成山堂書店の書籍紹介

海中技術シリーズ1 海洋底掘削の基礎と応用

(社)日本船舶海洋工学会海中技術研究委員会 編

メキシコ湾石油流出事故はなぜ起こったのか?今後、あのような事故を起こさないためにはどうしたらいのか?この本にはそのヒントが書かれています。海洋底掘削に携わる人は絶対に読んでもらいたい1冊です。

貨物海上保険・貨物賠償クレームのQ&A(改訂版)

小路丸正夫 著

 貨物保険・貨物賠償クレームの実務は、貿易・海運・NVOCC・損保・PIの損害調査・海事法務の担当者、および商社・メーカーの保険担当者の重要な仕事のひとつです。しかしながら、法理論・実務とも精通しなければ対応が難しいとされ、実例をふまえたわかりやすい解説書が求められていました。  本書は、クレーム対応実務の肝を網羅的に整理し、単なるマニュアルではなく、実例から理論を構築して応用力が身につくよう解説しています。2009年に大きく改訂された協会貨物約款(ICC)と旧約款の違いと特徴も随所で触れるなど、最新事情にも対応しています。また、クレ……

世界の砕氷船 交通ブックス218

赤井謙一 著

誰もが望んでいた“砕氷船解説書。 「砕氷船とは何か?」に答える類書なき1冊。日本の「しらせ」をはじめ、ロシア、アメリカ、北欧各国の砕氷船運用国のあゆみを豊富な写真とともに解説した。力強く氷を砕いて進む、砕氷船の活躍が凝縮された1冊。 第51次南極観測隊を載せて昨年11月に昭和基地へ向けて出港していた二代目「しらせ」が4月9日に無事帰還しました。「しらせ」のような砕氷船は凍りついた海を、分厚い氷を砕きながら進むことができますが、「氷を砕いて航海する船」と言ってもその設計思想や用途によって実にさまざまなタイプがあるものと感心させら……

海洋気象台と神戸コレクション−歴史を生き抜いた海洋観測資料− 気象ブックス031

饒村 曜 著

幕末動乱期? それは、今日の海洋気象業務の礎が築かれた時代でもあった。  幕末の箱館戦争では、無敵をほこっていた幕府艦隊が自然の猛威の前に、闘わずして敗れ去りました。自然の恐ろしさを知り、海洋観測の必要性を痛感した勝海舟は、船舶からの海上気象観測の報告を義務づけました。 明治期には、中央気象台(現在の気象庁)で行われていました。気象観測データ収集・調査業務は、大正期には神戸海洋気象台にすべての業務が集約され、中央気象台保管の膨大なデータも神戸海洋気象台に集められていました。  関東大震災や神戸空襲など、焼失の危険にさらされなが……

畜産と気象 気象ブックス030

柴田正貴・寺田文典 編著

日本人は、平均すると1人あたり卵を年間330個消費しています。この数はアメリカ人やフランス人より50個以上多く、日本は世界でも有数の卵消費大国であるといいます。ウシ、ブタ、ニワトリといった肉類の消費も増加傾向にあり、今や私たちの食卓に欠かせないものとなっています。  しかし、家畜の多くは、比較的冷涼で乾燥した西洋の風土ではぐくまれたもので、高温多湿な日本で飼育するためには、気象条件の面で、さまざまな問題がありました。  この本は、多くの気象要素のなかでも最も基本的な感覚である暑さ寒さに、家畜がどう対応し、行動しているのかをまとめた……

ココが知りたい地球温暖化2 気象ブックス032

独立行政法人 国立環境研究所 地球環境研究センター 編著

大好評「気象ブックス026 ココが知りたい地球温暖化」の第2弾。温暖化の科学・影響・対策についての25の質問に、専門家がわかりやすく答えています。地球温暖化の謎を解くカギがこの本の中にあります。 【はじめに】より  情報が多く出回っていれば、それでものごとがよくわかるというものではありません。たとえば、地球温暖化をめぐる問題がそうです。テレビや新聞の報道、書店の店頭で見かける温暖化関連の書籍の数は、いまやかなりの数に上っています。それらの中には「進行する温暖化の危機」といったものがあるかと思えば、「二酸化炭素温暖化説は間違い」……

交通論おもしろゼミナール1 新版 交通とビジネス【改訂版】

澤 喜司郎・上羽博人 共著

◆この本のまえがき◆  交通技術の発達には目を見張るものがあります。旧版(2007年3月初版発行)の執筆・刊行時には存在していなかった新しい交通機関が登場し、現在では新しいサービスも提供されています。たとえば、最近では当たり前のように利用している東海道・山陽新幹線車両のN700系が2007年7月1日のダイヤ改正から営業運転を開始しました。その一方で、初代の新幹線車両の0系が多くのファンに惜しまれながらも現役を引退し、法定速度で世界最速としてギネスブックに登録されたことのある500系が「のぞみ」から格下げされ、現在では山陽新幹線区間で8……

港湾知識のABC【13訂版】

池田宗雄・恩田登志夫 共著

港湾の形態・分類、船舶との関係、貨物・荷役関連、各種施設、法令、港湾計画・工事等について概説。港湾関係業務に携わる人の入門書。 ◆こんな方にオススメです! 港湾や埠頭に勤めている人、港湾関係の行政に携わっている方。 [toc] 【初版はしがき】 わが国の海岸線の形状は複雑で変化に富み、ずばらしい美しさで、多くの国立公園や国定公園が指定されています。海は岸のすぐ近くまで適当な水深があり、岬や島が風や波を遮る湾や入江が多く、わが国ほど至る所に港の所在する国は世界でも例を見ません。 しかし、自然条件は厳しく、年間多数の……

魚との知恵比べ−魚の感覚と行動の科学−【3訂版】 ベルソーブックス004

川村軍蔵 著

もっと魚を釣るために、もっともっと釣りを楽しむために、魚のことを知りつくした研究者が書いた本をオススメします。魚は色がわかるのか?魚は1度釣られると学習するのか?釣り糸は見えているのか?初心者からベテランまで、マニュアル本には載っていない釣りのヒントが満載。 【はじめに】より 魚の行動に興味をもつ動機は人によって様々で、自分が飼っている熱帯魚に自分の意志を伝えたいためにその魚を知りたいという人もいれば、もっと釣りが上手になりたいために魚の行動を知りたいという釣り愛好家もいるだろう。最近は、自然環境保全という考えが浸透し、希少魚……

イセエビをつくる ベルソーブックス035

松田浩一 著

生まれた時のクモのような姿からガラス細工のように繊細な稚エビとなり、最後は威風堂々とした姿に成長するイセエビ。初めて幼生の人工飼育に成功した著者がその不思議な生物を、最新の研究成果とともに紹介する。 【はじめに】より  イセエビ は磯の王者である。長年イセエビのことを研究し、思い入れが強い筆者であるのでかなり贔屓目に見ている感はいなめないが、確かにそう思う。磯に棲む生物としては魚類を除いて最大のものであり、体長35cm、重さ2kg以上にも成長する。このような大きさのイセエビは、もはや片手では持てずに、両手でしっかりとつかんでもやっと……
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