成山堂書店の書籍紹介
交通論おもしろゼミナール9 乗り物にみるアジアの文化
澤 喜司郎 著
【内容】
交通論おもしろゼミナールシリーズの第9弾。シリーズ4を全面改訂。
全体の構成を見直し、新たに最近話題の多いミャンマー、シンガポール、ベトナムを追加。
アジアのなかの中国、韓国、タイ、台湾、香港などの各国でみられる交通の形成様式や内容(=交通文化)の特徴を、
道路交通、鉄軌道交通、水上交通と道路貨物輸送の視点から、日本のそれらと比較。
同じアジア地域にありながら、まったく異なる国民性や文化が、交通機関の特色に如実に表れており、
それが豊富でカラフルな乗り物の写真とともに整理され記述されています。
全編をとおして、……
どんな魚がうまいか ベルソーブックス040
坂口 守彦 著
魚によっては旬や鮮度などによって、うまさが大きくかかわる。本書では「どの魚がうまいか」(どの種類の魚がうまいか)ではなく「どんな魚がうまいか」であることに注目して、そのうまさを解説している。また、今後、魚とうまくつきあうための「未利用資源の有効利用」についても簡単に触れている。
【はじめに】
私たちの食をつなぐ日々の料理は別として、レストランや料亭などで食べる特別な料理は日本料理であれ、中国料理、フランス料理であれ、そこにはある種の芸術性があるといわれる。人々が時々そのような料理を提供する場所に足を踏み入れるのは、ちょうど美術……
氷海に閉ざされた1296時間−第12次南極越冬隊の記録− 極地研ライブラリー
山田知充 編
第12次隊を乗せた観測船「ふじ」は、往路40日間、復路14日間にわたり、氷海に閉じ込められた状態・ビセットを経験。これは、歴代の南極観測隊の中で最も長い時間、氷海に閉じ込められた記録となっており、それによって昭和基地に滞在できた日数は1年にも満たなかった。また、氷情が悪く「ふじ」は昭和基地沿岸まで辿り着けず、接岸することができなかったため、大型の観測機器等を輸送することができず、隊員たちは最低限の物資で基地の建設や観測、調査を行わなければならなかった。本書は、このような特異な体験をした第12次観測隊の越冬記録である。
【序文】
……
魚は減ってない!−暮らしの中にもっと魚を−
横山信一 著
東日本大震災を契機に、一部の例外地域を除き日本漁業が衰退していく原因を掘り下げ、巷に流布している誤った理解を正そうと、参議院議員であり水産学博士でもある著者の主張とこれまでの活動を記した1冊。
【目次】
1.復興対策で迫られる水産政策の見直し
2.資源の枯渇が漁業の衰退を招いたのか?
3.自由貿易が漁業を衰退させた!
4.燃油高騰による追い打ち
5.求められる魚価対策
6.思いがけない制度だった漁業所得補償
7.世界に誇れる資源管理型漁業
8.日本のTAC制度はOECDの想定外?
9.漁業権への民間資本参入は活……
ナマコ学−生物・産業・文化−
高橋 明義・奥村 誠一 共編
50年ぶりにまとめられたナマコ研究の成果!
○ナマコの生物的な謎の解明に個体と分子レベルの観点から挑む
○旺盛な中国の需要をターゲットにした生産・養殖技術、流通・消費の動向を紹介する。
○古来より漢方の素材として、民族の文化として書物に記されているナマコを探る。
【序文】より
本書では生物・産業・文化の3点から『ナマコ』を論じた。平成21年9月に盛岡で開かれた日本水産学会水産増殖懇話会のテーマ「ナマコ増養殖の現状と将来?持続可能な生産方法の確立を目指して」を基底として企画されたナマコの専門書である。『生物』では読者対象と……
水中考古学のABC
井上たかひこ
海や河川、湖沼、池など、常時水面下にある遺跡や遺物を発掘調査する「水中考古学」。東京海洋大学、東海大学海洋学部、金沢大学などで水中考古学関連の講座も設置され、急速に脚光を集めている学問分野である。本書は「水中考古学」という学問の概要と各国の取り組み、その歴史を紹介する。そしてこれから水中考古学を学ぼうとする方に向けて、具体的な発掘方法・保存処理方法を解説する。
【まえがき】より
わたしは、子どものころから海に親しんでいたこともあり、海底の難破船探しをいつかはしてみたいと夢見ていた。「それらの難破船にはどんな宝物が積まれている……
杉浦千里博物画図鑑 美しきエビとカニの世界
杉浦千里 画/朝倉 彰 解説
エビ・カニに興味のある方だけではなく、細密画家やイラストレーターの方、またこれからその道を目指す方にも参考になる書!
細密画家の杉浦千里。没後10年の時を経て、初の作品集として刊行。甲殻類の魅力に取りつかれ、細部を極限まで描写したエビやカニの博物画は、いまにも動き出しそうな勢いで迫ってくる。各種の特長や形態の不思議を甲殻類研究の第一人者「朝倉 彰氏」が解説。身近な生き物でありながら、まだまだ知られていないエビ・カニの魅力を体感できる1冊。
ポイントその1
収録しているエビ・カニの図は約60点! どれもが細部を極限まで描写……
交通論おもしろゼミナール8 遊園地の乗り物と遊びの文化
澤 喜司郎・齋藤英智 共著
「遊びの文化」と「遊園地ビジネス」という観点で、日本の代表的なテーマパークから地域の遊園地までの屋外乗り物系アトラクション(遊戯施設)を豊富な写真でビジュアルに紹介する。
【まえがき】より 遊びとは、楽しみ、娯楽、休養、リラックス、ストレス解消などを目的とした行動の総称で、人間の成熟前に見られる遊びは生きていく上で必要な体力、知識、経験などを自然に得るためのものと考えられています。言い換えれば、成熟前の遊びには目的がないように見えますが、成人になってから必要とされるスキルを身につけるために遊びは必要で、遊びは成人になるための準備……
南極探検船「開南丸」 野村直吉船長航海記
パイロットのためのICAO航空英語能力試験教本
Simon Cookson・Michael Kelly 共著
ICAO航空英語能力試験に対応した初のテキスト!
本書をマスターすればレベル4以上に合格できる!
ICAO航空英語能力試験とは?
国際線パイロット及び外国のパイロットと通信するすべての管制官は、航空用語に関する英会話能力を一定のレベル以上、正しく認定される必要があります。ICAO航空英語能力試験は、パイロットや管制官が航空専門用語と標準英語の両方が流暢に話せることを必須としています。言語技能レベルは6段階まであり、国際線パイロットに必要なレベルは4以上です。
(2008年より国際線パイロットに対して英会話試験を課すようになりました)……