う鉄道。従来競争関係にあった両者の協調を内外の多くの事例を紹介し解説する。 【まえがき】より 情報化社会になればなるほど、人と物の移動が活発になる。それは量的拡大のみならず国境を越えた面的拡大を伴っており、新幹線に代表される高速鉄道やジャンボジェット機のような新技術の発達により加速された。しかし、それらは空港と空港の間、都市と都市の間のみの効率的な輸送体系をつくる上では有効であったが、空港と都市との連絡に関しては課題が多い。 一方、航空機と鉄道は長い間競争関係にあった。鉄道が馬……

羽田・日本を担う拠点空港−航空交通と都道府県−

酒井正子 著

国内航空の現状を、旅客利便性向上の観点から多頻度運航・ダウンサイジングをキーワードに独自の分析で展望、今後の課題と解決策を提唱する。 【目次】 第1章 わが国の航空輸送市場と世界の航空の動向  1.航空は平和と繁栄が大前提  2.国内航空路線の構造   2.1 旅客需要と運行距離・便数・航空機   2.2 航空機と路線構成   2.3 便数と航空機の関係の経年変化   2.4 事業者の数   2.5 事業者規模と航空機、路線の関係   2.6 運行効率の変遷  3.世界の航空の動向   3.1 航空輸送の実績   3.2 国際機関や……

関西の鉄道史−蒸気車から電車まで−

現代の海賊−ビジネス化する無法社会− 交通ブックス214

土井全二郎 著

海賊というと何となくロマンを感じる向きも少なくないかと思いますが、そもそも、外航船の運航に携わる船員や関係会社の人たちは別にして、今でも世の中に海賊が存在するなどとは、世の多くの人は考えたことすらないのではないでしょうか。しかし、この本を読んでいると、海賊はたしかに今もいて、そして「現代の海賊」はとてもロマンを感じるような存在ではない、ということがわかってきます。 近頃は生活のために船を襲って金品を奪う古典的な海賊ばかりか、組織的に船ごと奪って積荷をそっくり闇から闇に処分してしまうグループや、政治的な目的で活動するテロリスト・グループ……

七つの海を行く −大洋航海のはなし−【増補改訂版】 交通ブックス204

池田宗雄

港へ行けばコンテナ船や貨物船、自動車運搬船などが、貨物を積んで出入りする姿はよく見かけます。積荷の積み卸しや、そのときの船員や作業員の仕事ぶりを見ることもできます。しかし航海中の船内の仕事や船員の生活ぶりを一般の人が知る機会はといえば、ほとんどないに違いありません。たいていの人は、船というのはモノをあちらからこちらへ運ぶ仕事だから、航海中はあまりすることがないだろうと想像するかもしれませんが、この本を読むとそうではないことがよくわかります。出港時と入港時は当然ながらやることが一杯ですが、航海中もすることはたくさんあります。船の仕事は結……

航空管制システム−限界と未来の方向−

園山耕司 著

空域問題や対策の遅れが指摘される気象問題など改善点を示し、航空管制の現状とその将来性を解説。完璧なる航空管制に挑む一冊。 【内容】 航空機の事故について、その多くは管制とパイロットがかかわった事故です。人がミスを起こす可能性は常に存在しています。ミスを起こしにくいようにと航行援助施設や管制システムは日々改善されてきています。では、システムはどう改善されてきているのか、現場の管制官は頭の中でどのような物差しを使って航空交通の流れをさばいているのか・・・・。 本書は、第1部で航空管制システム全体がわかるよう例を挙げながら解説し、第2部で……

世界鉄道探検記−ユーラシア大陸をゆく−

秋山芳弘 著

世界での鉄道乗車記を現地の雰囲気や技術的な視点など様々なエピソードを交えユニークに紹介する。「世界の車窓から」製作者との対談も掲載。 【まえがきー鉄道旅行の勧めー】より 外国の鉄道に対する技術協力や技術的助言(コンサルティング)、また鉄道調査を職業としている関係で、世界各地の鉄道に乗車する機会が多いので単に仕事で滞在するだけと違い、鉄道を通してその国(地域)の自然や社会・文化の状況がわかってきます。 では、なぜ自動車や飛行機ではなく鉄道かといいますと、 1.鉄道には庶民列車や高速列車・豪華列車まであり、その国(地域)のいろ……

すぐ使える実戦物流コスト計算

河西健次

物流コンサルタントとして、25年のキャリアを持つ著者が、そのノウハウを生かしてまとめた物流コスト計算とコスト管理の決定版。 【はじめに】より 私が旭硝子株式会社を退社し、物流専門コンサルタント会社である(株)カサイ経営を創立して、早くも15年経った。旭硝子の物流部時代を含めると、物流との関係は25年にもなる。 私は旭硝子で経理部に所属していたこともあったが、主として管理会計の仕事に携わってきた。 そのためか、物流管理のコンサルティングをするときも、経営的な見方をするのが習慣になっている。また、その手法はコストをベースにした……

現代の内航海運 交通ブックス216

鈴木 暁・古賀昭弘 共著

内航海運はいま、大気汚染、地球温暖化などに関連して、よりクリーンな大量輸送機関として、鉄道と共に改めて注目を浴びています。しかし、モーダルシフトが話題となってから数年を経過しているにもかかわらず、その進展が遅々としているように見えるのは、長期にわたる景気後退という側面はあったにせよ、内部に抱える懸念材料が多いことも影響しているのでしょう。老朽船のスクラップアンドビルド、船員の高齢化と若年船員不足の解消、船内労働環境の改善、適正運賃の確保などです。 本書は、こうした内航海運業界の現状や、これまで業界が実施してきたさまざまな改善策、行政面……
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