成山堂書店の書籍紹介
ICカードと自動改札 交通ブックス123
椎橋章夫 著
自動改札機は、誰でも一度は使ったことがあると思います。今ではどこの駅にも設置され、普段何気なく使っていますが、いつ頃開発され、一体どのような仕組みで動いているのでしょう?
自動改札機の種類と構造、自動券売機、多機能化を続けるICカード乗車券のこと、そして未来の姿などを本書で詳しく紹介します。書いたのは、自動改札機を作っている会社の社長さんです。
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【まえがき】より
通勤・通学に、鉄道駅の自動改札機を毎日のように利用する人は多い。1日の中で最も利用する機会が多い機器は、携帯電話、パソコン、テレビ、そして自動改札機か……
オーロラの謎ー南極・北極の比較観測ー 極地研ライブラリー
佐藤夏雄・門倉昭 共著
神秘的なオーロラはいつの時代も人々の心を魅了してやまない。本書はその美しいオーロラから一歩踏み込み、オーロラをもっと知りたい! に応える内容となっています。最前線で研究を続ける筆者らが南極・北極の比較観測でわかったオーロラの仕組みや特性を科学的にわかりやすく解説します。オーロラのみならず太陽ー地球の相互関係についても知ることができます。
【はじめに】より
オーロラは私たち人類が地球上で目にすることができる自然現象の中でも、最も神秘的で壮大な現象の1つといえる。凍えるような極地の夜空いっぱいに広がり、音もなく舞い、さまざまに形や色を……
海の訓練ワークブック
公益社団法人 日本海洋少年団連盟 監修
【はじめに】より
日本海洋少年団連盟は、海洋国日本の次代の担い手である全国の少年少女たちに、「海に親しみ、海に学び、海にきたえる」をモットーとして、1951年(昭和26年)に設立されました。現在は、全国約90の全国の団で、約3,200名の団員が日々の活動をしています。
本書は、海洋少年団が日々行っている訓練をもとに、海を知り、親しむために必要な知識や訓練方法をわかりやすく紹介するものです。
四方を海に囲まれた日本にとって、海に関わるこうした知識を身につけることはひじょうに大切です。ぜひ本書の内容を理解し、海へで……
写真集 すばらしき、アメリカン・トレイン
中田安治
1977年からアメリカに通い、撮り続けた列車の写真集(2010年まで)。サンフランシスコからシカゴまでの大陸横断の旅紀行と、西海岸から東海岸まで、南はニューオリンズ、北はカナダのハーストまでをめぐる鉄道の旅の写真で構成。「ディーゼル機関車発達小史」「ベイエリアの鉄道建設」といった読み物を挟み、アメリカの鉄道会社の大まかな歴史や概要も紹介。
【はじめに】より
初めて絵本で見たアメリカの汽車は、大きな口を開けたお化けのような列車だった(UPのM-10000形)。当時の印象は、今も鮮明に覚えている。
悲惨な戦争があり、……
南極観測船「宗谷」航海記
南極OB会編集委員会 編
「宗谷」乗組員・観測隊員が初めて共同執筆でまとめた、「宗谷」各部署の業務、船内生活、観測の記録。オビ号、バートン・アイランド号による救出、タロ・ジロのエピソードなども詳しく紹介。
「はじめに」より
南極に日本隊を送ろうという話が出た今から60年ほど前の日本は、敗戦、占領の時代を終え、独立して間もない頃だった。
IGY(国際地球観測年)に参加して国際社会に入り、同時に行われる南極国際観測に加わり、未知の世界に挑戦するという夢のような快挙に、日本中が沸き立った。
第一次隊が出発した1956年11月8日、小雨降る東京・晴海……
異業種に見る、航空業界のベストプラクティス ー滑走路の先を見据えてー
ナウル K.タネジャ著/中山智夫 監訳
TOYOTAからGoogleまで、豊富な具体例から提示されるベストプラクティス! 多数の業界トップから寄せられた「まえがき」にも注目。
著しい変化に直面している航空業界。多彩なジャンルの異業種の経営への取組みを事例にして、現状の航空業界の経営体質や方針に一石を投じる。自動車産業、ネット産業、サービス業、小売業、娯楽産業などの異業種を幅広く分析、航空業界に、既存のままではない、新しい競争力のある営業戦略のヒントを提供。
現著者はオハイオ州立大学航空学科名誉教授、航空の産業・学界・公共政策で幅広い経験を持つ経済学者。業種・業界を超えて、経……
鉄道がつくった日本の近代
高階秀爾・芳賀徹・老川慶喜・高木博志 編著
明治5年の開業以来、人びとの生活感覚や行動方式にまで大きな役割を果たした「鉄道」。幅広い分野の識者たちが、「鉄道」を通して様々な角度からスポットをあてることにより、日本の「近代」の多面的な様相を浮かび上がらせる。
【発刊にあたって】より
本書は、公益財団法人東日本鉄道文化財団の文化事業の一環として、2008(平成20)年9月から2012(平成24)年11月まで開催された「鉄道を通して見る日本の近代」研究会全16回の記録を纏めたものである。研究会は、当初6名の委員から出発したが、その後次第にメンバーを増やし、また毎回、鉄道博……
レジーム・シフト ー気候変動と生物資源管理ー
川崎 健・花輪公雄・谷口 旭・二平 章 編著
“マイワシが減り、さんまが増える”魚種交代の背景には地球規模の気候変動があった! 本書では、レジーム・シフト発生のメカニズムと、それによって起こる生態系・生物資源の変動機構を明らかにし、“変動を組み込んだ”新しい資源管理理論を提案する。
【発刊にあたって】より
“自然はそれ自体の法則にしたがって変動している”と言えば、“そんなことは当たり前だ”という応えが返ってきそうであるが、海洋生物の資源の研究やそれを管理する世界では、そのことを“当たり前と考えない”状況がまかり通ってきたし、力は衰えたが、今でもまかり通っている。その……
和食の魚料理のおいしさを探るー科学で見る伝統的調理法ーベルソーブックス044
下村道子
和食がユネスコ無形文化遺産に登録された。それには伝統的な魚食文化が大きく寄与している。魚の食べ方、それは生活の文化である。日本の食卓に伝えられてきた古人の知恵に潜む科学的根拠を明らかにする。
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【はじめに】より
あなたが「焼き魚と煮魚のどちらが好きですか?」と訊かれたとする。おそらく、「そういわれても、魚の種類があるし、焼き方や煮方によっておいしさが違うので一概には言えません」と答えるのではないだろうか。食べる人の好みにもよるが、魚の種類や獲れる時期、鮮度によって適した調理法がある。どれが一番とは言えず、魚料理……
統計からみた気象の世界 気象ブックス041
藤部文昭 著
猛暑や豪雨が多くなったのは地球温暖化のせい?
世の中そんなに単純ではありません。
刻々と移り変わる気象をどうやって切り取り、観測データから何が見えてくるか。
数字で読み解く気象の世界。
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【はじめに】より
「夕焼けは晴れ」「太陽が暈をかぶると雨」 「西風日いっぱい」。これらは気象に関ることわざである。それらの中には、今の気象学の知識にちゃんと合っているものが少なくない。たとえば「西風日いっぱい」とは、冬の季節風が昼間は強く吹いていても、日が落ちると弱まることを指す。これは、日が暮れて気温が下がるにつれ、大気が……