交通の書籍紹介
台湾訪日旅行者と旅行産業ーインバウンド拡大のためのプロモーションー
鈴木尊喜 著
東京オリンピックを前に、日本は「観光立国」を掲げて海外からの観光客4,000万を目標とした政策を進め、訪日旅行者に対しても、政府、自治体、業者などがさまざまなアプローチをかけている。こうした状況のなか、近隣かつ親日国とされる台湾の訪日旅行者は、ここ数年爆発的に伸びてきている。本書は、台湾の訪日旅行産業を今日まで発展させた背景にある、日台関係の歴史や台湾の旅行業の制度や仕組み、歴史を解説するとともに、近年の旅行形態の変化を考察するもの。旅行事情や制度、歴史的背景を分析し、台湾訪日旅行産業を理解することで、日本側インバウンド事業者が、これ……
交通政治学序説
澤 喜司郎 著
政治と行政によって管理・統制されている交通に内在する疑問や問題を、法律、政令、省令を通して抽出し、同時に法治国家の法の限界を探ろうとするもので、交通政治学という新しい観点から交通にアプローチした内容です。
【まえがき】より
法治国家とは一般に、政治は法律に基づいて行われるべきという法治主義によって運営される国家、法により国家権力が行使される国家、国民の意志によって制定された法に基づいて国政の一切が行われる国家などとされています。しかし、法治国家では行政および司法が法律に適合していれば国民の権利や自由を侵害してもよいという形式的側面……
地域 × アニメ ーコンテンツツーリズムからの展開ー
大石玄/近藤周吾/杉本圭吾/谷口重徳/西田隆政/ 西田谷洋/風呂本武典/横濱雄二 共著
地方や特定の地域を題材にしたアニメが多く発表されるようになり、そのファンが現地を訪れ、物語を追体験する聖地巡礼やコンテンツツーリズムがブームとなっている。
こうしたことから現地を訪れるファンを取り込み観光地化する動きが全国で活発になっているが、一方で、こうしたファンや旅行者のニーズを必ずしも的確にとらえきれず一過性にものに終わってしまう、あるいは商業主義が全面に出過ぎてファンに見透かされてしまうといった例も多い。
そこで本書では迎え入れる側からの一方通行ではない、地域と旅行者、ファンのニーズをとらえ、どちらか一方からではない、両者が一……
世界の空港事典
岩見宣治・唯野邦男・傍士清志 共著
地球上にあまねく広がる航空ネットワーク。 その拠点たる世界各国の209空港と、 日本の97空港を航空分野のプロフェッショナルが余すところなく解説。
世界中に網の目のように張り巡らされた航空ネットワークの拠点である「空港」について、これでもかと情報を盛り込み、解説した本邦初のオールカラー事典です。解説しているのは、空港計画、建設、維持運営に携わる現場のエキスパート。空港について語らせたらこれ以上いない執筆陣が、空港の成り立ち、特徴、諸問題から今後の拡張計画まであらゆる視点で説き起こしていきます。
本書は主に前後半の2部構成となっ……
貿易と保険実務マニュアル 貿易実務シリーズ1
石原伸志・土屋爲由・水落敬太郎・吉永恵一 共著
貿易取引にはさまざまなリスクが常に存在します。本書は、
・貿易物流の過程で貨物に生じる損害リスクを対象とした「貨物海上保険」、
・貨物海上保険と同じ貨物損害を貨物を運ぶ側の損害賠償リスクとして捉えた運送人の「賠償責任保険」、
・代金の回収不能などによる経済的損失を対象にした「貿易保険」、
・製品が消費者に与えた損害による賠償責任を対象とした「生産物責任賠償(PL)保険」、
これら4種類の保険制度に関して貿易に携わる方が必要とする実務知識を一冊にまとめました。
【はじめに】
古きフェニキア、エジプトの時代から19世紀初……
災害と空港ー救援救助活動を支える空港運用
轟 朝幸・引頭雄一 編著
航空交通の玄関口となる「空港」は、地震による津波が想定される一部の沿岸地域を除き、被災した際の直接の被害は軽微である可能性が高い。これまでに起きた大規模災害時にも空港は、その救助救援等の活動に際してさまざまな役割を果たしてきた。
本書は、今後予測される大震災などさまざまな災害における空港の救助救援活動拠点としての役割について、東日本大震災の事例を参照しながら解説する。そして、航空機による救助活動を担う、警察、消防、自衛隊、海上保安庁など関係機関のほか、自治体や病院などの組織との連携や、その際の運用等について、実際の災害、被災空港を事……
路面電車ー運賃収受が成功のカギとなる!?ー 交通ブックス127
柚原 誠 著
LRT と路面電車は異なる乗り物なのか? いや、本質的には何ら変わるものではない。日本でも現代の路面電車、次世代型路面電車として注目を浴びて久しいが、欧米に比べて、なぜ普及・浸透してこなかったのか?著者はそのカギを運賃収受の方法にあると指摘する。
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどの海外事例と比較・検証し、大量輸送かつ定時運行が可能なLRT(路面電車)導入成功のための改善策を提案。LRT(路面電車)が?速くて便利な公共交通?になり得るか否か、その可能性に迫る一冊!
【まえがき】
パリ都市圏に1992年から8つの路面電車……
航空法入門
池内 宏 著
試験で必要となる知識を中心に、航空法を基礎から解説。
パイロットを目指す人を対象に絞ってシンプルな構成とする一方、
法令に書かれていることの何を理解すればよいのか、また、自分
の理解度を確認するうえで役立つ「チェックポイント」を要所で
掲載し、初めて航空法に触れる人に配慮した内容。
【まえがき】
航空法の条文を読み合わせにより伝授していく航空法の授業や、航空法の条文の一部をカッコ抜きして、正解を記入せよという試験に違和感を覚え、暗記物だとされた航空法を、航空従事者のためのツールになる「航空法」にしたいという動機から、『……
空港オペレーションー空港業務の全分野の概説と将来展望ー
柴田伊冊 訳
ノーマン・J.アシュフォード
H.P. マーティン・スタントン
クリフトン・A.マーレ
ピエール・クテユ
ジョン・R.ビースレイ 共著
空の玄関である空港。そこでの業務は多枝にわたり、全体を網羅して理解することは容易ではない。本書は、空港の混雑のピークや航空会社のスケジュール作成、航空機から発生する騒音の管理、航空機の運航のあり方、旅客ターミナルの運用のあり方、航空機周辺のグランドハンドリング、セキュリティ、航空貨物のハンドリング、緊急事態対応、空港の技術、空港へのアクセスなどについて、復数の研究者・実務家が、事例を交え……
航空無線と安全運航 交通ブックス312
杉江 弘 著
本書は航空無線の種類と使い方をまとめたものです。航空無線は科学技術の進歩によって近年大きく進化し、とりわけ衛星を使った通信システムの活用は目ざましいものがあります。
しかし一方で、その運用の誤りによる事故は依然として起こっており、とくに離着陸時に多く発生しています。
本書では数多くの事例を挙げて、その実際や正しい運用方法、事故はどのようにして起こるのかについて一つずつ解き明かしていきます。
[toc]
【はじめに】より
本書は航空無線の種類と使い方をまとめたものである。航空無線は科学技術の進歩によって近年大きく進化……