水産の書籍紹介

魚のウロコのはなし ベルソーブックス027

吉冨友恭 著

ウロコを調べる!食べる!利用する!薄いウロコだって、奥が深い。一読すれば思わず目から鱗の、 今までにない「ウロコの専門書」がついに完成! 【はじめに】より 「鱗」と聞くと、みなさんは何を想像するだろう。魚の料理で鱗を取るのに苦労したこと、魚を食べて歯の隙間に鱗が挟まったこと、他にも、鯉のぼりの模様を思い浮かべる人もいるのでは・・・。筆者には魚屋の大きなまな板や床についた鱗が洗い流されていく光景が目に浮かぶ。幼少の頃に親しんだ大阪の黒門市場で毎日のように見ていたせいかもしれない。 鱗は多くの人にとって身近なもののはず。水産大……

新訂 かまぼこの科学

岡田 稔 著

日本の伝統食品として親しまれてきたかまぼこ。その歴史は古く、300年前の元禄時代には、板つきのかまぼこが料理の一品として作られていたといいます。干物や塩魚などと違って、魚を保存するためではなく,魚を美味しく食べるための手段として始まったかまぼこは、昨今では海外においてもsurimiとして愛好されており、国際的な食品にもなっています。その製造技術は一見シンプルに見えながらも、実に複雑かつ奥深いものがあります。 本書は、かまぼこ発達の流れ、種類、おもな生産地、栄養価などの基礎知識を紹介するとともに、原料魚や冷凍すり身、かまぼこの足、副原……

スルメイカの世界−資源・漁業・利用−

有元貴文・稲田博史 共編

スルメイカ類の生態から生産システム、流通・加工に至るまでを詳説。資源管理を必要とするイカ釣り漁業の国際化に対応するための1冊。 競争から協調へイカ釣り漁業の国際化に対応するための1冊! 【発刊にあたってより】 イカ釣り漁業の国際化に対応するために、過去の漁業展開の歴史を振り返り、次の展開を見通していくことが必要であるとの観点から、平成10年秋「イカ漁業の現状と将来展望」と題したシンポジウムを日本水産学会が主催し、スルメイカ類(アカイカ科)を主対象とした各分野の情報提供がなされました。 これと連動して、漁業懇話会が「国際化時代のイカ……

都市と漁村−新しい交流ビジネス−

日高 健 著

「漁村へのIターンを考えている人」、「観光客誘致の参考書」 に是非読んでもらいたい内容です。 朝市や体験漁業、ダイビング事業など成功例を基に、価値あるビジネススタイルを探る。多様化する漁村の役割を分析し、活性化を目指す! 著者からこの本を読まれる方へ(「はじめに」より) 国民にとって、水産物は重要な食料である。また、豊かな自然に恵まれた海辺は、重要な生活空間である。これらに深く関わりを持つのが漁民であり、漁村である。この漁村が、近年、漁業資源の減少、漁業経営の悪化、漁業者の減少と高齢化などによって、非常に厳しい状態に追い込まれている……

水産・海洋ライブラリ8 海洋生産機械概論

海苔という生き物 ベルソーブックス012

能登谷正浩 著

海のギャング サメの真実を追う ベルソーブックス028

中野秀樹 著

凶暴なものや温和なもの。大きいものや小さいもの。資源豊かなものや絶滅に瀕するもの。“サメ”とはいったい、 どんな生き物なのだろうか?それぞれが持つ魅力と、人とサメの共存への道を探る。 【目次】 第1章 サメの生態  1-1 サメは何種類くらいいるのか?  1-2 サメは軟骨魚類である  1-3 サメはどのように増えるのか?  1-4 サメはどこに棲んでいるのか?  1-5 サメの体と感覚器官  1-6 サメはなにを食べているのか? 第2章 サメの利用  2-1 人間はどのようにサメを利用してきたのか  2-2 サメ料理  2-3 ……

漁業資源【2訂版】−なぜ管理できないのか−

川崎 健 著

水産資源管理の基盤となる理論として、漁業科学を構築し、国際協力の下での資源の合理的利用を提言、現状を反映させた改訂版。 【目次】 1. 資源の争奪戦  1-1 タラ通漁からタラ戦争へ-北大西洋の場合-  1-2 イカ・サバ紛争-日本では-  1-3 北太平洋のサケマスを巡って-日米ロの闘い 2. 資源変動-環境か漁獲か-  2-1 力学的資源管理思想の発生とそれを巡る論争  2-2 マイワシとニシンの変動  2-3 ペルー・アンチョビーとエルニーニョ  2-4 レジーム・シフト  2-5 北大西洋のマダラ資源の「崩壊」  2-6……

アジアのエビ養殖と貿易

多屋勝雄 編著

エビ養殖の盛んなアジアが抱える環境破壊・生産物の汚染・地域経済の摩擦問題と、エビ消費大国日本の輸入・流通・消費等養殖事情を解明。 第1章 アジアのエビ養殖  1.1 エビ養殖の展開と養殖池の分類  1.2 エビ養殖業の抱える問題 第2章 インドネシアのエビ漁業−日本への輸出が与えた影響−  2.1 エビトロール漁業の展開と冷凍エビ輸出  2.2 エビ漁業の展開  2.3 エビ産業の再編と冷凍エビ輸出構造の変化  2.4 日本への冷凍エビ輸出がエビ産業に与えた影響 第3章 「エコシュリンプ」と粗放養殖風景  3.1 対談「エコ……

さかな随談

金田禎之 著

本書の著者は、主として水産関係の法令に関する専門書を多く著してきたことで知られていますが、この本はそれらとは少し趣が違っています。半世紀にわたって水産行政と漁業の現場に立ち会ってきた著者が、そのなかで出会ったさかなにまつわる忘れられない出来事や事件の顛末をまとめたのが本書であり、酸性度の強い湖にウグイを移植する苦労話、全盛期の頃の捕鯨の様子、密漁の現行犯逮捕の話など、興味深い話題が多くあります。 また、これらの出来事や事件とともに、それぞれのさかなについて、名前の由来から種類、形態、分布、日本人の生活とのかかわり、漁具・漁法、利用・加……
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