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グローバル・ロジスティクス・ネットワークー国境を越えて世界を流れる貨物ー
国際物流の歴史、世界の海上輸送、世界各地における陸上貨物輸送などの現況から、中国が進める一帯一路構想や期待の高まる北極海航路といった現在的プロジェクトまで、世界の輸送ネットワークを俯瞰しながら国際物流の現状や実態、今後の動向をやさしく解説。
【発刊にあたって】
柴崎隆一先生を代表編者とした執筆陣が、地球スケールで広がる広域物流ネットワークの書籍を出版されました。海上輸送はもとより、ユーラシアや北米など大陸横断の陸上輸送の実態がつぶさに述べられています。とくにスエズ運河、パナマ運河、北米やシベリアの大陸横断鉄道などの歴史的展開から、最近中国が進めている「一帯一路」構想や地球温暖化によって期待される北極海航路といったきわめて現代的プロジェクトまで、世界中の広域物流ネットワークがきわめて網羅的に、かつ、つぶさに紹介されているところが特長です。物流ネットワークの世界の実際をこれほど広域にわ……
地域 × アニメ ーコンテンツツーリズムからの展開ー
地方や特定の地域を題材にしたアニメが多く発表されるようになり、そのファンが現地を訪れ、物語を追体験する聖地巡礼やコンテンツツーリズムがブームとなっている。
こうしたことから現地を訪れるファンを取り込み観光地化する動きが全国で活発になっているが、一方で、こうしたファンや旅行者のニーズを必ずしも的確にとらえきれず一過性にものに終わってしまう、あるいは商業主義が全面に出過ぎてファンに見透かされてしまうといった例も多い。
そこで本書では迎え入れる側からの一方通行ではない、地域と旅行者、ファンのニーズをとらえ、どちらか一方からではない、両者が一体となって地域とアニメの関係性を作っていく方向性について、実際の事例なども取り上げながら解説していく。
【はしがき】
地域コンテンツ研究会では、その名のとおり、〈地域×コンテンツ〉についての研究を積み重ねてきました。とりわけ聖地巡礼と呼ばれる現象をめぐる私た……
海を守る 海上保安庁 巡視船(改訂版) 交通ブックス215
海上保安庁OBが語る、「海上保安官の仕事」。最近の情勢に合わせて改訂!
これを読めば、海上保安官・巡視船の活躍振りを知ることができます。
四面環海の日本で日夜、災害・犯罪・海難事故への対応等、海上セキュリティーの第一線で活躍する保安官と巡視船の活動を描く。
【まえがき】より
このところ、海上保安庁の巡視船艇の活動を伝える新聞やテレビの報道が目につくようになり、海上保安業務の一端が少しずつ国民の皆さんに理解されるようになってきました。
しかし、海上保安庁の仕事は海を舞台にして行われているため、人びとの目に触れる機会が少なく、多くの人は、いまだに海上保安庁の活動について十分に理解されていないのではないかと思います。
あれだけたくさんの航空機や巡視船を持って一体何をしているところなんだろう??あるいは、その航空機や巡視船艇があることさえもご存知でない方がいるかもしれません。
私……
魚との知恵比べ−魚の感覚と行動の科学−【3訂版】 ベルソーブックス004
もっと魚を釣るために、もっともっと釣りを楽しむために、魚のことを知りつくした研究者が書いた本をオススメします。魚は色がわかるのか?魚は1度釣られると学習するのか?釣り糸は見えているのか?初心者からベテランまで、マニュアル本には載っていない釣りのヒントが満載。
【はじめに】より
魚の行動に興味をもつ動機は人によって様々で、自分が飼っている熱帯魚に自分の意志を伝えたいためにその魚を知りたいという人もいれば、もっと釣りが上手になりたいために魚の行動を知りたいという釣り愛好家もいるだろう。最近は、自然環境保全という考えが浸透し、希少魚とその外敵動物の行動を知って希少動物保護に役立てたいという欲求も出てきた。
漁師にとって漁獲の対象となる魚の行動習性を知ることは、自分の家族の生活を維持するために欠かせない。熟練した漁師は漁撈技術の師であるばかりでなく魚の行動習性の師でもある。筆者はことある……