成山堂書店の書籍紹介

東日本大震災とこれからの水産業

白須敏朗 著

復興支援を考える参考書に。 東北の水産業に未曽有の被害をもたらした東日本大震災。その発生から現在に至るまでの経緯と復興の道筋を振り返り、これからのあるべき姿を考える。 【目次】 序章 東日本大震災の発生  (1)東日本大震災対策本部の立ち上げ  (2)三陸地方を襲った大地震 第一章 水産業を直撃した大震災  1 三陸の水産業の重要性とその再生・復興の必要性  2 東日本大震災に対する支援  (1)水産庁・水産業界による支援の動き  (2)大日本水産会による緊急の政策要請  (3)大日本水産会による義援金 ……

交通論おもしろゼミナール7 交通のビジネスモデルと戦略

澤 喜司郎 著

各交通機関のビジネスモデルと戦略にスポットを当てた書! 陸海空さまざまな交通のビジネスモデルと経営戦略について分析し、平易に解説したもの。都市・地方ともに旅客輸送にはピーク・オフピークがあり、交通企業におけるビジネスの難しさ、経営の難しさの要因となっている。各企業の交通サービスには、置かれた環境下のもと、固有の経営哲学や経営理念、企業文化が反映されており、本書は、その形態から浮かび上がるビジネスモデルと戦略に焦点をあて紹介・解説。 【まえがき】より 経済学では、資本、労働、土地を「生産の三要素」といい、交通経済学では動力、運……

未踏の南極ドームを探る−内陸雪原の13カ月− 極地研ライブラリー

上田(あげた) 豊 著

最低気温・氷点下60℃の雪中基地「みずほ」での冬ごもり、未踏のドーム頂上の発見、4000キロの探査行。知られざる南極大陸最前線のドラマを克明に描き、極地ならではのロマンをさわやかに伝える。 1984年11月から1986年3月まで、第26次南極観測越冬隊に参加した著者の、13ヵ月にわたる南極滞在中の詳細な活動記録。一か所に留まるのではなく、内陸の前進拠点を作りながら「みずほ基地」で5名だけの5ヵ月の越冬をし、これまで未踏だった南極で2番目に高いドームを探し出した後、新たなルートで帰還するまでを紹介。 【著者からのことば】 ……

改訂 生鮮水産物の流通と産地戦略

濱田英嗣 著

硬直している生鮮水産物流通機構に、風穴をあける。 はたして、その取り組みは成功しているのだろうか?生産者、販売者側の独りよがりになってはいないだろうか? 産直、SCM、地域ブランドの取り組みなど、生鮮水産物の流通の変化と産地戦略の実態を探り、今後の生き残り戦略を提案する。 【改訂版発行にあたって】 本書は2011年に出版されたので、7年が経過している。本書の執筆にあたり,生鮮水産物流通の実情を広く紹介したいということよりも,流通経済論・商業論・マーケティング論の知見を生鮮水産物流通にあてはめ,工業製品や農産物とも違う生鮮水……

魚をとりながら増やす ベルソーブックス001

松宮義晴 著

減少の一途をたどる魚資源はいかにすれば増やすことが出来るのか? 永続的に、そして多くの漁獲をあげるための資源管理型漁業の入門書。 【はじめに】より 魚は短いサイクルで卵や子供を産み、自らの子孫を残し、種を維持しようとします。このことが、鉱物資源や森林資源にはない、生物資源としての魚の大きな特徴です。また、魚は人間が手を出しにくい水中で生活しています。陸上の狩猟産業は、野生動物を絶滅に追い込んだり激減させたため滅んでしまいましたが、漁業は海や湖川の幸を食卓へ運ぶ産業として、今日まで引き継がれてきました。しかし、技術の著しい進歩や環境……

藻場とさかな ベルソーブックス032

小路 淳 著

本書では、藻場の持つ役割のうち、稚魚を育む場、いわば「ゆりかご」機能に焦点を絞っています。そもそも、なぜ稚魚たちは藻場という存在を知り、頼るのか。本能的に知っているのでしょうか?  自然の藻場ではなく人工的な藻場ではどうでしょう? 魚の持つ能力や行動にも疑問を持った著者が、独自の調査により藻場との関わり方を明らかにし、その重要性を明らかにしています。  印象に残ったのは、「どのような藻場を保全するべきか」ということです。ただやみくもに藻場を造成するだけではなく、アマモ場・ガラモ場の距離感を意識することが必要、というのが著者の見解で……

海を守る 海上保安庁 巡視船(改訂版) 交通ブックス215

邊見 正和 著

海上保安庁OBが語る、「海上保安官の仕事」。最近の情勢に合わせて改訂! これを読めば、海上保安官・巡視船の活躍振りを知ることができます。 四面環海の日本で日夜、災害・犯罪・海難事故への対応等、海上セキュリティーの第一線で活躍する保安官と巡視船の活動を描く。 【まえがき】より このところ、海上保安庁の巡視船艇の活動を伝える新聞やテレビの報道が目につくようになり、海上保安業務の一端が少しずつ国民の皆さんに理解されるようになってきました。 しかし、海上保安庁の仕事は海を舞台にして行われているため、人びとの目に触れる機会が少なく……

海難審判裁決評釈集

麻生利勝 監修 21海事総合事務所 編著

海難事故の予防と再発防止に寄与することを目的に、海上業務に従事する有資格者の船員・海事企業の運航及び管理部門の関係者を支援する視点から海難審判裁決を分析評釈したもの。海難審判庁の一審と二審との裁決の相違事例を中心に取り上げ、同一・類似事故の再発防止対策の樹立に有益な視点を提供する。 執筆者は、全員が海上保安大学校出身者で、船舶運航に関する知見とともに豊富な航海・機関・通信・運航・海難救助と犯罪捜査の経験をもつ専門家。航・機・通の専門職にあった者がそれぞれの視点で事例を選択・評論する 【目次】第1章 海難審判制度と裁決 1 海難……

交通論おもしろゼミナール6 物流ビジネスと輸送技術【改訂版】

澤 喜司郎 著

手押し車から大型貨物機まで世界中のモノを運ぶ手段を網羅! 物流とは、生産者から消費者に至るモノの流れをいい、そこには輸送、荷役、保管、包装、流通加工などの諸活動が包括されています。物流は私たちの生活や企業活動、さらには日本経済や国際経済に非常に深く関係しています。たとえば、宅配便では離島など一部の地域を除いて低価格で翌日には荷物が届けられ、海外からは毎日多くのエネルギー資源や食料品、それに石炭や鉄鉱石などの原材料がわが国へ運ばれてきています。 交通経済学では、荷物や貨物の場所的(空間的)移動という輸送は、そのサービスの生産形態によって……

海と空の港大事典

日本港湾経済学会 編

歴史から学際的な事柄まで、港湾・空港に関連する用語・知識約1,200項目をわかりやすく解説。理論・政策・実務を体系的に理解できる基本図書。 【はしがき】より 日本港湾経済学会(以下、本学会という)は1962(昭和37)年10月16日?17日に創立総会と第1回研究会が横浜港で開催されて以来、2011(平成23)年度は創設50年という節目の年にあたります。それに先立ち、2007(平成19)年度の第46回全国大会総会(名古屋港;会長・小林照夫)において、海と空という双方の港を包含する事典の刊行が提案・企画され、創設50年記念事業の一環とし……
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