成山堂書店の書籍紹介
プラネタリウムの疑問50 みんなが知りたいシリーズ⑳
五藤光学研究所 編
星空の魅力を感じさせてくれるプラネタタリウム。いつ頃何のためにつくられたのか、どのような仕組みで星を映し出すのか、どのようにつくられるのか、解説員になるにはどうすればいいのかなどについて、プラネタリウムのプロフェッショナルがわかりやすく解説します。
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【はしがき】
1923年,ドイツで生まれたプラネタリウム(現在まで続く近代的プラネタリウム)は,2023年で100周年の節目を迎えました。初期の頃のプラネタリウムは,「地球上から星空を眺める」という視点が中心でした。リクライニングする椅子にもたれ,ゆったりとし……
貝の疑問50 みんなが知りたいシリーズ19
日本貝類学会 編
貝とはどのような生きものなのか、どこに棲んでどのように繁殖するのか、人と貝はどのように関わってきたのかなど、様々な疑問を6つのセクションに分類し、貝の専門家がわかりやすく回答・解説します。
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【はしがき】
あなたは,貝についてどんな記憶がありますか。私は小学生の時に,なぜ二枚貝はいるのに三枚貝や四枚貝はいないのかを考えて眠れなくなりました。中学生の時には図鑑でタカラガイやイモガイの美しさ,そしてアイドルの南沙織(現,写真家の篠山紀信夫人)に魅了され,高校入試に合格したら絶対沖縄に行くと決めました。それが実現したのは……
東日本大震災後の放射性物質と魚
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 編
福島第一原発事故で、何が起きたのか。放射性物質はどのように拡がり、水と魚にどのような影響を与えたのか。それは10年を経てどう変わったのか。事故後の海や河・湖と、そこに生息する水産生物の放射線濃度について、10年間にわたるモニタリングデータをまとめ、水産業の復興に向けた取り組みや課題について、わかりやすく解説した内容です。
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【目次】
第1章 東京電力福島第一原子力発電所事故と水産業の10年
1-1 事故の概要と放射性物質の環境放出
1-2 海洋環境および食品の放射線モニタリング
1-3 試験操業から本格……
東京大学の先生が教える海洋のはなし
東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター 茅根 創・丹羽 淑博 編著
東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センターが、2019年度から3年間、13名の海洋研究者と協同して海洋教育を推進する「海洋教育基盤研究プロジェクト(海洋学)」をまとめた内容。各研究者にインタビューを行い、研究内容およびその背景と意義を解説する書籍を作成するもの。中学生・高校生を対象に、それぞれの研究分野で知っておいてほしい海洋リテラシーを伝えるとともに、現在の海洋が直面している危機やこれから解決すべき課題を解説することで、学校での海洋教育の探究活動に活用できる一冊となっています。
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【はじめに】
海は生命が……
気象予報士のしごと-未来の空を予想して-
気象予報士・防災士 片山美紀 著
NHK首都圏ネットワーク気象キャスター片山美紀さん、初の著書。
前半は、気象予報士を目指す人へのアドバイスや自身の受験体験、気象キャスターの仕事についてのエッセイ。後半は、天気図の見方から四季の天気の特徴、最近の異常気象などの気象現象をプロの立場から解説する。
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【目次】
第1章 気象予報士という仕事
空を見れば天気がわかる?「気象予報士」ってどんな資格?
実はこんなところでも!様々な分野で活用される天気予報
気象予報士試験ではどんなことが問われるの?
合格率は5% でもその数字についてよ……
現場で役立つ鉄道ビジネス英語
東日本旅客鉄道株式会社 国際事業本部 著
海外で鉄道ビジネスに携わるには、鉄道の技術や経営に関する高度な知識・ノウハウが求められると同時に、国際社会で通用するビジネス言語としての英語に関する知識・ノウハウも 必要となります。本書は、JR 東日本およびそのグループ会社がこれまでの海外ビジネスで蓄積した知識やノウハウを、多くの事例を用いながら丁寧に解説しています。
中身を見てみる
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【はじめに】
本書は、海外での鉄道ビジネスに用いられる英語(以下「鉄道ビジネス英語」)に関する知識やノウハウについて紹介することをねらいとしている。
日本では、整備新……
タコのはなし ー その意外な素顔 ー
池田 譲 著
タコは、私たち日本人には食材としても身近でありながら、その生態はあまり知られていません。本書は、頭足類の太古からの進化の過程、彼らの獲物の捕獲方法や社会性を持つ暮らしのようす、3歳児並みの知能を持つといわれる脳の秘密、8本の腕の役割までを余すところなく解説しています。イカタコ研究の第一人者、池田譲先生が謎に包まれたタコの神秘の世界を紐解きます。
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【まえがき】
昭和46年というから古い話だ。
それは『帰ってきたウルトラマン』が放映された年。ウルトラマンは当時の子どもたちにとって圧倒的なヒーローであり憧れであっ……
列車ダイヤのはなし-世界一正確なダイヤと定時運行のしくみ-
富井規雄 著
「電車を見て時計を合わせることも可能」ともいえるほど、世界一の定時性を誇る日本の鉄道。この正確さはどのようにして実現されているのかについて、列車ダイヤの成り立ち、作り方、働く人々について長年運転システムの構築に携わってきた立場から詳細に解説。安全性の向上への貢献、ICカードやスマホとの関係、AIやWithコロナ社会での鉄道のあり方についても記述。さらに50ものコラムを配し、多くの知見を盛り込みました。
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【まえがき】
世は第三次AI ブームなのだそうである。少なからぬ数の仕事がそのうちAIに取って代わられ,なく……
地熱エネルギーの疑問50 みんなが知りたいシリーズ18
日本地熱学会 編
近年、地球規模の温暖化への対策が世界的に重要な課題となり、再生可能エネルギーの開発が進められています。その中で地熱エネルギーは出力が安定した発電が可能で、冷暖房用の熱源としても利用することができます。
本書では、現在考えられている地熱地域の地質・水理・温度構造をはじめ、地下の調査方法、熱水や蒸気の取り出し方、発電方法や発電コスト、国内外の地熱発電所の開発状況、温泉や環境への影響、新たな技術開発、地熱開発に関わる国の支援や規制など、一般の方からよく聞かれる疑問を50の項目に分けて、これらに答える形で日本地熱学会の専門家が解説しています……
写真集 叡山電車100年のあゆみ
中田 安治 著
2025年9月27日に、開業100年を迎える叡山電車の写真集。その歴史を、沿線に住み写真を撮り続けていた著者貴重な昭和時代の写真から現在までを振り返る。
【はじめに】
令和7(2025)年9月27日、叡山電車は開業100 年目をむかえます。そもそも叡山電車は、京都の町の北東にそびえたつ比叡山への乗客輸送を目指して、賀茂川と高野川の合流地点、出町柳を起点に平坦線と鋼索線(ケーブル線)の組合せで開業しました。
私は、この電車の開業から10 年後に、この電車の沿線で生まれました。電車の走る音を子守歌のように聞きながら育ち、現在もこ……