水産の書籍紹介

魚の卵のはなし ベルソーブックス017

平井明夫 著

色も形も性質も、まったく異なる魚卵たち。親魚が卵に託した生き残り戦略とははたしてどんなものか? 小さな卵が繰り広げる不思議な世界をとくとご覧あれ! 【はじめに】より  あるテレビ番組の調査によると日本人の96%は魚卵が好きだとのことである。もちろん、私は魚卵の類は大好物である。魚の卵の話を書いたこの本を読み始めた貴方も当然大好きにちがいないと思う。その番組によれば、好きな魚卵の順位は一位「イクラ」、二位「タラコ」、三位「カズノコ」だそうだが、それぞれの親の名前をご存知だろうか。そう、「イクラ」はサケ、「タラコ」はスケトウダラ……

カツオの産業と文化 ベルソーブックス018

若林良和 著

初ガツオ、カツオのタタキ、かつお節と食卓でおなじみの魚、カツオ。でも食べるだけじゃ物足りない! 生態から一本釣りの現場、かつお節の製造法、地域おこしまで、カツオと人のつながりを広く紹介。 【はじめに】より 「毎年、買っているのよ。本場のタタキは、やっぱり良いわ」と嬉しそうに、ご年配の女性が声をかけてきた。 「一節1,600円です。ありがとうございました」 カツオのタタキを手渡す水産商工課の女性職員と私。テントの前で別の男性職員と商工会メンバーが息の合ったワラ焼きタタキを実演し、その裏では水産商工課長が自慢の包丁でカツオを……

あわび文化と日本人 ベルソーブックス002

大場俊雄 著

あわびは、古くから日本人の生活と共にありました。縄文時代には交易品として、奈良・平安時代には貢物として、戦国時代は武将の出陣の儀式に使われるなど、時代によって様々な役割を果たしてきました。 本書は、そんな日本のあわび文化を詳しく紹介。あわびの生態から歴史、食文化、漁業などに至るまで幅広く取り扱っています。 これを読めば、「あわび」のすべてがわかります! 「はじめに」より 荒海の磯に付いているアワビをはがしとると、殻からあふれ出るように盛り上がった身を生きいきとくねらせる。アワビは貝類の中でとび抜けて肉量が多く、しかも食べ……

環境ホルモンと水生生物 ベルソーブックス019

川合真一郎 著

オスの魚がメス化し、メスの貝がオス化する!オスになれないワニ、子どもを産めないアザラシ、殻が薄く壊れやすい卵を産むワシやタカ! 内分泌錯乱物質、いわゆる「環境ホルモン」の問題は始まったばかりなのだ。 【はじめに】より  わが国では1996年ごろから内分泌撹乱物質についての報道が始まったが、その辞典ではまだ“内分泌撹乱物質”という言葉も定着していなかったし、まして“環境ホルモン”という単語も誕生していなかった。ところが1997年に入ってからは連日のように、“環境ホルモン”に関する新聞、テレビの報道はパニック的ともいえるほどの状況を呈し……

魚の発酵食品 ベルソーブックス003

藤井建夫 著

塩辛、かつお節、くさや、味噌漬けなど、発酵食品の旨さの秘密に迫る。微生物や酵素を巧みに生かす、伝統的な手作りの面白さを紹介。 【はじめに】 魚の発酵食品は? と聞かれて3つ以上思いつく人は少ないのではないかと思う。水産物にも様々な発酵食品があり、しかもそこには、農産や畜産の発酵食品とはまた違った巧みな微生物・酵素利用の知恵が隠されているのに意外と知られていない。筆者は日頃そのような水産発酵食品の意義を少しでも多くの人に知ってもらいたいと考えており、先に『塩辛・くさや・かつお節ー水産発酵食品の製法と旨みー』(恒星社厚生閣、199……

エビ・カニはなぜ赤い−機能性色素カロテノイド− ベルソーブックス

松野隆男 著

β-カロテン、リコペン、アスタキサンチンなど、最近脚光を浴びてきた赤い色素カロテノイド。 その有用性と魚介類との不思議な関係。 【はじめに】より ペットブーム 言われる昨今、犬や猫を飼われている方も多いと思う。しかし、彼らは飼い主と同じ世界を見ているわけではない。意外と思われるかもしれないが、ヒトとサル以外の哺乳類はほとんど色の感覚をもっていない。明暗の識別しかできない、モノトーンの中に生きているのである。 これにひきかえ、多くの魚類や鳥類、昆虫類などは色彩の世界を感覚できる。そのため、魚類やその他の水生生物の中には特に色彩の鮮やか……

世界の湖と水環境 ベルソーブックス005

倉田 亮 著

国連職員として16年間、世界の湖を調査してきた著者が、約90個の興味深い湖を厳選し、貴重な写真と共にわかりやすく紹介する。 【はじめに】より  世界の五大陸に点在する湖沼は、その形や規模から水質、気候条件、生物相などの環境はもとより、人間との関わりまで千差万別で、きわめて多様性に富んでいる。湖の形ひとるをとっても、丸いものや三角形、四角形、細長いもの、複雑なアメーバ状をしたものまである。また、湖が形成された要因の違いや地質、流入河川の状況、気候によって、その水質は淡水湖、塩湖、酸性、アルカリ性であったり、濁っていたり、きわめて澄んで……

水生動物の音の世界 ベルソーブックス021

竹村 暘 著

音を出すのはイルカやクジラだけではない。威嚇や求愛など様々な場面で色々な音を出す、 水生動物の巧みな音の利用法に迫る。音から学ぶ水中の生態学。 【はじめに】 最近いろいろな動物の世界を紹介するテレビ番組をよく目にするようになった。以前もドキュメンタリー番組はあったが、動物が番組の中心になったものを見た記憶はあまりない。ここ十数年のうちに急速に増えてきたようである。人間社会の複雑な関係と異なり、こうした番組は安心して見ていられる。見知らぬ国の動物の思わぬ行動に目を奪われた方も多いことと思う。 しかし、こうした番組を見ていると、陸上動物……

熱帯アジアの海を歩く ベルソーブックス006

北窓時男 著

スラウェシ島、カリマンタン島、小スンダ列島…。インドネシアの島々を中心に、各地の漁具・漁法・歴史を訪ねる。 見知らぬ人々との生活・ふれあい、自然を求め、熱帯アジアの海を歩いてみよう。 【はじめに】より 熱帯アジアの海を歩こう。 ジーパンとTシャツにスニーカーをはき、小さめのバックパックに少しばかりの着替えとポケットサイズの辞書を入れよう。方にはカメラバッグ。そこにノートと筆記道具をしのばせる。長袖の上着も一枚用意しておこう。これにパスポートと往復の航空チケットがあれば、準備は万端だ。 6時間あまりの空の旅、降り立ったそこはもう熱帯だ……

よくわかるクジラ論争−捕鯨の未来をひらく− ベルソーブックス022

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