交通の書籍紹介

観光交通ビジネス

塩見英治・堀雅通・島川崇・小島克己 編著

観光の基本的要素である交通(陸・海・空)について、ビジネス、サービスの視点で解説、新たな観光のスタイル、観光需要を増やすためのマーケティングや人材育成、まちづくりといった業界の理論と実務、現状と展望も紹介する。観光は21世紀の重要な成長産業として、その重要性はますます高まっている。本書は、一冊で観光とそれに関わる交通の概略を学ぶことができる観光テキストとなっている。 [toc] 【はじめに】より 「観光交通ビジネス」で学びを深めようとしている皆さんへ 2001年に発足した小泉純一郎政権以来、わが国は一貫して、観光を……

新流通・マーケティング入門

金弘錫・美藤信也・吉岡秀輝・田中敬幸 共著

流通とマーケティングの多様化するニーズを捉え、取り組むべき課題を明らかにする。 【序文】 近年、規制緩和や情報化・グローバル化の進展など企業を取り巻く環境条件が大きく変化し、各企業はかつてない厳しい状況に置かれている。 そのような状況のもとで、企業の成長に欠かせない流通・マーケティング、国際貿易などの専門知識を体系的に理解し、対応課題の解決ができる商業人の育成が大切となっている。 そこで、本書は、大学における流通・マーケティング論の基礎的なテキストとして、基礎概念と事例などを考察し、その諸問題の解決に向けた提言……

自動車リユースとグローバル市場ー中古車・中古部品の国際流通ー

浅妻裕・福田友子・外川健一・岡本勝規 共著

日本国内で使用された中古車・中古部品の国際的なリユースについて、流通面を中心に、その市場の歴史や制度の変遷、環境や産業面での規制、商品調達から輸出入、商品の仕向地の決定要素などを、各国の事例をあげながら、分析解説する。世界中で活躍する日本の中古車の国際市場の動向をまとめた意義ある一冊。 中身を見てみる [toc] 【まえがき】より 日本は自動車輸出大国であり、諸外国に出向くと多くの国で日本製自動車の活躍を目にすることができる。それは日本から新車で輸出されたものかもしれないし、現地工場で生産されたものかもしれない。……

道路課金と交通マネジメントー維持更新時代の戦略的イノベーションー 日本交通政策研究会研究双書31

根本敏則・今西芳一 編著

交通インフラの維持更新時代を迎え、財源調達や交通環境改善を目的とした道路課金と交通マネジメントが重要となっている。本書はGPSを活用した大型車対距離課金、リアルタイムの交通状況を反映した混雑課金、総重量による料金、ITSを活用した大型車通行許可など、各国の革新的事例を見ながら、今後の道路交通行政のあり方について考察する1冊である。 [toc] 【はじめに】より わが国の道路整備は昭和29 年(1954年)「第1次道路整備5箇年計画」を契機に本格化し、2016年まで62年が経過した。全国をカバーする高速道路網である高規格幹……

アジア交通文化論

澤 喜四郎 著

交通を見れば文化がわかる! 多彩な特徴をもつアジアの交通と文化にスポットを当てる。インド、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、香港、台湾、中国、韓国の交通や乗り物から観察される交通文化を抽出し、その特長は何か、なぜそのような文化が形成されたのか、どうして定着したのかなどについて解説する。 【はじめに】 文化とは一般に、人間が学習によって社会から習得した生活の仕方の総称とされ、衣食住をはじめ技術、学問、道徳、宗教など物心両面にわたる生活形成の様式と内容を含むとされています……

ASEANの流通と貿易ーAEC発足後のGMS産業地図と企業戦略ー

石原伸志・魚住和宏・大泉啓一郎 編著

ASEAN経済の現場を知る執筆陣が、アジアの流通と貿易を分析・展望! 2015年AECが発足し、域内関税の撤廃に加えて、東西経済回廊や南部経済回廊が整備され、現在新たな生産拠点として注目を集めているGMS新興国。さらに近年、中国への一極集中による生産リスクを回避し、労働集約型の産業の生産拠点として見直されているCLMVやバングラディッシュ。 本書は、その経済概況、ロジスティクス、輸出入通関、自動車、家電、繊維、食品、小売、経済回廊、工業団地など多岐の分野について、それぞれ第一線で活躍している専門家が一同に会した誌上シンポジウムの形で……

航空安全とパイロットの危機管理(改訂増補版) 交通ブックス311

小林宏之 著

航空業界に限らず、危機管理担当者必読の一冊 ハイテク機の導入により、航空事故原因は機材の不具合や規程類の不備より、人的要素、“ヒューマンファクター”が60~80%に達していることが判明した。 このようなことから、運航乗務員に対するCRMというリソースマネジメントの教育・訓練が導入されているが、同時にパイロット個人の危機管理意識や取り組みが必要であることは言うまでもない。 本書は、数多の危機と対峙しながらも安全運航をまっとうし、“グレート・キャプテン”とよばれた元機長による危機管理の鉄則や実践について余すところなく著されたもの……

飛行機の翼理論 揚力はどのように発生するのか 2次元ポテンシャル流厳密解による翼理論

片柳亮二 著

翼が飛行機を持ち上げる力(揚力)が発生する原理について、いろいろな説明がされてきたが、多くが間違っているともいわれている。 その1つは、「翼の上下面の流れの等時間通過説」である。また、間違いではないが、「翼が動き出した際に翼のまわりに渦が取り残される結果として揚力が発生する」、というのが専門家による一般的な説明である。しかし、この説明では専門外の人が理解するのは難しいようである。 本書では、翼の流れを、ポテンシャル流という手法で非常に簡単に解析できることを述べ、翼まわりの渦を用いなくても、揚力の発生を説明できることを示す。これから翼理……

国際航空貨物輸送

ピーター S. モレル 著 木谷直俊・塩見英治・本間啓之 監訳

現在、世界の航空貨物は、金額ベースで世界貿易の35%を占め、日本では23%を占める。今日の国際航空貨物の動向と構造を知らずして、世界の貿易構造と、物流動向を知ることはできない。英国の経済学者ピーター S.モレルによるMoving Boxes by Airを翻訳した本書は、航空貨物輸送の理論と実務がバランスよく書かれている。航空貨物のみならず、流通に携わる関係者にとって有用な、これまでにない1冊。著者モレルは航空関連書籍での評価も高い。 【日本語版発行に向けて】 航空貨物輸送の歴史はかなり古く、最初の航空貨物輸送は、雄鶏、羊、アヒ……

飛行機ダイヤのしくみ(改訂版) 交通ブックス310

杉江 弘 著

空港内の出発時刻表示板を見ると、同時刻に数多くの便が飛び立つことがわかる。たとえば成田空港の午前10時00分には国際線10便以上が同時出発となっている。しかし、成田空港で離陸に使用される滑走路は1本が基本。複数の航空機が同時に離陸できるわけがない。このようなことは国際線、国内線を問わず大空港ではよくある話である。しかしなぜ、このようなダイヤが組まれるのか? また、飛行機ダイヤと鉄道ダイヤの違いは何か? 飛行時間に影響を与える要因とは? そもそもダイヤはどのように作られるのかなど、「飛行機ダイヤ」についてまとめた本邦初の一冊。 ……
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