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宇宙と地球環境 気象ブックス002

天文学者が見た地球環境成り立ちの歴史。気象・気候を素材に、地球とは何か、宇宙とは何かを説く。地球の誕生から気象学の確立まで。 【目次】 第一章 気象と気候  一 気候帯  二 大気の循環  三 歴史時代の気候変動  四 縄文時代  五 氷河時代の発見  六 地質時代の気候 第二章 地球の大気  一 二酸化炭素の増加  二 水蒸気が鍵  三 地球温暖化と「事実」  四 生物の発生と資源枯渇  五 酸素と生物  六 まさかより、もしもの備え 第三章 年代測定  一 元素の年齢  二 地球の誕生  三 隕石の年代推定法  四 地層の年齢  五 大気と海の年齢  六 炭素14の年代  七 木の年輪 第四章 宇宙線  一 宇宙線の発見  二 宇宙線のエネルギー  三 宇宙線観測所  四 宇宙線の起源  五 宇宙線の時間変化 ……

流れ星の文化誌 気象ブックス003

人々の身近な存在でありながら、今まで天文学でしか語られなかった流れ星を、歴史的・文化的視点から観測し、知られざるその素顔に迫る。 【はじめに】より  初めて流れ星が近代科学の対象として観測されたのは、1798年11月のことだ。それから100年たった1899年、日本では現代に通じる流れ星の観測は初めて行われた。  でも、もちろん、それらが初めて流れ星を見た記録ではない。流れ星はそれまでもずっと私たちの頭上に現れていたのである。  流れ星の数が、もっともっと多かったなら、それなりに天文学の発展に違った影響を与えたかもしれないが、残念ながら、流れ星はその数も適度であった。太陽、月、惑星などの規則的な現象を撹乱するにはあまりに微力であり、その結果、流れ星はそれ自身の解明が進むまでは、占いの対象とされたりして脇役に甘んじてきたのである。  この流れ星にまつわる文化(文化というほど大袈裟……
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