交通の書籍紹介

北海道JR駅舎図鑑463

渡邊孝明 著

北の大地にめぐらされたJR北海道の鉄道路線。その463駅を掲載した、見て読んで楽しい駅舎図鑑。 【はじめに】より  北海道にあるJR の駅舎が463 あることなんて知らなかった。にわか鉄道ファンと言われるかもしれないけれど、あながち間違いではない。でも、鉄道も北海道も好き。ただそれだけで十分だと。駅舎巡りにはいろんな楽しみ方がある。この本の企画から始まった北海道の駅舎巡りはそんなことを再認識する旅でもあった。だから胸をはってそう言ってみる。また、この駅舎巡りはすべての駅を列車で乗降車して訪れたわけではない。駅舎巡りを楽しむ手段……

復刻版 高速鉄道の研究ー主として東海道新幹線についてー

日本国有鉄道 鉄道技術研究所 監修

開業50周年を迎えた、世界に誇る東海道新幹線。当時の技術をまとめた貴重な文献を復刻。守り続けた『安全・正確・スピード』。その技術開発の原点がここに! 【発刊に寄せて】  東海道新幹線は本年2014年に開業50周年を迎えた。開業に先立つ1957年、鉄道総合技術研究所の前身である日本国有鉄道の鉄道技術研究所は、創立50周年を記念して、銀座山葉ホールで講演会「超特急列車 東京ー大阪間3時間への可能性」を開催した。この講演会が高速鉄道に関する社会の関心を高める契機となり、東海道新幹線の計画は一気に実現に向けて動き出した。当時は「これか……

弾丸列車計画ー東海道新幹線につなぐ革新の構想と技術ー 交通ブックス122

地田信也

弾丸列車計画とは、戦前の「東京?下関間線路増設計画」のこと。その名の示すとおり、高速列車が走行する鉄道路線で、軌間を広軌としたため「広軌新幹線」とも呼ばれた。この計画は1940年に議会を通過し着工したものの、戦況の悪化により中断。しかしこの計画で高速鉄道の基本とな規格や仕様などが定められていたため、これがベースとなって延長500kmに及ぶ東海道新幹線をわずか5年で完成させることができた。また、弾丸列車計画にかかわった関係者たちが東海道新幹線実現の強力な推進役となり、実際に建設に参加した技師たちも少なくない。 本書は、新幹線誕生50年……

空港経営と地域ー航空・空港政策のフロンティアー

加藤一誠・引頭雄一・山内芳樹 編著

激動の航空・空港業界。地域における空港の役割とは? 多彩な研究者たちが、多彩な視点で現状分析と将来への指針を示す。「空港経営」の研究書。航空、空港。自治体の関係者必読の一冊! 「地域力」は航空需要の大きさを決め、空港のあり方も左右する。地域は空港をどのように位置づけ、空港は地域にどのような影響をもつのだろうか。空港政策や空港の仕事の解説をはじめ、空港と航空会社の関係、地元と路線の就航地との関係、空港アクセス、観光振興など多角的な視点から考察する。 [toc] 【本書のねらい】 21世紀にはいり、航空と空港は交通のな……

例題で学ぶ航空工学−旅客機・無人飛行機・模型飛行機・人力飛行機・鳥の飛行−

片柳亮二 著

航空機を安全に飛ばすため、設計するためには、空中での航空機の挙動を十分理解しておく必要があります。本書は、無人飛行機や模型飛行機、鳥の飛行についてなどを例に、航空機の飛行に係わる基本から実際の応用までを詳細に解説します。たとえば、主翼と尾翼の関係はどのように決めるのか、鳥にはない垂直尾翼はなぜ必要なのか、垂直尾翼がないと何が困るのか、など通常の航空機の設計の現場ではあまり議論されることはない「当たり前の疑問点」について詳説しています。 これらの例題は、初学者だけでなく、実際の航空機設計に携わる専門家においても貴重な解析例として使用され……

新幹線×陸送 COMPLETE PHOTO BOOK

荒川陽太郎 著

深夜の薄暗い夜道、仕事で疲れた体を引きずりながら、トボトボと家路を急ぐ。するとそこへ、すぐ脇の道路を新幹線が走りぬけていく。酔っ払っているわけでもないのに、いや、仕事の疲れで、夢か幻覚でも見たのか? 驚きのあまり携帯で写メを撮るタイミングさえも逃してしまう……。こんな驚愕の光景が、1か月に8日間ほど毎月のように繰り広げられていた豊川〜浜松市内。そう、新型新幹線N700 系の搬入のための輸送なのである。  本書は、約10 年間鉄道車両のトレーラによる輸送を追いかけ続けた著者による、おそらく日本初であろう、新幹線の陸送に焦点を当てた写真……

航空の時代を拓いた男たち 交通ブックス309

鈴木五郎 著

航空の未来を信じて可能性に挑戦し、夢の実現に賭けた熱き男たちの物語 ライト兄弟の動力機による初飛行から10年あまりで飛行機は急速に進化を遂げ、群雄たちが航空路開拓と新型機開発にしのぎを削る一方、第1次世界大戦での優位性が認められ、兵器としても一段と改良が進められた。 これは、大航海時代になぞらえて「大飛行時代」とも称すべきこの時代に、航空の未来に賭けた熱き男たちの物語である。 【まえがき】より  わずか110年前に誕生した飛行機だが、赤児のよちよち歩きから第一次対戦の試練を受けて急成長し、次いで船の大航海時代にな……

交通インフラ・ファイナンス 日本交通政策研究会研究双書27

加藤一誠・手塚広一郎 編著

1980年代以降、わが国では国鉄と日本道路公団が民営化された。近年は交通インフラのなかでも、国管理空港の運営の民間委託が進められようとしており、所有形態に関していっそうの議論が求められている。さらに、交通インフラが建設から運営の時代へと変わりつつある。交通インフラの今後の展開を考えるうえで、格付けの手法や考え方を学ぶことも重要である。本書は、交通インフラの所有形態、課金のあり方および資金調達に関する研究をひとつにまとめている。わが国の交通インフラの未来を見据えた1冊。 【まえがき】より  第二次大戦後、わが国の道路事情はワトキン……

交通論おもしろゼミナール10 日本の文化と乗り物

澤 喜司郎 著

乗り物から、日本の文化が見えてくる!? さまざまな乗り物に見られる日本文化について概観。「神道」「アニメ文化」「官僚体制」などのテーマについて、豊富な写真と事例をもとに解説しました。日本交通文化論の入門書として最適の一冊です。 【まえがき】より  外国人から見た日本の不思議、外国人から見た日本の変わった習慣、外国人が日本に来て驚くこと、これらは文化の違いによるものです。日本人にとっては当たり前のことなので、日本人がそれを文化として認識することはほとんどなく、そのため外国人から見た日本の不思議や変わった習慣を聞くことによって私た……

日本の内燃動車 交通ブックス121

湯口 徹

内燃動車(気動車)は、原動機=ガソリン/ディーゼル機関を搭載する客車です。新しくはハイブリッド車、路面・鉄路とも走行できるDMVも含まれます。 わが国で最初の内燃動車が登場したのは1920年、以来90年余の歴史を通して、ほぼ国産の技術をもって研究・開発されてきました。  本書では、国鉄(JR)・私鉄を問わず、これらほぼすべての内燃動車を取り上げて、できる限り多くの写真を添えて解説しました。 【はじめに】より  わが国で「商品」として最初の内燃動車である自動機客車が開発されたのは1920年で、以来90年余が経過した。にもかか……
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