成山堂書店の書籍紹介

船舶油濁損害賠償保障関係法令・条約集

公益財団法人 日本海事センター 編

バンカー条約、ナイロビ条約、HNS条約など船舶油濁損害賠償保障法、船首責任制限法に関わる国内法・国際条約を和英対訳(正訳・仮訳)で収録。海運・保険業者・法律・国際関係学者必携の書。 【はしがき】より   公益財団法人日本海事センターは、海運法制、海運経済など海洋国家たる我が国の発展に貢献するため、海事関係の各種調査研究・政策提言等を実施している。当センターでは、これらの活動の一環として、国際海事機関(IMO)法律委員会及び国際油濁補償基金(IOPC Fonds)の活動について、IMO法律問題委員会及び油濁問題委員会を設置し、産……

リージョナル・ジェットが日本の航空を変える

橋本安男・屋井鉄雄 共著

地域活性化にくわえ、近隣アジアの交流圏を強化・拡大する可能性をもつRJ(リージョナル・ジェット)を、日本・欧州・北米・極東アジアの事例にて検証。展望に迫る。 【はしがき】より 日本人が大きな飛行機をいつ頃から好むようになったのか定かではないが、小型機の振動騒音が不安や不快を与えたからであろうか。あるいは、ジャンボジェットに憧れたからかもしれない。航空は道路に比べいかにも複雑なシステムである。車線を単位に組み立てられた道路では、車両の幅や高さにおのずから限度があるが、航空機ではセスナからA380まで実に大きな差があり、機材に合わせ様々……

江戸前のさかな−食文化の足跡をたどる−

金田禎之 著

江戸前の魚はなぜうまいのか?それを先人たちはどう評価し、賞味し、獲っていたのか。その様々な側面を豊富な史料をもとに紹介する。 【まえがき】より 「江戸前の海」と、そのさかなを材料として生まれた「江戸前の料理」のルーツは江戸時代にさかのぼる。江戸前の漁業が本格的に発展したのは江戸時代に入って徳川家康が江戸幕府を開いた以後のことである。江戸が政治の中心となって以来人口は急激に拡大していき、18世紀初頭には人口100万人を超える世界有数の大都市へと発展を遂げていた。幕府はこれらの江戸の住人の食料を確保するために、先進地の漁村から漁師をつれ……

水圏環境リテラシープログラム 水圏環境教育の理論と実践

佐々木 剛 著

 近年、水産資源の減少、海洋汚染、海底資源の問題等々を背景に、海や川・湖といった水に占められている部分(水圏)の重要性が認識されるようになった。一方で、我々が直接目にすることのできない水圏に関する理解・認識は未だ低いと言わざるを得ない。  2007年に制定された海洋基本法では、国民の海洋に対する理解を推進することが明記され、水圏環境の総合的な理解を推進するリーダーを養成するためのプログラムがスタートした。本書では、著者と東京海洋大学が推進する「水圏環境リテラシー教育推進プログラム」を中心に、水圏環境教育とは何か?水圏環境リテラシーと……

南極で隕石をさがす 極地研ライブラリー

小島秀康 著

日本は世界一、二を争う南極隕石の保有大国であり、そのほとんどを国立極地研究所が保管している。本書は、極地研の隕石担当責任者、言うなれば日本を代表する隕石研究者が、自分の同行した南極観測を中心に隕石探査活動の記録をまとめている。 【はじめに】より  日本の南極観測隊が南極で発見した隕石の数は、これまでにおよそ1万6800個である。米国、中国など外国隊の成果を合わせると、南極で発見された隕石の数は、4万8000個に及ぶ。これらを南極隕石と呼ぶ。南極以外の場所で発見された隕石数が約1万2000個であることを考えると、いかに多くの隕石……

アイスコア−地球環境のタイムカプセル− 極地研ライブラリー

藤井理行・本山秀明 編著

古きをたずね新しきを知る。 地球環境の将来を予測する上で、古気候古環境の情報は、極めて重要である。 極地の氷床(アイスコア)は、時間分解能が高いこと、過去数十万年前以前まで連続して遡れること、昔の空気そのものを含む環境シグナルを保存していることなどから、地球環境のタイムカプセルとも言える優れた記録媒体である。 本書は、気鋭の研究者達が、我が国のアイスコア研究の成果を分かりやすくまとめた最初の書物である。 【はじめに】より  温故知新。地球環境の将来を予測する上で、古気候古環境の情報は、極めて重要である。人工衛星を含む観測……

新交通システム建設物語−日暮里・舎人ライナーの計画から開業まで−

「新交通システム建設物語」執筆委員会 編

公園下の車両基地、首都高速を跨ぎ、隅田川・荒川を横断する 橋梁の難工事など、建設のウラ側を徹底紹介! 平成20年3月30日に開業した新交通システム「日暮里・舎人ライナー」の建設の概要をとりまとめたものです。この路線を題材に、「新交通システム」とは何か、そして、導入における土木・建築、建設、軌道設備、技術、法手続きなどを全8部構成で紹介しています。 特徴的な建設手法であるCM(コンストラクション・マネジメント)方式についても詳細に解説。鉄道導入などに比べ経済性も高く、環境にやさしい都市交通機関として注目される「新交通システム」……

SFアニメで学ぶ船と海−深海から宇宙まで−

鈴木和夫 著・逢沢瑠菜 協力

航空宇宙工学やロボット工学関係者は、SF作品やアニメ、コミックに影響を受けてその専門の道に進んだ人が多い。本書は、そのような人材を船舶海洋工学の分野でも増やしたいという著者の願いを実現したものです。船や海に関するSF作品やアニメを取り上げて、実際の物理学的な現象と対比しながら船舶海洋工学(流体力学)の話を進めています。あくまで工学的な内容を中心としていて、SF作品は導入として用いているだけで、科学的な検証をしているものではありません。 【はしがき】より 本書では、主に船や海が登場するSF作品(コミック、アニメ、小説、映画)あるいは……

舶用電気・情報基礎論−航海計測・機関計測の基礎知識−

若林 伸和 著

舶用計測に関わる電気工学、無線通信、コンピュータ利用の基礎技術を解説。航海科、機関科学生や電装関連の造船技術者等に必携の1冊。 著者からこの本を読まれる方へ(「はじめに」より)  20世紀(1901年?2000年)は、人類史上でも飛躍的にテクノロジーが進歩した100年であったといえるでしょう。電気が利用されるようになり、電子技術が開発され、20世紀中頃にはコンピュータが発明されて情報技術が発展しました。今日の社会においてはこれら電気・電子・情報そして通信技術を基盤とした様々なシステムによるサービスを利用して生活しています。 ……

交通工学総論

高田邦道 著

著者のこれまでの交通関連の研究(おもに陸上交通)を網羅的にまとめ、わかりやすく解説する。「交通工学」の概要や理念を、さまざまな分野の事例を用いながら、興味深く論じる。項目は多岐にわたり、モータリゼーション、高速道路、流通工学、駐車場・駐車管理などの交通政策、公共交通システム、都市交通、道路の有効利用や交通事故減少政策などを扱っており、交通工学の概要をとらえるのに適した内容となっている。 【序文】より  「交通工学」の勉強あるいは研究を志す人は、就職状況や周りの大人をみてなど、志望動機にはいろいろあるが、専門を取得する意識と……
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