成山堂書店の書籍紹介
水産・海洋ライブラリ2 食品のレオロジー
磯 直道・水野治夫・小川廣男 共著
「レオロジーとは何か?」から食品製造工程の役割、消費者の官能評価まで、その理論と実践を様々な食品を例に多くの図表を用いて解説。
【目次】
第1章 弾性
1.1 フックの法則
1.2 実用弾性率
1.3 弾性と温度
第2章 粘性
2.1 ニュートンの法則
2.2 粘性率
2.3 粘性と温度
2.4 溶液の粘度
2.5 異常粘性
第3章 粘弾性
3.1 マックスウエル弾性
3.2 フォークト粘弾性
3.3 多要素模型
3.4 粘弾性と温度
3.5 熱レオロジー的単純性
3.6 動的粘弾性
3.7 非……
旅する視点−自分流海外散歩のすすめ−
現代の海賊−ビジネス化する無法社会− 交通ブックス214
土井全二郎 著
海賊というと何となくロマンを感じる向きも少なくないかと思いますが、そもそも、外航船の運航に携わる船員や関係会社の人たちは別にして、今でも世の中に海賊が存在するなどとは、世の多くの人は考えたことすらないのではないでしょうか。しかし、この本を読んでいると、海賊はたしかに今もいて、そして「現代の海賊」はとてもロマンを感じるような存在ではない、ということがわかってきます。
近頃は生活のために船を襲って金品を奪う古典的な海賊ばかりか、組織的に船ごと奪って積荷をそっくり闇から闇に処分してしまうグループや、政治的な目的で活動するテロリスト・グループ……
マグロは絶滅危惧種か ベルソーブックス015
魚住雄二 著
健康食として注目されている海藻。日本では古くから薬効をもつ食べ物として、今よりも多種類の海藻が利用されていた。
海藻の食文化を見直すことで、新しい利用法も見えてくる!
【目次】
第1章 海藻とは何か?海藻の食文化を理解するために?
1-1 海藻と海草はどう違う
(1)海藻と海草を区別する
(2)海草利用の伝統
1-2 海藻の分類と特徴
(1)色による海藻の分類
(2)「?モ」「?メ」「?ノリ」
1-3 海藻が生える環境とその採り方
第2章 食用海藻の種類と移り変わり
2-1 食べている海藻は一握り
2-2 昔はた……
海洋微生物と共生−サンゴ礁・海底熱水孔の生き物たち− ベルソーブックス031
石田祐三郎 著
葉緑体やミトコンドリアは別の生き物だった!きらめくサンゴ礁を支えているのは何か?光も酸素もない深海底に生物がひしめいていた!生命活動、進化、地球環境の維持から健康維持まで、驚異と不思議に満ちたミクロの共生の世界。
【はじめに】より
生き物は程度の差こそあれ、互いに助けあったり、潰しあったりして生きている。
本書に取り上げた海洋におけるサンゴと褐虫藻、海綿と微生物、ハオリ虫と最近等々は、大変興味深い「助け合い」の共生関係にある。ただ、主役である微生物が肉眼で見ることが難しいなど、一般の読者には馴染み難く、専門用語も読者の理解を得にくい……
和英英和 船舶用語辞典
東京商船大学船舶用語辞典編集委員会 編
船舶の建造、あるいは運航に携わる人と学ぶ人のため、造船、造機、航海、機関、自動化などの各分野から、約8,500語を精選収録し解説。
【まえがき】より
船舶は造船、造機、電気など種々の専門技術の結集である。しかも船舶の建造に当たっては船舶安全法に定められた法律、規則の適用を受けるばかりでなく、船級協会規則による検査にも合格しなければならない。また、船は変化の激しい海象、気象のもとに航海し、沿岸航行、港の出入港などのためには諸施設があり、航法があるなど建造された船舶が航海して、旅客、各種貨物の運送等の任務を遂行するために関連する……
船舶安全法の解説−法と船舶検査の制度−【5訂版】
有馬光孝 編著
船舶検査制度の基になる船舶安全法について逐条解説。関連各種制度の詳細、検査業務の実際、申請手続等も実務に則して詳説。平成26年9月現在。
【はしがき】より
本書の原本である「船舶安全法と船舶検査の制度」が著されてから32年、途中『船舶安全法の解説 -法と船舶検査の制度-』と書名を変えて今回が5度目の改訂版となる。船舶安全法は、わが国における船舶及び人名の安全を確保するための取締法規の一つで、SOLAS条約を国内法化するための根幹をなす法律である。昭和8年の法律制定以来世の中の変遷と共に幾多の改正を行いながら今日に至ってい……
港湾荷役のQ&A(改訂増補版)
(社)港湾荷役機械システム協会 編
港湾・船舶・荷役・貨物から法令まで、多岐にわたる港湾業務の基礎知識を図や写真を織り交ぜ、港湾業Q&Aでわかりやすく解説。好評の初版100問から120問へ、また、港湾に多大な影響を与えた東日本大震災や昨今の技術開発を受け大幅改定。現場でも、より役に立つ「改訂増補版」です。
【はじめに】より
社団法人港湾荷役機械システム協会は、本年創立50周年を迎えましたが、その源は、昭和31年に設立された港湾荷役機械化協会にあります。当時の港湾荷役の状況がどのようなものであったかを機関誌『港湾荷役』の創刊号に探ってみました。雑貨については港内に……
旗と船舶通信 【6訂版】
三谷末治・古藤泰美 共著
豊富な図解をまじえ、手旗や信号灯による信号旗旒信号、無線電話を中心に、系統だてて解説。ヨット・ボート関係者に好適。
目次
第1章 序論
1.信号の歴史
2.国際信号書と日本船舶信号法の沿革
3.用語解説
第2章 国内船舶信号
1.日本船舶信号法
2.手旗信号法
3.信号灯
4.発光信号灯
5.旗りゅう信号
6.音響信号法
7.無線電信と無線電話
第3章 国際船舶信号
1.概説……
詳説 舶用蒸気タービン 【上巻】−SIと重力単位系併記−【4訂版】
古川 守・杉田英昭 共著
熱及び蒸気の性質について基礎から解説し、蒸気タービンの性能までを平易な記述で説明。
【4訂版発行に当たって】
本書が1984 年(昭和59 年)に発行されて今年で35年,3訂版が2007年(平成19年)に発行されてからも12年になります。最初に本書改訂版が発行された1996年(平成8年)は,舶用蒸気タービンがLNGタンクから漏れ出すボイル・オフ・ガスBOGを有効活用でき,またそれを有効に処理できる最も適した主機関として,LNG船に独占的に採用されていた時代でした。
しかし,2010年頃から燃料価格が高騰し,主機関の燃料消費率……